「フルメタル・ジャケット」の版間の差分

フルメタル・ジャケットは1987年のアメリカ映画で、ベトナム戦争を題材にした映画である。原作はグスタフ・ハスフォードの小説。

前半では、海兵隊に入隊した男たちが訓練でシゴかれ、兵士となっていく。その過程は言語による辱めによる人間否定であり、集団リンチなど軍部内でのいじめが描かれる。このようにして人格崩壊ギリギリまで追い詰められていくことで、人間が兵器になることを暗示している。クライマックスは、まさしく人間崩壊のシーンである。 後半では、訓練を終了した彼らがベトナムで戦う。若いアメリカ兵は戦場で自分たちが戦っている相手の正体を目撃することになる。

• スタンリー・キューブリック(監督)
• アビゲール・ミード(音楽)キューブリックの娘

• ハートマン軍曹...R. Lee Ermey
• ジョーカー ...Matthew Modine
• ほほえみデブ ...Vincent D'Onofrio
• カウボーイ ...Arliss Howard

前半はアメリカ海軍海兵隊にある訓練所での顛末を描く。 ベトナム戦争真っ只中での 訓練所内での陰湿極まりない環境を克明に描く。

後半は訓練所で鍛え上げられた訓練生の一人が海兵隊への配属が決定し、 ベトナムに派兵され、惨劇と悲劇と狂気の渦のへと巻き込まれてゆく。

有名な台詞としては、 「じっくり可愛がってやる! 泣いたり笑ったりできなくしてやる!」 「逃げるやつは皆V.C(ベトコン)だ!逃げないやつは訓練されたV.C(ベトコン)だ!」

• サーフィン・バード - The Trashmen
• 黒くぬれ - ザ・ローリング・ストーンズ

• PT(しごく)...Physical Traning

• 歌を歌いながら走り込むシーンは、『ファミコンウォーズ』のCMにも使われ、日本ではそちらの方が有名である。
• 訓練教官ハートマン軍曹が、罵詈雑言を機関銃のごとく放ちまくる。
• 問題発言が多く、その正確な訳出のため、日本語字幕翻訳者が交代したといわれる。
• 前半の方が評判が高い。
• 徹底的にリアルにこだわったキューブリック監督だったがなぜか後半で使用するM-16はMGC製のモデルガンである。

• ベトナム戦争