「新木場駅」の版間の差分
2007年8月27日 (月) 00:26時点における版
新木場駅(しんきばえき)は、東京都 江東区新木場一丁目にある東京地下鉄(東京メトロ)・東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京臨海高速鉄道の駅。東京地下鉄の駅番号はY-24である。
利用可能な鉄道路線
駅構造
京葉線ホームが4階、コンコースが3階、東京地下鉄有楽町線ホームとりんかい線ホームが2階にある。いずれも1面2線の島式ホームを有する。
1階部分にあたる高架下には飲食店が軒を連ねている。3社とも1つのコンコースを共用(管理は東京地下鉄が担当)しており、改札も各々が隣接しているので、乗換の便はかなり良いといえる。ただ、他社の切符売り場と改札とが隣り合っているので、他社の改札へ誤入場する利用客も多いようである。りんかい線は混雑時に備え、改札横に券売機の他に臨時出札窓口を数カ所設けているが、年に数回使われる程度である。
東京地下鉄
- のりば
JR東日本
階段がホームに2箇所あるが、朝のラッシュ時には不足気味で、改札を抜けるまで時間がかかることが多い。
京葉線ホームでは、長らく発車時にベルを使用していたが、放送装置の更新により2007年 3月24日からテイチク製の発車メロディーが使用されるようになった。
京葉線の部分開業時には蘇我方にある両渡り線を使用して折り返しを行っていたが、東京開業後は使用停止を行い当駅での折り返しは不可能であった。しかし、2006年 9月28日の東京駅機器室火災時に急遽連動装置を整備し折り返し機能を復活させた。それ以後は異常時のために常時使用可能な状態を維持している。
蘇我方にはりんかい線との連絡線がある。りんかい線全線開業前は、りんかい線車両が検査等のため京葉運輸区や蘇我経由で大井工場へ自力走行していたが、定期列車が運行された事は一度も無い。
- のりば
東京臨海高速鉄道
- のりば
利用状況
- 東京地下鉄 - 1日平均乗降人員 85,509人(2006年度)
- JR東日本 - 1日平均乗車人員 58,886人(2006年度、京葉線内では東京駅、西船橋駅を除けば舞浜駅に次ぎ第2位)
- 東京臨海高速鉄道 - 1日平均乗降人員 42,315人(2004年度、りんかい線内8駅中第3位)
平日は朝夕に通勤、通学客で混雑し、休日は東京ディズニーリゾートや葛西臨海公園、お台場などへ向かう行楽客で賑わう。また、幕張メッセや東京ビッグサイトでのイベント開催時にも混雑することがあり、乗降人員に変動がある。
有楽町線への乗り換え客も多く、今まで通過していた京葉線の通勤快速を停車させて欲しいという要望があったため、2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正により停車させることになった。
駅周辺
駅周辺には駅名の通り、貯木場や木材関連企業が多数あり、これらに就業する利用客も多い。これにより、駅周辺には木材の香りが漂う。
- 東京湾
- 新木場CR
- NECソフト本社
- 夢の島
- 新木場1stRING(プロレス 会場)
- 新木場STUDIO COAST(ageHa)
- 湾岸道路
- 明治通り
- 首都高速道路湾岸線(新木場ランプ)
- 東京辰巳国際水泳場
- 警視庁術科センター
バス
- 木11甲:木場駅・東陽町駅、東京へリポート (新木場循環)
- 木11折返:東陽町駅、若洲キャンプ場
- 急行05:西大島駅・亀戸駅通り・錦糸町駅、テレコムセンター駅(土曜・休日のみ)
- 錦18:西大島駅・亀戸駅通り・錦糸町駅(平日のみ)
- スイート号 :東雲車庫・新木場・東京〜仙台(夜行各停便のみ新木場駅を経由)
- レインボー号・スーパーレインボー号 :東雲車庫・新木場・東京〜米沢・山形(夜行のみ新木場駅を経由)
- ※(注記)上記各路線は新木場発は乗車専用、新木場着は降車専用。
- 成田空港発(1日3本。空港発のみで空港行は無い)
歴史
- 1988年(昭和63年)6月8日 - 営団地下鉄有楽町線(当時)の新木場駅が開業。
- 1988年(昭和63年)12月1日 - 京葉線の新木場駅が開業し、乗換駅となる(開業当初は当駅が終点)。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 新木場〜東京間が延伸開業、京葉線全線開通。
- 1996年(平成8年)3月30日 - 東京臨海高速鉄道臨海副都心線(当時、後のりんかい線)の新木場駅が開業(開業当初は新木場〜東京テレポート)。
- 2002年(平成14年)12月1日 - 東京臨海高速鉄道りんかい線の天王洲アイル〜大崎間の延伸開業に伴い、埼京線が当駅まで相互直通運転を開始。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化に伴い、有楽町線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承された。
- 2004年(平成16年)10月16日 - 京葉線ダイヤ改正に伴い、通勤快速が停車。
- 2007年(平成19年)3月24日 - 京葉線ホームに発車メロディ導入。
その他
- 有楽町線のりば、りんかい線のりばの両方から池袋駅を経由して川越駅へ向かう列車が発車している。
- 新木場駅建設にあたり、木材の町のシンボル駅として木をふんだんに使用した駅舎になる予定であった。当初案では高架構造の駅舎で木材を利用した駅舎建設ということであったが、東京都内の建築制限(3階以上の新規木造建物の建設禁止)に該当したため、木を化粧材のように利用した現駅舎になった経緯がある。
- 開業前、営団有楽町線の計画(当時終点は新富町)では仮称・湾岸駅とされていた。また当時は有楽町線と京葉線の相互乗り入れの構想があり、営団発行の案内誌「メトロニュース」の新線計画にも、有楽町線の黄色い点線が蘇我駅まで伸びていた時期がある。現在当駅にて有楽町線とりんかい線(当時は京葉線が新木場から台場経由で東京貨物ターミナルまで延伸予定であり、新木場〜東京の計画は無かった。)が横並びになっているのは、直通構想が残ったまま建設が行われた為だと言われている。
隣の駅
- 東京地下鉄
- ○しろまる有楽町線
- 辰巳駅(Y-23) - 新木場駅(Y-24)
- 東京臨海高速鉄道
- ■しかくりんかい線
- 通勤快速・快速・各駅停車
- 新木場駅 - 東雲駅
- 通勤快速・快速・各駅停車
関連項目
外部リンク
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