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「泥門デビルバッツ」の版間の差分

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当初は主務として入部したつもりが、ヒル魔によって選手も務めさせられる事になる。正体が露見すると他の運動部からも目をつけられて争奪戦が起きてしまうという危惧から、選手として行動するときは緑色の[[アイシールド]]で素顔を隠し、謎のデビルフットボーラー「'''アイシールド21'''」と名乗ることになった。<br>
当初は主務として入部したつもりが、ヒル魔によって選手も務めさせられる事になる。正体が露見すると他の運動部からも目をつけられて争奪戦が起きてしまうという危惧から、選手として行動するときは緑色の[[アイシールド]]で素顔を隠し、謎のデビルフットボーラー「'''アイシールド21'''」と名乗ることになった。<br>
最初セナ自身は無理矢理プレーさせられていると感じており、試合途中で帰ろうとするなどあまり乗り気ではなかった。しかし、春大会で[[王城ホワイトナイツ|王城]]の進清十郎に敗れ、「もう一度フィールドに立ちたい・進に勝ちたい」と強く思うようになり、それからは真剣にアメフトに励むようになる。<br>
最初セナ自身は無理矢理プレーさせられていると感じており、試合途中で帰ろうとするなどあまり乗り気ではなかった。しかし、春大会で[[王城ホワイトナイツ|王城]]の進清十郎に敗れ、「もう一度フィールドに立ちたい・進に勝ちたい」と強く思うようになり、それからは真剣にアメフトに励むようになる。<br>
そして[[アイシールド21の登場人物#賊学カメレオンズ(賊徒学園)|賊学]]戦、[[アイシールド21の登場人物#太陽スフィンクス(県立太陽高校)|太陽]]戦と、試合を重ねる事によってアメフトの面白さ・楽しさに目覚めていき、上述のヒル魔に作り上げられたインチキなヒーロー像に対し『'''嘘を本当にしよう'''』と決意する。<br>
そして[[アイシールド21の登場人物#賊学カメレオンズ(賊徒学園)|賊学]]戦、[[アイシールド21の登場人物#太陽スフィンクス(県立太陽高校)|太陽]]戦と、試合を重ねる事によってアメフトの面白さ・楽しさに目覚めていき、上述のヒル魔に作り上げられたインチキなヒーロー像に対し『'''嘘を本当にしよう'''』と決意する。<br>(追記) 白秋のマルコに勝ったことでマルコに「すでに本物」とみとめられる。 (追記ここまで)


その後、[[アイシールド21の登場人物#巨深ポセイドン(巨深高校)|巨深]]・筧が豪語する実在する人物との疑惑から始まり、[[西部ワイルドガンマンズ|西部]]・陸とのマッチアップや[[アイシールド21の登場人物#盤戸スパイダーズ(盤戸高校)|盤戸]]・赤羽との邂逅をへて、東京地区大会三位決定戦から本名・小早川瀬那で出場。東京大会ベスト・イレブン ランニングバック部門に選ばれ、MVPにもノミネートされる。<br>
その後、[[アイシールド21の登場人物#巨深ポセイドン(巨深高校)|巨深]]・筧が豪語する実在する人物との疑惑から始まり、[[西部ワイルドガンマンズ|西部]]・陸とのマッチアップや[[アイシールド21の登場人物#盤戸スパイダーズ(盤戸高校)|盤戸]]・赤羽との邂逅をへて、東京地区大会三位決定戦から本名・小早川瀬那で出場。東京大会ベスト・イレブン ランニングバック部門に選ばれ、MVPにもノミネートされる。<br>
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学業面はあまり芳しくなく、入試では全滅だったらしい。<br>
学業面はあまり芳しくなく、入試では全滅だったらしい。<br>
酒には弱いことがわかっている(一口でも飲むと記憶の前後が欠落し、突拍子の無い行動に出る)。<br>
酒には弱いことがわかっている(一口でも飲むと記憶の前後が欠落し、突拍子の無い行動に出る)。<br>



家族は父・秀馬、母・美生と猫のピット。<br>
家族は父・秀馬、母・美生と猫のピット。<br>

2008年3月3日 (月) 05:48時点における版

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泥門デビルバッツ(でいもんデビルバッツ)は、稲垣理一郎原作・村田雄介作画の漫画及びテレビアニメアイシールド21』に登場する架空のアメリカンフットボールチームである。泥門の名前の由来はデーモン(悪魔)と思われる。

概要

私立泥門高等学校の代表チームで、創部2年目。当初の正式部員はヒル魔、栗田、武蔵の3名であったが、武蔵が家業手伝いの為に休学した事で2名に。絶対的なメンバーの不足は他の部から助っ人を頼んで(ほとんどはヒル魔に強制的に参加させられていた)補っていたため、二人以外は全くの素人という体であり弱小チームの1つに過ぎなかった。
しかし2年目の春大会以降黄金の脚を持つランニングバック「アイシールド21」を筆頭として優秀な選手を次々と誕生させる。強豪相手には惜敗するも東京3位に入る快挙を成し遂げ、関東大会に進出を果たした。その関東大会では、大会9連覇の神龍寺ナーガ・鉄壁の守備を誇る王城ホワイトナイツと、最強チームとの激戦を制し、現在白秋ダイナソーズと対戦中。
NASAエイリアンズ戦や秋大会で一躍有名になり注目される新鋭だが、今でも他校と比べ部員は少数であるため、助っ人数人と一部の選手を除きほぼ全員が攻撃と守備の両面で出場する。
「とにかく攻撃、守備の時も攻撃!!」、「点を取られたら、倍取り返す!」を信条とする超攻撃型チーム。その攻撃力はオフェンスに限れば強豪校と互角に渡り合えるまでになった(だがアニメでは、秋大会で一度も先取点が無く並の相手からも点を奪われる等、原作より弱い設定であるため、一部の視聴者から不満の声が出ている)。

1学期の戦績は(公式戦以外も含め)2勝2敗1分。2学期秋大会では5勝1敗で関東大会に出場。秋季大会前の評価はCクラス。
試合前の円陣の掛け声は漫画版では「ぶっ殺す! YEAH-!」、アニメ版では「ぶっ潰す!YA-! HA-!」(ただし、春大会一回戦のみ「ぶっ潰す!YEAH-!」)である。

プレースタイル

現在NFLではショートパスやランなどリスクの少ない攻撃手段で攻めるウェストコーストオフェンスが基本であるが、泥門はリスクを承知でビッグプレーを狙いにいくのが定番となっている。

俊足RBの小早川瀬那、キャッチの達人WR雷門太郎、モバイル型QB蛭魔妖一など強力なバックスを擁している。

選手(正規メンバー)

小早川瀬那/アイシールド21

声優:入野自由、幼少期:菊池こころ

小早川瀬那(こばやかわ せな)/アイシールド21は、泥門デビルバッツのランニングバック(以下RB)兼フリーセイフティ(以下S)。スペシャルチームではリターナー。白秋戦ではクォーターバック(QB)もつとめた。泥門高校1年。

本作の主人公。通称「セナ」。髪型鉄腕アトムに似ており、前髪だけ茶髪。 泥門高校に入学したその直後、ヒル魔によってアメフトのセンスを見出され、アメフト部へ強制入部させられるが、後に泥門デビルバッツのエースとして名を轟かせることになる。

幼い頃からパシリにされ、暴力を恐れて逆らうことも出来ずに孤独な使い走りの人生を送ってきた。とりわけ幼馴染のまもりに保護され続けて情けない思いをした過去が彼にとって苦い思い出であり、「変えたい自分」として色濃く残っている。しかしこの長いパシリの遍歴が驚異的な脚力を身に付ける要因となり、自身の運命の大きな転機に繋がる。

当初は主務として入部したつもりが、ヒル魔によって選手も務めさせられる事になる。正体が露見すると他の運動部からも目をつけられて争奪戦が起きてしまうという危惧から、選手として行動するときは緑色のアイシールドで素顔を隠し、謎のデビルフットボーラー「アイシールド21」と名乗ることになった。
最初セナ自身は無理矢理プレーさせられていると感じており、試合途中で帰ろうとするなどあまり乗り気ではなかった。しかし、春大会で王城の進清十郎に敗れ、「もう一度フィールドに立ちたい・進に勝ちたい」と強く思うようになり、それからは真剣にアメフトに励むようになる。
そして賊学戦、太陽戦と、試合を重ねる事によってアメフトの面白さ・楽しさに目覚めていき、上述のヒル魔に作り上げられたインチキなヒーロー像に対し『嘘を本当にしよう』と決意する。
白秋のマルコに勝ったことでマルコに「すでに本物」とみとめられる。

その後、巨深・筧が豪語する実在する人物との疑惑から始まり、西部・陸とのマッチアップや盤戸・赤羽との邂逅をへて、東京地区大会三位決定戦から本名・小早川瀬那で出場。東京大会ベスト・イレブン ランニングバック部門に選ばれ、MVPにもノミネートされる。

関東大会では阿含や進というトッププレイヤーとマッチアップし、両試合で新たに覚醒を見せた。

幼稚園時代からのパシリ経験によりその脚力は、40ヤード走4秒2(NFLトップスピード、人間の限界速度)という驚異的な速度を記録するまでになっており、「光速のRB」と通り名がついた。
RBとしての成長は著しく、敵陣の壁をその脚力で飛び越える「デビルバットダイブ」、目の前で消えるように敵を抜き去る「デビルバットゴースト」それにスピンを加えた「デビルバットハリケーン(ハリケーンゴースト)」といくつかの必殺技を経験則で編み出した。さらにそれらを試合の中でヴァージョンアップさせることも多い。一方筋力はとても弱く、初めはベンチプレスの記録が10kgという有様だった。その後鍛錬を重ね、激しい試合にも耐えうるまでになった様子である。関東大会進出後神龍寺戦で阿含との激闘の中、気弱な自分が持ち得なかった『攻撃性』を得、王城戦で進と再対決した際にも、進のトライデントタックルを腕で受け流すテクニック(不完全ではあるが)を身につける。

気弱で引っ込み思案な性格だが、人の不幸を黙って見過ごせない優しい心と、尊敬する人を愚弄する相手には断固として反論する正義感を持つ。主人公として心理描写が秀逸に描かれ、人間らしく親しみやすいキャラクターを浮かび上がらせている。またアメフト選手としての躍進と共に、『逃げ主体』『まもり依存』という弱さを捨て、一人前の男として成長する様も随所に表れている。
しかし基本的には平凡な一男子高校生。本質的な気弱さは成長を遂げても変わらず、「ひぃいいい」「ああああ」「いいいい」「ええええ」と四段活用で驚愕するのが口癖になっている。他の非常識・突飛なキャラに囲まれると専らツッコミに回ってしまうため、やや存在感が薄くなりがちである。
恋愛では保護者のまもりよりも鈴音に惹かれており、関係が急速に進展している。
学業面はあまり芳しくなく、入試では全滅だったらしい。
酒には弱いことがわかっている(一口でも飲むと記憶の前後が欠落し、突拍子の無い行動に出る)。


家族は父・秀馬、母・美生と猫のピット。

ヒル魔は糞(ファッキン)チビ、アニメではクソ主務もしくはクソチビ、阿含はチビカスと呼ぶ。

泥門第二中出身。背番号21。身長155cm、体重49kg。12月21日生まれで、血液型A型。40ヤード走は4秒4→4秒2→4秒1、ベンチプレスは10→40→45kg。


名前の元ネタは、F1ドライバーの故アイルトン・セナ。また、苗字の由来は、体格と身体能力からすると、「小さくて、速い」ことから来てるものと思われる。: 2006-2007シーズンの米プロアメリカンフットボールNFL ジャクソンビル・ジャガーズのルーキーRB モーリス・ジョーンズ・ドリューはおよそ170cmという身長ながら941ヤード(NFL全体で25位)を叩き出し、新人王争いに加わった。2mほどの選手たちがぶつかりあうNFLの世界で、ドリューのこの身長での大活躍は、セナの活躍に現実味を感じさせる良い例となった。また実在する21番でアイシールドをつけたNFL サンディエゴ・チャージャーズのエースRBラディニアン・トムリンソンとは関係のないものとみられる。

蛭魔妖一

声優:田村淳(ロンドンブーツ1号2号)

蛭魔妖一(ひるま よういち)は、泥門デビルバッツのクォーターバック(以下QB)兼ホルダーセイフティ(以下S)。泥門高校2年。

通称「ヒル魔」。泥門デビルバッツの主将、そして本作の裏主人公。セナを無理矢理アメフト部へと入部させた泥門高校最凶の外道。逆立った金髪、妖怪か魔物のように尖った、裂けたように大きな口元からは鋭いのようなが覗き、まさに悪魔のような外見をしている。
小学生時代(この頃はまだ黒髪だった)に米軍基地でやっているアメフトの試合に興味を持ち、当初は賭けチームの作戦を指揮していた。その後麻黄中で栗田に勧誘され、賭けチームの倒れた選手の代役で出場したことをきっかけに自身もアメフトをやるようになる。
マシンガンバズーカ火炎放射器などの重火器を多数所持しており、どんな時でも堂々と持ち歩きよく発砲する。また独自の情報網と「脅迫手帳」というあらゆる人の秘密や弱みが書かれたリスト(アニメでは「悪魔手帳(あくまてちょう)」)を駆使して奴隷をつくり、また時には重要人物を操ってアメフト部に都合のよいように事を運ばせる。 高校を退学にならないのも、それにより教職員の弱みを握っているためと思われるが、一方で彼が学校を支配しているお陰で治安や風紀が(彼を除き)乱れないで済んでいるという効果もあるらしく、真実は定かでない。部室増築費など入用のときには校長から出させているという横暴ぶりである。自身もトレードやギャンブル等から得た資金を無尽蔵に蓄えているらしい(今までの人生で一番高い買い物は であるとのこと(単行本20巻より)。

アメフトはビビらした方が勝ち」を信条とし彼の様相や言動はそれに基づくものと思われる。特徴として、目的のためにはどんな手段でも用いる狡猾さと、「勝つ」ことへの異常な執着がある。派手なヘアスタイルやピアスといった様相は相手を威嚇するために作ったもので、その姿勢は徹底している。
試合中は絶えず流れを読み取りながら戦略を練り、可能性がある限り決して諦めず道を思索し、勝利を追い求めていく。その思考は現実的で、秋大会では試合前にメンバーに対して勝率を数字で正確に示してみせ、その上で勝つ覚悟を新たにさせている。
また勝機が完全に無くなったと判断するや否や(助っ人が多数いるにもかかわらず)試合を放棄して立ち去ろうとする極端で気まぐれな面もある。
QBとしての能力は高く、特に作戦立案能力・状況判断能力はトップクラスにある。攻撃では持ち前の度胸も相まって無数の奇策で対戦相手を翻弄し、守備の際は相手の意図を的確に素早く読み取ってメンバーに指令を出す。巨深戦で初披露した「鳥の叉骨<ウイッシュボーン>」はその能力を存分に生かした真骨頂と呼べるものであり、この時高見をして「泥門の裏エース」と言わしめた。東京大会三位決定戦から「地獄の司令塔」「悪魔の策士」の紹介文と通り名が出る。
パスプレーでは精度が高く風の影響も無視するほどに鋭いパスを投げることから「デビルレーザー弾(バレット)」と称される。ハンドオフフェイク(ボール渡したフリ)も非常に上手い。しかしその他体格や身体能力は凡人程度で、地道に鍛錬を重ね現在に至っている。
試合以外でも、カジノブラックジャックで並べられた手札の全数字や手話形式のサイン一覧を一通り見ただけで全て覚える記憶力(瞬間記憶能力か)、NASAエイリアンズ監督アポロと英語スラングで応酬できる程の英会話力、ムサシが復帰した際に「13297時間と49分遅刻だ」と数桁以上の暗算を瞬時にする計算力などを見せ、常人ならざる頭脳を持っていることが分かる。学校の成績は雪光やまもりと並んで優秀である(但し正確な成績は通信簿がオール100に改竄されていて不明)。

普段は外道との悪名高くふるまいも乱暴だが、人間らしい性格を持っている。
麻黄十三中時代からの仲間である栗田・ムサシとの間には固い友情がある。栗田が神龍寺の推薦枠を阿含に奪われた際、ヒル魔とムサシは普通に一般受験で神龍寺に入れるにもかかわらず、生徒章を破り捨て、栗田の学力でも入れる泥門高校を選んだ。そして、彼らの他にまともな部員が居ないにもかかわらず、必ずクリスマスボウルに行くと誓い、それを目標として共に練習してきた。ヒル魔の脅迫手帳には栗田とムサシの脅迫ネタが載っていない(単行本24巻より)ことからも、ヒル魔は友情を大切にする男であり、彼ら三人は強い絆で結ばれているということが分かる。
また直接顔や口には出さないものの、栗田や他のメンバーと同じようにチームメイトのことを想っている(試合中、チームに貢献したり殊勝な決意を表したメンバーを背部から無言で蹴り付けるのは彼の最上の褒め方である)。時には、仲間への信頼や配慮があまりに現実的な思考を上回っている場面も見られる。ただしキャプテンとしての矜持なのか自分の弱みは決して他人に見せようとせず、足を腫らしたり非常に疲労したりしていながらも、それを決して表に出さない。しかしまもりやどぶろくはその姿を知っており、気にかけている。

奴隷たちにもアメフト絡みだけは仁義を通し、夏休み前に葉柱たち賊学の奴隷を開放している。

生年月日・自宅・生い立ち・両親の素性などに関して不明な部分が多く、選手としての身体データ以外のあらゆるプロフィールが謎のベールに包まれている。現在判明しているのは年齢が17歳であること(7年前に10歳ということから)のみ。
作中で携帯に父親からの留守電が入っていた描写がある。本人は栗田に、イングランドの銀行を株で騙そうとして失敗した為に服役中であるとか、負けっぱなしでそれを自己肯定し続け最後は引退した元弱小棋士だなどと話していたが真相は不明。留守電の内容やヒル魔の話口から推察するに父親とは何か確執があるらしい。

口癖は「YA---HA---!!」笑い方は「ケケケ」。(だが現実には非常に言い辛い為、アニメでは「へっへっへ」「ひゃっひゃっひゃっ」などと笑っている)しばしば敵味方の選手などに「糞(ファッキン)〜」(アニメでは「クソ〜」)と呼び名を付けている(例えば独播の金串には「クソチョンマゲ」)。
反甘党で、よく無糖ガムを噛んでいたりコーヒーをブラックで飲んだりする。
熊袋リコにインタビューされた際の回答によれば、好みのタイプは「使える女」。だがそれはマネージャーの条件だと心の中でリコに突っ込まれているように、真面目な回答か否かは疑問が残る。

鈴音は「妖一兄(ようにい)」と、モン太曰く「命知らずな」呼び名をつけている。

背番号は1、身長176cm、体重67kg。40ヤード走は5秒1、ベンチプレスは75kg。

そもそもは「インパクト重視」というコンセプトで設定された(作者の説明より)キャラクターだが、主人公のセナと同等以上の人気を得、作品の大部分で活躍が描かれ、破格の扱いを受けるようになった。

雷門太郎

声優:山口勝平

雷門太郎(らいもん たろう)は、泥門デビルバッツのワイドレシーバー(以下WR)兼コーナーバック(以下CB)。泥門高校1年。

小柄な猿顔の少年。鼻に貼った絆創膏は御洒落らしい。元野球部所属。
プロ野球チーム「集英ベアーズ」のキャッチの名手・本庄勝選手に憧れ、元々は野球でキャッチのヒーローになろうとしていた。キャッチばかり練習していた為に捕球力はずば抜けて高くどんなボールも受け止められるが、投球に関してはすさまじいほどのノーコンで、野球部では3軍(事実上の同好会)にされてしまう。そこでセナから誘いを受け、ヒル魔の話術の効果もあって晴れてアメフト部へ入部する。レシーバー不在だったデビルバッツの攻撃にパスの選択肢を与え、賊学戦で華々しくデビューした。

セナが彼の名を「雷・門太郎⇒かみなり・もんたろう」と読み違えたため「モン太」というあだ名を付けられ当初は憤慨するが、ヒル魔に「史上最高のクォーターバックジョー・モンタナからとったんだぞ」と吹き込まれ、喜んでモン太と自称するようになった(ポジションも違うのにあっさり騙されている)。他人が「猿」「モンキー」と言うと怒るが、しょっちゅう猿のような叫び声をあげたり大好物のバナナを携帯したりしている(中学時代はバナナ愛好会に所属していた)ため無理もないと言える。なお東京大会三位決定戦では「空飛ぶもぎ捕りモンキー」と紹介された。
戦術は至って野性的・感性的で、ひたすら根性だけで目標物を捕らえるというスタイルであるが、デスマーチによってパスルートを体に叩き込んでおり、徐々にテクニックも増していく。最近ではパスキャッチの練習を積み重ねた結果「背中の目でボールが見えるという境地に達し、関東大会の対王城戦において背面でボールをキャッチしてのけ「デビルバックファイア」と技名がつけられた。西部・鉄馬、神龍寺・一休と高校アメフト界のトップクラスのレシーバーを相手に一矢報い、彼らと王城・桜庭を含め、関東の四強レシーバーとして知名度を上げる。神龍寺戦の時点で王城の監督・庄司に「キャッチ力だけなら関東NO.1」とまで言わしめている。

セナとは出会って以来頻繁に連れ添っており、アイシールド21の正体に一目で気がついたほど絆は強い(ちなみにセナ=アイシールド21という事にすぐ気付いたのはモン太と進だけ)。頼れる良き相棒であり、また「戦友でライバル」と話したように、エースの座を争い切磋琢磨し合える間柄である。試合中に悩むセナの頭をドカドカとメットで叩いて叱咤したり、力強い言葉で鼓舞したりするのが恒例になっている。

姉崎まもりに恋しており、勇姿をみせようと張り切って試合に臨むが、空回りすることも多い。 他にも、A型(まもりの血液型)とB型が相性が悪いと知り、将来医者になって自分の血液型を変えようとしたり(勿論不可能。但し骨髄移植などの造血幹細胞移植を受けて造血幹細胞自体が変われば血液型も変わることがある)、まもりのの好みのタイプを男性の好みのタイプと勘違いしとんでもない格好で登校したりと、重症な振り回され方をしている。

キャッチ力は超人的で、試合以外でもあらゆる場面で役立っている。反面コントロール力の貧困は救いようが無いほどで、ただ前に軽く投げるだけの動作も満足に出来ず度々トラブルを起こす。キックもノーコンである(しかし飛距離はかなりの物で、高さのみならば標準キッカー以上)。
学力は高くない(セナと2人で得意科目を手分けして宿題を写しっこしようとしたが、2人とも得意な科目は無い事に気づき失敗に終わっている)。
気合を入れる時、また驚いた時などに「〜MAX(マックス)!」と表現するのが口癖。

両親は夫婦共働きで、母親が19歳の時に産まれた子供である。

ヒル魔は「糞(ファッキン)猿」(アニメでは「クソ猿」)と呼び、鈴音は「モンモン」(アニメのみ)、阿含は「カス猿」と呼んでいる。泥門第三中出身。

背番号80。身長156cm、体重54kg。8月31日生まれ。血液型B型。40ヤード走:5秒0。ベンチプレス:40→50kg。

栗田良寛

声優:永野広一

栗田良寛(くりた りょうかん)は、泥門デビルバッツのセンター(以下C)兼ディフェンスタックル(以下DT)。泥門高校2年。

頭の形(と、いうより髪型)が栗の巨漢。非常に絵柄が簡単で、リアル寄りの作風である本作の中で奇妙な存在感を醸している。

普段は穏やかな和みキャラ。しかしフィールドに出るとその巨体と怪力で凄まじい破壊力を誇る重戦士となり強力壁として活躍する(体中から湯気を噴き出し凄まじい形相になっていたこともある)。作戦「爆破<ブラスト>」などにおいて、相手壁を破壊しランナーの走路を確保する重要な役目を果たす。
彼のベンチプレス160kgの記録は東京都内の高校において1位であり、作中で栗田の記録を上回る選手は峨王力哉(200kg超)だけである。東京大会三位決定戦にて「巨大不沈艦」と紹介され、同大会ベストイレブン・オフェンスライン部門に選ばれる。

神龍寺ナーガに憧れ、中学時代たまたま同じ試合を見に来ていた溝六に見込まれ一人で練習を始めるが、周囲からの苦情が相次ぎ練習を禁止されてしまう。しかしヒル魔の勧誘に成功し、それによってアメフト活動を再開、さらにムサシを加えアメフト部を設立する。ヒル魔・ムサシとはその頃からの仲間である。
高校進学の際はヒル魔の手回しで神龍寺のスポーツ特待生となり入学が決定したが、それを知った阿含が神龍寺に赴き悪意を持って特待生枠を奪ったことで、その資格を失ってしまう。そのためにヒル魔とムサシは栗田の学力で入れる泥門高校に行くことに決め、いつか三人で神龍寺に報いると決意した。このことから、三人の絆の強さが窺える。(神龍寺戦ラストにおける彼の活躍はその時の雪辱を果たしたものといえる)
その泥門高校でも部員には恵まれず、追い討ちをかけるようにムサシが家業の手伝いのために辞めてしまう。そのためヒル魔と共に長らく部員2名の時代を過ごし、仲間を強く欲していた。セナが部室にいたのを見たときにはまさに喜色満面になり、まもりやモン太をはじめとして部員が増えるとまた喜びを顕わにしていた。

誰よりもアメフトに情熱を抱いており、午前2時から朝練を始めるほど熱心(もはやバカといえる)。彼の全国大会決勝・クリスマスボウルに賭ける情熱が、間接的にセナをアメフトへと導いたと言える。
ヒル魔とは対照的に、心優しく気弱な性格。極度の緊張を覚えると体育倉庫の跳び箱の中に隠れてしまう。
付き合いが長いにもかかわらずヒル魔の非常識な行動を良い方向へ考える(勘違いする)ことが多々あり、善良なだけに超お人よし、もしくは天然と言える。
また超のつく大食漢ぶりの食事風景、巨大な肉弾となって相手を跳ね飛ばし押し潰す(技名「栗ハンマー」)など、造形に加え動作や表情も非常にコミカルに描かれており、話が進むごとに非現実さも増している。
気合いを入れる時に「フンヌラバっ!」と掛け声を発するのが癖。

ヒル魔は糞(ファッキン)デブ、アニメでは豚まん(野郎)もしくはクソデブと呼び、鈴音は「クリタン」、阿含は「デブカス」と読んでいる。

家は孟蓮宗(もうれんしゅう。「猛練習」からか)という仏教宗派のお寺で、その管長の一人息子。

背番号77。身長195cm。体重170kg。7月7日生まれ。血液型O型。40ヤード走:6秒5。ベンチプレス:160kg。

名前の由来は「栗ようかん」。

武蔵厳

声優:小山力也

武蔵厳(たけくら げん)は、泥門デビルバッツのキッカー(以下K)兼ラインバッカー(以下LB)。泥門高校2年。

通称:ムサシ。到底高校生には見えない老けた顔立ちをしている。

そのキックは荒々しいが抜群の飛距離を誇り、高校最強レベルのキッカーとして佐々木コータローと並び称される。

ヒル魔や栗田とは麻黄十三中からの友人で、米軍基地の金網修理の際に知り合い(栗田とは隣のクラスだった模様)、二人の熱心な(悪質な)勧誘に応じアメフト部に入部した。ヒル魔によりコードネーム「60ヤードマグナム」をつけられ、後に都市伝説として知られることになる。(60ヤードとはヒル魔のハッタリで中学生の時の45ヤードが事実)

泥門高校でアメフト部を結成した後もキッカーを担当し、強力なキックでデビルバッツを支えていたが、武蔵工務店の長である父親が大怪我をし、悩んだ末に退学(後にヒル魔によって休学に変更されている)して家業を継ぐことを決意する。それ以後もアメフト部部室の改装や武器庫の建造、校舎の修理で度々泥門高校に訪れていた。
漫画では全国高校アメフト選手権東京大会準決勝の対西部戦(アニメでは一試合遅れて盤戸戦)にて、父親の鉄拳と説得を受け、デビルバッツの苦境を救うべく復帰した。

外見同様中身も渋く、武士のような性格。セナたちに「基礎を手ェ抜けばすぐ駄目になる」と心なしに教えたり、赤羽に負けて呆然とする瀧を「お前はただのB級プレーヤーだ」などと厳しく戒めたりしている。洞察力・判断力にも長け、冷静に試合の状況や選手の状態を見きわめる。
最近は戸叶に続き板に付いたツッコミをかますことが多い。

復帰した際には頭に巻いていた手ぬぐいを取り、長めの真ん中分けというヘアスタイルを露出して現れたが、そのすぐ後の関東大会前にはモヒカンヘアーに変わった。ちなみに変えさせたのはヒル魔で、復帰が遅れたという事で罰ゲームとして床屋に連れて行かれ、いろいろと遊ばれた結果これに落ちついた。(アニメでもシュークリームカップ編&デスゲーム編で同じストーリーがあったが、その後元に戻っている)

キック成功率の数値は示されていないが、作中では外したことは無い。ただしあまりにキックが強力なため荒れ球になりがちで、正確性にはやや不安がある。

成績は結構良いが、音痴なのか音楽が苦手な模様(成績は5段階中の2)。

ヒル魔は「糞(ファッキン)ジジイ」(アニメでは「クソジジイ」)と呼ぶ。鈴音は「ムサシャン」と呼ぶ。

背番号11。身長178cm。体重77kg。4月2日生まれ。血液型A型。40ヤード走:5秒6。ベンチプレス:90kg。

設定の元ネタは勿論、有名な剣豪の宮本武蔵。

十文字一輝

声優:星野貴紀

十文字一輝(じゅうもんじ かずき)は、泥門デビルバッツのタックル(以下T)兼ディフェンシヴタックル(以下DT)。Iフォーメーションの際にはフルバックもこなす。泥門高校1年。

不良3人組「ハァハァ3兄弟」のリーダー格(長男と呼ばれる。もちろん実際は兄弟では無い)。右頬に十文字の傷があるのが特徴。

黒木、戸叶と共に泥門高校に入学してすぐに、初対面にもかかわらずセナをパシリに使う。セナを痛めつけようとたまたま近くにあったアメフト部の部室に連れ込んだ際、部室に入ってきた栗田に入部希望者と勘違いされ、部室から投げ飛ばされる憂き目にあう(栗田にその意思はなく、むしろ彼らをライン志望と思い軽くお手本を見せようとしただけで、怪我をしていないか心配していた)。そこで帰宅するセナを待ち伏せ、栗田に仕返しをすべく連絡先を聞き出そうとするが逃げられ、不幸なことに偶然その場でセナの走りを見て感銘を受けたヒル魔に捕まり、あられもない姿の写真を撮られ「奴(セナ)に近づくな」と脅迫され、怯えながら学校生活を送る羽目になる。
脅迫ネタの写真のネガを取り返そうと、賊学戦の際試合で留守になった隙を狙い黒木・戸叶と部室に侵入するが、またも用具を取りに来た栗田に見つかり同じ勘違いをされ、助っ人として半ば強制的に途中参加させられる。入部テストにも三度目の栗田の勘違いによって参加してしまい、小結に対抗するうちにいつの間にか合格してしまう。
晴れてアメフト部員になったが当然やる気は0で練習もサボり気味だった。しかし自分たち3人をクズ呼ばわりした原尾らに喧嘩で負けたことから奮起し、アメフトの試合で彼らを見返すため特訓に励む。太陽戦にて、それによって習得した「不良殺法」を使い見事リベンジを果たす。
その試合は月刊アメフトにも特集され、自分に対しては好評価な記事が書かれていたにもかかわらず、黒木・戸叶が落第扱いにされたことから喜ぶどころか怒りを覚える。2人に対しては「3人ともカスだと書かれた」と嘘をいい、二人の名誉を挽回することを心に誓い、自ら進んで練習に参加するようになった。
その後三兄弟の中では先陣をきって能力を伸ばしていく。神龍寺戦では阿含にも力負けしないほどに成長した姿が見られる。

三兄弟の中ではテクニックに長け、他の身体能力もオールマイティに備えている。東京大会三位決定戦では「バランス&テクニック」の紹介文がついた。

父親や教師への反発心から中学時代から不良になり、その時からの仲間である黒木・戸叶とは強い絆を築いている。「(元)不良」「仲間を侮辱される事を嫌う性格」という共通点で、王城ホワイトナイツの猪狩とタイプが似ていると武蔵に評されている。
セナに対しては、アメリカ合宿の序盤で彼の走りを見てアイシールド21だと気づき、その後はパシリから信頼の置ける仲間として見直していくことになる。

25巻のおまけページで、アンケート「恋人にしたい選手」において桜庭に続き2位、泥門デビルバッツ内では1位という結果になっている。実際何度か告白されたこともあるらしい。またアニメでの泥門の人気選手としては、セナ=アイシールド21の次にモテている(アニメの中ではその部分を誇表しているのが目立つストーリーが多い)。

学力は泥門高校では平均以上、デビルバッツではヒル魔・雪光・まもりに次ぐ。

ヒル魔から「糞長男」、鈴音からは「モンジ」と呼ばれる。アニメのみ黒木・戸叶からは「一(かず)ちゃん」と呼ばれている。

アニメでは飛行機に弱いという設定が追加されている(ヘリコプターは平気なようである)。黒木と戸叶は「飛行機に弱い不良もどうかと思う」と話している。

背番号51。身長176cm。体重72kg。10月1日生まれ。血液型A型。40ヤード走:5秒5。ベンチプレス:65kg→85kg。

黒木浩二

声優:岩崎征実

黒木浩二(くろき こうじ)は、泥門デビルバッツのガード(以下G)兼ラインバッカー(以下LB)。泥門高校1年。

十文字と戸叶共々入学早々セナをパシリにしていた、元不良3人組「ハァハァ3兄弟」の1人。当初はタラコ唇が特徴となっていたが、この特徴は連載が進むにつれ殆ど省かれるようになっている。
アメフト部に入る気は全くなかったが、小結の挑発により自分でも気がつかないうちに入部試験に合格してしまう。
太陽スフィンクスらに喧嘩で負けたことをきっかけに徐々に本格的にアメフトをやるようになる。十文字と異なりアメリカ遠征当初もアメフトへの態度は本気というわけではなかったが、溝六からヒル魔や栗田が自分たちと同じく三人しか仲間がいない中頑張っていたことを知り、以後真剣に打ち込むようになった。
三兄弟の中ではスピードNo.1。東京大会三位決定戦から「スピード&闘争心」の紹介文が付く。 本人曰く「卑怯がモットー」である。

相当なゲーマーで、中学時代は近くのゲームセンター格ゲー無敗伝説を打ち立て、それが現在まで続いている。プレイスタイルは「超絶クソ卑怯」らしい。(アニメではゲーセンの描写は避けられたため、代わりに夏祭りの輪投げでその腕前を発揮している。)
また、セナが氷室丸子に会いに行った時にはカメラを持って追いかけ、野次馬根性を丸出しにした。

両親は、父が真理夫で母がという、何処かで聞いたような名前。実兄弟に、兄が1人、弟が1人いる。

ヒル魔からは初め「糞(ファッキン)3兄弟」とひとくくりに呼ばれていたが、その後出世し西部戦で「糞(ファッキン)タラ口」と個別に呼ばれた。鈴音は「クロッキー」と呼ぶ。

背番号52。身長177cm。体重72kg。9月2日生まれ。血液型B型。40ヤード走:5秒1。ベンチプレス:65kg→85kg。

戸叶庄三

声優:前田剛

戸叶庄三(とがのう しょうぞう)は、泥門デビルバッツのタックル(以下T)兼ディフェンシブエンド(以下DE)。泥門高校1年。

十文字、黒木と同じく、セナをパシリにしていた3人組「ハァハァ3兄弟」の一人。 いつもグラサン状の眼鏡を掛けている。メガネは複数あると思われる(たまに変えている)。
アメフト部に入る気などさらさらなかったが、小結に挑発され気づかないうちに入部テストに合格してしまう。アメフトへ真剣に打ち込むようになったのは、黒木と同じでヒル魔・栗田・武蔵のことを知ってから。

三兄弟一のパワーを持ち、東京大会三位決定戦では「パワー&ハード」の紹介文が付く。
最近ではデビルバッツ随一のツッコミ役として定着している。

漫画が大好きで、いつも少年ジャンプを持ち歩いており、回によってはマニアックな漫画を持っており一部で話題になった事もある。
将来の夢は漫画家。だが自身が書く漫画は既存の漫画の二番煎じである。ただし絵は上手く、美術の成績は5段階中の5で、22巻のヒル魔の父のモンタージュ作成でも非常にうまく描いている。

両親は、父が治虫で母が町子という、神をも恐れぬ名前。兄が2人いる。

黒木や鈴音には「トガ」と呼ばれる。

背番号53。身長175cm。体重77kg。10月13日生まれ。血液型O型。40ヤード走:5秒5。ベンチプレス:65kg→85kg。

小結大吉

声優:榊英訓

小結大吉(こむすび だいきち)は、泥門デビルバッツのガード(以下G)兼ディフェンシヴエンド(以下DE)。泥門高校1年。

栗田の力強さに憧れてアメフト部に入部した変り種。口癖は「フゴッ」。男らしさやパワフルを常に追求している熱血少年。父親が「横綱運送」という運送会社の運転手をしており、その宿舎に住んでいる。小さいころからマッチョな男たちに囲まれて育ったため、「パワフル語」と呼ばれる、「パワフルな男」には万国共通で通じるがそれ以外の人には書体や言葉では片言にしか聞こえないという特徴的な喋り&書き方をする。

名前のとおり幸運児で泥門の面接ではパワフル語を使う体育教師が居て入学でき、カジノでもフィーバーを連発。ハァハァ3兄弟とは栗田とのパワーバランス等が起因してライバル意識を常に燃やす。

幼い頃から小柄な体格でコンプレックスを抱いていたが、長身揃いの対巨深戦に打ち勝ったことでそのコンプレックスを打ち砕くことに成功し、一皮も二皮も剥けた。東京大会三位決定戦から「小回り抜群 強力豆タンク」の紹介文がつく。相手の懐に潜りこんで肘でかち上げる「リップ」が得意。

ヒル魔は「糞(ファッキン)デブJr.」、アニメでは「豚まんJr. 」、ハァハァ3兄弟は「フゴデブ」、鈴音は「こむすびっち」と呼ぶ。剛礼武(ごうれむ-ゴーレム)中学校出身。

背番号55。身長150cm。体重65kg。1月1日生まれ。血液型AB型。40ヤード走:5秒2。ベンチプレス:110kg。

雪光学

声優:堀田勝

雪光学(ゆきみつ まなぶ)は、泥門デビルバッツの ワイドレシーバー(以下WR)。泥門高校2年。

高校までずっと帰宅部で塾に通い、勉学方面では英才教育を受けていてスポーツとは無縁だった。高校2年にして対賊学戦でのアイシールドの活躍に憧れ、一念発起しアメフト部に入部した。しかし教育ママである母親にはバレるとすごく怒られるので内緒にしている。

デビルバッツの中でも屈指の努力と根性の持ち主。アメフト部の入部テストでは本来ならば不合格であったがヒル魔に根性を見込まれ合格となった。試合観戦中よく、まもりと手を取り合って喜んでいる。入部後は基本的な運動能力不足のために長く補欠の扱いだった一方、雑学に関しては豊富で戦術に対する理解も早い。それを度々メンバーに教えるなどしており、作戦帳の暗記は誰よりも早く覚えるなど徐々に頭脳派選手としての才能が垣間見られ、関東大会一回戦で後半よりスーパーサブとして出場。抜群の観察力と判断力を発揮し、又、不屈の闘志で対神龍寺戦初得点のタッチダウンを決める。また、ラインとしても活躍し、その時も他のチームメイトにはない知略の高さを見せつけた。

事前の打ち合わせの必要なパスルートを使わず、状況の瞬時の判断からヒル魔の投げると思われる場所に走る速選(オプション)ルート走法を得意とする。東京大会三位決定戦では「眠れる光学兵器」と呼ばれ、関東大会ではボサボサの髪を下ろしたヘアスタイルになる。

髪の毛は生まれたときから薄い。口癖は「ハゲ〜ン!」。姉が一人いる。ヒル魔は「糞(ファッキン)ハゲ」、アニメでは「クソデカリ」、もしくは「クソデコ」、鈴音は「ユッキー」、セナは「雪さん」、また阿含は「ハゲカス」、アニメでは「カスデコ」と呼ぶ。泥門第三中出身。

名前の由来は「蛍の光」の和訳歌詞から。

背番号16。身長179cm。体重68kg。2月29日生まれ。血液型A型。40ヤード走:6秒1→5秒6。

瀧夏彦

声優:落合弘治

瀧夏彦(たき なつひこ)は、泥門デビルバッツのタイトエンド(以下TE)兼ラインバッカー(以下LB)。泥門高校1年。

アメフト界の人気者になろうと高校受験したが全て不合格(泥門には合格していたが知らなかった)となりプロテストに受験しようと渡米。そこでの死の行軍(デス・マーチ)の途中で迷子になったセナと出会う。才能は認められたが若過ぎることと、まだまだ実力不足な点からプロテスト不合格になり(本人は「本当は合格だけど年齢制限にひっかかるから」となんとも都合のいいように解釈し、そばにいたセナと鈴音も英語が分からなかったため半信半疑で信じてしまった)、セナの勧めで妹の鈴音と共にデス・マーチに合流する。強烈にバカ(5教科が全部5段階中の1、普通の足し算がわからない様子を描かれたこともある)だが、苦手なものを克服しようとする努力家で、他に類を見ない目立ちたがり屋でもある。それは、デス・マーチにて、「アハーハー。簡単すぎていつの間にかトップになっちゃってたよー」という言動にも表れている。(戸叶は「性格は紳士だが、馬鹿」と評す)。また、アニメでは、「アハーハー天才だからねー」といって、3兄弟に「天才的バカだ!!」と言い返されている。秋大会予選1回戦の網野戦ではバスを間違えてセナと共に長野に行ってしまい、葉柱の子分にバイクで駅まで送られたが、電車を間違えまたも長野に行ってしまった(ただし、この時点では泥門の生徒ではなかった)。興味の対象(アメフト)では頭脳が冴えることを発見され、泥門高校に中途入学。秋大会予選2回戦の夕陽ガッツ戦に初スタメン。

盤戸スパイダーズ戦でことごとく押さえられ、更に武蔵の言葉を通して自分が天才でも何でもない事に気付かされて、プライドを捨てることで新たな進歩を遂げた。それと同時にゴムバンドで髪を束ねる髪型に変わっている。東京大会三位決定戦で「瀧ジェントル 夏彦バカ」(自分の案と3兄弟の案の「バカ」が混ざり合い、マシンガン真田によって加えられた)と紹介文がついた。戦術スタイルはタイトエンドというポジションらしく、攻撃(柔軟な身体と長身を活かした密集地帯へのショートパス)、守備双方何でもこなす。また、極めて柔軟な肉体は他の選手にはない瀧だけの能力である。この柔軟な体を使い、東京大会MVPの赤羽に一矢を報いたことがあるほど、潜在能力は計り知れないものがあるが、お調子者のためどうしてもヒーローになりきれない器用貧乏という一面も否定できない。

アニメオリジナルストーリー・デスゲーム編では賊学戦でヒル魔の代理でQBを担当(この試合時のハンデが「2年メンバー抜き」であったため)。しかし、キッドのクイック&ファイアの真似モーションで投げて敵レシーバーに渡すわ、パスターゲットの名前を言って投げるわで、QBにはやや不向きと言える。

ヒル魔は「糞(ファッキン)アゴヒゲ→糞(ファッキン)バカ」、アニメでは「クソアゴヒゲ」と呼ぶ。鈴音からは「お兄ちゃん」、「兄さん」と呼ばれる。笑う時は常に「アハーハー!」と笑い、ショックなことだと「ノォォォォ〜ッ!」もしくは「アリエナァーイ!」と落ち込み、カタカナ言葉で流暢に喋る者には敵意を剥き出しにする。キメる時には上着をはだけたり、Y字バランスをとるのが癖。よく足を上げて回る。

背番号37。身長182cm、体重75kg。4月10日生まれ。血液型AB型。40ヤード走:5秒1。ベンチプレス:90kg。

チーム関係者

姉崎まもり

声優:平野綾

姉崎まもり(あねざき まもり)は、泥門デビルバッツのマネージャー。泥門高校2年。

セナの近所に住む幼馴染で、本作品のヒロイン。
紅髪碧眼のアメリカ人のクォーター(母方の祖母がアメリカ人)。アニメでは髪の色がピンクに、目の色が青に変更されている。

幼少時からイジメられっ子だったセナを守り続け、小学生時代は登下校も共にしていた。この頃に幾度となく彼女に助けられた思い出が、セナにとってのアメフトと出会う以前の『弱かった自分』の象徴として描かれる。
その後、桜女子中から泥門高校へ進学し、2年生への進級と共にセナが同高校に入学・アメフト部に入部すると、彼の仕事を手伝い保護する目的でマネージャーとしてデビルバッツに参加する。「セナにアメフトは無理」という思い込みゆえ、彼がアイシールド21だと気付くことはなかった。

面倒見がよく、正義感が強い。セナへの過保護も相まって、初期には暴虐の限りを尽くすヒル魔に真っ向から挑んでいた(泥門高校を受験した際、試験会場を乗っ取って皆を不安がらせたヒル魔を見たのをきっかけに風紀委員を志す、セナをこき使ったり危ない目に遭わせたりすることに怒る等)。泥門高校の模範生で、学業においてもヒル魔・雪光と並んで優秀。その知性はアメフトでも十二分に発揮されており、アメフトのルールを一夜漬けでほぼ完璧に暗記し、さらに相手チームの膨大なデータ分析や手話形式の暗号の考案も行い、最早只のマネージャーの域を超えてチームに貢献している。
また掃除・裁縫・料理などの家事も得意である。
加えて美人でプロポーションも良いため、男子からの人気が高い。試合でもよく他校からの視線を浴び、阿含にも「腰がいい」と目をつけられている。

才色兼備の超人だが弱点もあり、美術の成績が悪い(成績は2、特に絵の下手さは群を抜いている)こと、パソコンの操作が苦手でアナログ派なことが明らかになっている。また、モテモテであるにもかかわらず恋愛経験は無く、男性で一番親しいのはセナといった様子である。
上述の様々な点からもかなり鈍い人物であることが窺える。

デビルバッツの中で唯一彼女だけが「セナ=アイシールド21」の事実を長い間知らずにいたが、その転機となるのが、東京地区大会の対磐戸戦である。試合開始直前、セナ自身からアイシールド21であることを告白され衝撃を受ける。そして今まで過保護のあまりセナの本質を全く見ていなかった事を自覚して非常に後悔する。
その後からは、以前の弱々しかった彼を一人の立派な選手として認めて見守る姿勢が徐々に固まっていく様子が見られる。
関東大会神龍寺戦では、脚を痛めたセナを「止めたい」と憂えたが、セナや仲間の練習の日々を思い「勝って...!」とだけ言い、自身の気持ちを必死に抑えてセナを送り出し、チームの勝利を祈った。
関東大会準決勝の王城戦試合前には、セナの成長とチームの成長を思い、セナの後ろ姿を見て涙を浮かべる。

関東大会抽選会前に髪を少し短くしてイメージチェンジした。このことは、依存とも取れるセナへの過保護を脱する、「セナ離れ」の決意の表れ、という見方もある。

重度のシュークリーム オタクという一面があり、5グラムの重さの違いを見分けたり有名店のレシピを暗記しているほどで、シュークリームなら栗田を上回る量をたいらげる。
シュークリーム以外でもよくつまみ食いし、ヒル魔に度々からかわれている。

ヒル魔とは初期では対立していたが、展開ごとに協力する場面や接近シーンが増え、その関係の深まりが見受けられる。死の行軍(デス・マーチ)の際はヒル魔の隠していた疲労に唯一気付いて密かにアイシングを施したりし、溝六がトレーナーで加入したときもヒル魔の負担が減る事を喜んでいた。ヒル魔の影の苦労を察している辺り、過保護ゆえ盲目になるセナとの関係とは非常に対照的である。過去に彼女と誤解されたことがあるが、そのときには非常に嫌がって否定している。

関東大会決勝直前には、峨王の攻撃を受けて退場した場合を想定したヒル魔が代わりの投手のオーダーリストを手渡すが、その想定を受け入れずオーダーリストを破り捨てる・・・

公式の人気投票などによる人気では未だに女性キャラトップであり、2006年36・37号のジャンプ各作品の主人公とヒロインがカラーに描かれる企画では本作の女性キャラを代表して描かれているが、盤戸戦以降はセナに直接関わるシーンはほとんどなく、(セナと直接関わりが多くなっているのは鈴音で、アニメではオリジナルのシュークリームカップ編などを通してその部分が強く出ている)「主人公の相手役」という意味では実質的なヒロインの立場は鈴音と入れ替わっていると見る読者も多い。

セナからは「まもり姉ちゃん」と呼ばれ慕われている。ヒル魔は姉崎、糞(ファッキン)マネ、アニメではクソマネと呼ぶ。鈴音は「まも姐(まもねえ)」と呼ぶ。

11月24日生まれ。身長162cm。体重48kg。バストはCカップ(もう少し大きいと見るファンもいる)。血液型A型。ベンチプレス:20kg。

瀧鈴音

声優:中川翔子

瀧鈴音(たき すずな)は、泥門デビルバッツのチアリーダー。

本作のもう一人のヒロイン。紺髪・碧眼の美少女。常にインラインスケートを履いている。
瀧夏彦の妹で夏彦と同じ学年だが、年子であり双子ではない。
プロになると言って蒸発した兄の夏彦を追って渡米し、「死の行軍(デス・マーチ)」の途中で迷子になったセナとサンアントニオ市で偶然出会う。帰国後デビルバッツのチアリーダー「デビルメントバット」リーダー兼盛り上げ隊長の肩書きをもらい、デビルバッツをサポートする。

都立透糸(すけいと)高校の生徒(彼女の制服は泥門生とは違いセーラー服)。泥門高校生ではないがいつもセナ達と行動を共にしている。

馬鹿な兄と括られることを嫌がり、「瀧さん」と苗字で呼ばれると怒る。しかし兄思いで、彼がアメリカでのプロテストを受けたときも合格を願い、アメフト選手として活躍するという彼の念願がデビルバッツで叶った際には誰よりも喜んでいた。
また、行動的で気さくな性格の持ち主。他人行儀に「さん」付けで呼ばれることを嫌い、メンバーや他チームの選手にニックネームを付けることも多い。ヒル魔から任命された盛り上げ隊長の役目を積極的に果たしている。
感嘆詞で「やー!」と言うのが特徴。
最近では、武蔵等と共に気苦労の耐えないツッコミ役を担っている。

物語において、セナがアイシールド21であると知った最初の女性となり、セナの成長を後押しする役割を持つ、まもりとは対照的なヒロインとしてキャラを立たせている。
アメリカで初めてセナと出会った際、異邦の地で迷子になったセナが何かと頼ってくる態度に「自分の事は自分でしなきゃ」と諌めた。以降の場面ではセナと共に行動する姿が多い。随所でセナの心情を理解している描写があり、幼馴染のまもりよりも彼の近くにいる人物といえる。
さらにセナとの関係は進展する傾向にあり、初めて彼が"小早川瀬那"として試合に出た盤戸戦では一番にセナへ声援を送ったり、東京大会後にセナを勧誘しようとする運動部の連中から彼を守るため代理人(エージェント)を自称したり、神龍寺戦を前にしたセナに励ましのメールを送ったりと数々の行動が見られる。セナも少なからず彼女を意識しており、急速に接近している様子である(アニメではそれがより強く出ている)。セナの相手という点で、姉崎まもりに代わって中心的なヒロインのポジションに定着したと言っても過言ではない。
他人の恋愛話に敏感で、聞きつけると髪の毛が一本アンテナの様に跳ねて反応する。しかし自身には恋愛経験はなく、鈍感なところがある(告白された事に気が付かなかったなどという事もあったらしい)

アニメでは太陽スフィンクス戦後に熊袋記者のスパイとしてアイシールド21の正体を暴くために登場。月夜の晩に対決するが、落ちていた木の枝に躓き、崖から落ちるが間一髪のところで彼に救われ、その後ヒル魔に情報提供され渡米する。

3月31日生まれ。身長151cm。血液型B型。3サイズは不明だが、Aカップ(単行本おまけ収録)の貧乳

酒奇溝六

声優:赤星昇一郎

酒奇溝六(さかき どぶろく)は、泥門デビルバッツトレーナー兼スカウトマン。通称:どぶろく先生。

ヒル魔達とは推定約5年近くの知り合い。王城ホワイトナイツ現監督、庄司軍平(ショーグン)とはかつて千石大学でエースコンビを組んでおり、通り名「二本刀」として名を馳せた。二本刀時代は「若」と呼ばれていた。

かなりの酒好きで、世界中の酒をストックし片時も酒瓶を離さない。元々栗田達がいた頃の麻黄中学の教師で神龍寺戦を観戦していた栗田に目を付けアメフトを教えるが、生徒や教師から評判が悪く、アメフト活動禁止と共に一度解雇されるがヒル魔が入部したことによってアメフト活動を復活させ自身も教師として復職する。その後、競馬で摩った2000万円の借金を抱え選手スカウトの名目でアメリカに逃げてきたが、ヒル魔の絶妙なセッティングで再会。セナにクロスオーバー・ステップの極意を教えた。また、雪光がレギュラー落ちした無念をよく理解しており、盤戸戦終了時に試合参加できない悔しさの涙を流す雪光に「お前はまだここからだ」と励ましていた。右ひざに大学時代、死の行軍(デス・マーチ)で痛めた古傷が残っている。現役時代はTE。帰国後は泥門高校の用務員職に就いたが、ヒル魔によって給料は全額アメフト部に振り込まれることに。金遣いが荒く、まとまった金が手に入ると後先考えずすぐパーッと使ってしまう。アメリカへ逃亡後も大型トラックを購入していたが、借金返済の元金を作るために売り払われる。ちなみに、関東大会準決勝前には破産した状態にも関わらず新たなるトラックを購入している。デビルバットゴースト、竜巻ゴースト(デビルバットハリケーン)の名付け親でもある。

「トレーナー」という仕事は、試合が始まればなにもしてやれないと言う事で、神龍寺戦にて給料100万円前借りして、オッズの賭けに「泥門が勝つ」に全額振り込み、「負ければ終わり」と言う命運を、泥門選手達と共に背負った(アニメでは賭博法に関する事なので、勝率で再現されている。勝率は神龍寺が99.3%、泥門が0.7%と原作と比例している割合である。尚、溝六はこの試合に一生禁酒を賭けている)。神龍寺戦勝利後170倍の1億7000万円をゲットし「フゴー!!」と言いながら倒れこむ。だが、やはりそれだけで終わらなかった。白秋対太陽戦で「太陽が勝つ」にその場で使った残りを振りこみ、太陽が敗退してしまい、「ハサーン!!」と言いながら倒れる。

当初は、ヒル魔のことを何かと気に掛けているまもりをヒル魔の彼女と思っていたが、まもりに強く否定された。

ちなみに作中では、演技を除けばヒル魔に本気で殴りかかった唯一の人物である(結局殴れなかったが、あのヒル魔に本気で殴りかかれるのは後にも先にも彼だけであろう)。また、関東大会編からは服装が作務衣となり、アニメでも97話から着始めた。

ヒル魔からは糞(ファッキン)飲んだくれや糞(ファッキン)アル中などと呼ばれる。まもりを「まも姉ちゃん」、鈴音を「鈴嬢ちゃん」と呼ぶ。鈴音からは「ブロちゃん」と呼ばれている。

デビルバットメント

デビルバットメントは、瀧鈴音をキャプテンとする泥門デビルバッツの専属チアリーダーチーム。

ヒル魔がデスマーチでの特訓中、アメリカで調達=雇用して来たアメリカの女性達。メンバー全員(鈴音は除く)がボン・キュッ・ボンのナイスバディ。初登場は網野戦であるが、アニメではメンバーの二人が太陽スフィンクス戦前に登場している。二人の初登場は、日本に観光客として来ていた(アニメではこの二人が主要メンバーになっており、なぜか泥門学園祭にも登場)。

助っ人選手

石丸哲生

声優:加藤啓

石丸哲生(いしまる てつお)は、泥門デビルバッツのランニングバック(以下RB)兼コーナーバック(以下CB)。泥門高校2年。

とにかく地味。本来は陸上部部長であり、新入生のスカウトの為に、部員の少ないアメフト部の助っ人選手として試合に参加しているのだが、ヒル魔にはほぼ完全に部員としてカウントされてしまっている。何故か存在感が薄いものの、いちおう陸上部のエースなので足は速い。セナやモン太には「実力は普通」と認識されているらしい。

顔が激似の弟が3人、妹が2人おり、その為にタウン誌配布のバイトをしている(アニメでは両親も登場している。その両親も顔が激似)。配布しているタウン誌の名前は「あど」。6巻の登場人物紹介で、雪光がメガホン代わりにあどを丸めて応援していた。アメリカには彼によく似ている、(違いは肌の色)「ジミィ・シマール」という人物が存在する。(由来は、3位決定戦での地味石丸だと思われる)クォーターバック(以下QB)

大抵の事は「いいよいいよ」で済ませる心の広い男。体育祭後、陸がセナがアイシールドと目の前で陸が言った為、気絶しながらも勧誘をしていた。アニメでは陸を始め、西部一行が泥門の体育祭の偵察に来ないので、体育祭終了後の話で、セナがケガで出場できなくなった部員の代理で、陸上大会に参加するセナが走って、アイシールドと気づく。そのことでセナに感謝しており、それが陸上部最後の大会であったため、以降はアメフト部の練習に専念するようになる。

東京大会三位決定戦でも紹介文を「地味石丸」と呼ばれる。その為か、アニメ内で、アイシールドのもしもの時の切り札としてそれを使われる(『影無き 死に神』と呼ばれたこともある)。関東大会後ヘアスタイルを変えたが一瞬で気にも止められなくなった。そのためか神龍寺戦からは元のヘアスタイルに戻っている。一年のときからアメフト部に参加しているので恐らく泥門デビルバッツの初期メンバーでもあるがルールは半分くらいしか理解していないらしい。それなりに頭脳に長けており、成績は全教科共に5段階中の4。 また、出番らしい出番はたまにしか無いがコマの隅等に登場することが度々存在する。

鈴音は「てっちん」と呼ぶ。滋味中(じみちゅう)出身。

佐竹洋平

声優:河野清人

佐竹洋平(さたけ ようへい)は、泥門デビルバッツのワイドレシーバー(以下WR)兼ラインバッカー(以下LB)。泥門高校1年。

春大会前日、ヒル魔に泥門高校女子水泳部の下着泥棒の真犯人である弱み(アニメでは小6までおねしょしていた)を握られた助っ人サボり魔バスケ部員。まもりに恋焦がれている。雪光より実力があると認められ助っ人ながらレギュラー。セナの同級生なのに彼がアイシールドと知って驚愕した一人。山岡と交代で出るが、パスを取ることが出来ない。鈴音は「竹ちゃん」と呼ぶ。

背番号13。身長166cm。体重58kg。4月10日生まれ。血液型O型。40ヤード走:5秒2。

山岡健太

声優:下崎紘史

山岡健太(やまおか けんた)は、泥門デビルバッツのワイドレシーバー(以下WR)兼ラインバッカー(以下LB)。泥門高校1年。

佐竹と同じく恋ヶ浜戦から出場した助っ人サボり魔バスケ部員。ヒル魔に「毎朝アイドルのポスターにキスをする」隠れアイドルファンとしての弱みを握られている。佐竹同様にまもりに恋焦がれている。体が頑丈。雪光より実力があると認められ助っ人ながらレギュラー。東京大会三位決定戦では佐竹、重佐武と「良い様に使われる助っ人軍団」と紹介文を一まとめにされる。佐竹と交代で出るが彼と同じくパスを取ることができない。鈴音は「山ちゃん」と呼ぶ。

背番号58→85。身長168cm。体重62kg。8月10日生まれ。血液型B型。40ヤード走:5秒2。

重佐武太

声優:DJ TARO

重佐武太(おもさだけ ふとし)は、泥門デビルバッツのオフェンスライン(以下OL)兼ディフェンスライン(以下DL)。泥門高校1年。

秋大会、網乃サイボーグス戦から臨時助っ人。本来は相撲部員。その名の通り重さだけがとりえの面倒くさがり屋で怠惰な性格。相撲の基礎はきちんと覚えている(アニメでは巨深戦前、泥門チビーズに相撲の基礎を教えていた)。ただし食べる事だけは面倒がらない。食べ物にすぐ釣られてしまう。アニメではマンゴープリンが大好物。目を開けるのさえ面倒とのことだが、12歳までは凛々しい眼をしていた。アニメでは「マンゴープリンを奢ってやる」などと言うとこの眼に変わり、声も凛々しくなる。学園祭の時には、この凛々しい状態時にセナとほぼ同等のスピードでセナと共に走っていた(ただし、5秒間のみ)。この部分から全メンバー中、絶望的にスタミナが低い事が見受けられる。アニメではよく、ケルベロスに狙われている。口癖は「人間だもの〜」。鈴音は「重ちゃん」と呼ぶ。アニメではスタッフの好みなのかオチによく使われる。

背番号54。3月8日生まれ。血液型O型。

マスコットたち

ケルベロス

声優:岩崎征実

ケルベロスは、タダ飯が食えるという理由でヒル魔と組んでいるとてつもなく凶暴な地上最強の野良犬。

何と、怪獣(ゴジラ)よりも強いらしい。噛み付く力やキック力は相当なもの。ベンチプレスにおいては120kgに到達する。セナやモン太たちに平気で噛み付いてくる。基本的には何でも喰うが、犬故に玉葱は食べられない、中で肉や甘いものを特に好む。最近は明らかに日本語を話したり、華麗な直立二足歩行をしながらナイフとフォークを持ってたりと人間に近づきつつある。

単行本22巻の表によるとヒル魔以外は全員非常食らしい。また5巻の目次イラストによれば、彼の中での優先順位は「一位:自分 同率一位:ヒル魔 三位:まもり」のようである。弱ってるふりをするのが得意。コミック版では、中学時代のヒル魔が栗田とアメフト部のビラ配りをしていた際、雨の中段ボール箱に捨てられていたケルベロスを見つけ(実際はヒル魔はケルベロスではなく、雨に濡れたビラを見ていただけなのだが)、雨に濡れた自分をこともあろうに無視したヒル魔に「チッ」と舌打ちをしたのを聞きつけ、気に入ったというエピソードがある。アニメ版では中学時代のヒル魔と真っ向勝負し、その覇気を気に入られたことが栗田の口から発覚している。

鈴音は「ケルちゃん」と呼んでいる。殆ど険しい表情しか見せないが、アニメでは神龍寺戦のセナのタッチダウン後に、一度だけ笑顔になっている。また、JF2005のOAVに「ブラックケルベロス」というケルベロスに類似した黒い獣が登場している(体格サイズが全匹バラバラで、とてつもなく大きい「巨大ブラックケルベロス」もいた。ヒル魔だけには、やはり手を出していない。全面的にケルベロスと類似している)。

ブタブロス

声優:中川翔子

ブタブロスは、巨深ポセイドン戦直前に小結を捜索中である意識朦朧のどぶろくに連れて来られた子豚。

泥門女性陣にかわいがられている。泥門高校体育祭(アニメでは巨深戦)の時にケルベロスに食べられそうになったため、自分をもっと太らせてから食べた方が良いと提案し回避したが、いずれは食われるであろう。因みにブタブロスと名付けたのはケルベロス。

鈴音は「ブロちゃん」と呼んでいるが溝六とかぶっている為、アニメでは「ブタブロちゃん」と呼んでいる。それとケルベロスとの応援コンビの時は「マスコッティーズ」とも呼ばれている。

デビルバット

声優:DJ TARO

デビルバットは、デビルバッツのマスコット。赤い蝙蝠の姿をしている。

血を吸い、口から炎を吐き、目から怪光線を出す。作中では解説担当の便利キャラ。その他アドバルーンやらコンピュータウイルス、果ては秘密調査員として活躍。実在する生物では無いのに蛭魔妖一に酷似しているので誰もが極悪、鬼畜、外道と認識。口癖も蛭魔と同じく「YA--HA--!!」。だが蛭魔のことは少々恐れている模様。

単行本のおまけページにて「調査員」として、読者による奇想天外な調査依頼にツッコミまくっている。

子デビバ

声優:中川翔子

子デビバは、可愛い顔の赤い蝙蝠。性別不明。

お馬鹿なのでデビルバットに質問、その答えに縋る。物を生み出す力はミニサイズ。最近は単行本内で秘密調査員もやっているが、毎回の指令内容の殆どが命を懸けたものや大量調査の類が多く、滝の様な涙を流し続けている。口癖は「YAHA!」。

関連項目

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