コンテンツにスキップ
Wikipedia

「沈曽植」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
18行目: 18行目:
}}
}}
[[File:沈曾植.jpg|thumb|沈曽植(『[[清代学者象伝]]』)]]
[[File:沈曾植.jpg|thumb|沈曽植(『[[清代学者象伝]]』)]]
'''沈 曽植'''(しん そうしょく、[[1850年]] - [[1922年]][[11月20日]])は、[[(削除) 清| (削除ここまで)清末(削除) ]][[中華民国| (削除ここまで)民初]]の官僚・歴史家。字は'''子培'''、号は'''巽斎'''または'''乙盦'''、晩年は'''寐叟'''と号した。[[浙江省]][[嘉興府]][[南湖区|嘉興県]]の出身。
'''沈 曽植'''(しん そうしょく、[[1850年]] - [[1922年]][[11月20日]])は、[[清末民初]]の官僚・歴史家。字は'''子培'''、号は'''巽斎'''または'''乙盦'''、晩年は'''寐叟'''と号した。[[浙江省]][[嘉興府]][[南湖区|嘉興県]]の出身。


[[1880年]]、[[進士]]となり、刑部主事、員外郎、郎中を歴任した。[[1895年]]、[[康有為]]や[[梁啓超]]とともに[[強学会]]を設立し、[[戊戌の変法|変法運動]]を推進した。[[1898年]]、母の死で離職し、[[湖広総督]][[張之洞]]の招きで[[武昌区|武昌]]の両湖書院で史学を講義した。[[1900年]]、[[義和団の乱]]が発生すると[[両広総督]][[李鴻章]]・[[両江総督]][[劉坤一]]・湖広総督張之洞が[[東南互保]]を結ぶのに奔走した。その後[[盛宣懐]]の招きで上海南洋公学(現在の上海交通大学)監督となり、[[江西省]][[広信府]]知府、安徽提学使、安徽布政使を歴任した。[[1910年]]に引退。[[辛亥革命]]後は[[上海市|上海]]に隠棲し、邸宅を海日楼と称した。[[1917年]]、[[張勲復辟]]に参加し学部尚書に任命された。
[[1880年]]、[[進士]]となり、刑部主事、員外郎、郎中を歴任した。[[1895年]]、[[康有為]]や[[梁啓超]]とともに[[強学会]]を設立し、[[戊戌の変法|変法運動]]を推進した。[[1898年]]、母の死で離職し、[[湖広総督]][[張之洞]]の招きで[[武昌区|武昌]]の両湖書院で史学を講義した。[[1900年]]、[[義和団の乱]]が発生すると[[両広総督]][[李鴻章]]・[[両江総督]][[劉坤一]]・湖広総督張之洞が[[東南互保]]を結ぶのに奔走した。その後[[盛宣懐]]の招きで上海南洋公学(現在の上海交通大学)監督となり、[[江西省]][[広信府]]知府、安徽提学使、安徽布政使を歴任した。[[1910年]]に引退。[[辛亥革命]]後は[[上海市|上海]]に隠棲し、邸宅を海日楼と称した。[[1917年]]、[[張勲復辟]]に参加し学部尚書に任命された。

2023年3月24日 (金) 14:37時点における版

沈曽植
プロフィール
出生: 1850年( 道光30年)
死去: 1922年(民国11年)
中華民国の旗 中華民国
出身地: 清の旗 浙江省 嘉興府 嘉興県
職業: 官僚・歴史家
各種表記
繁体字: 沈曾植
簡体字: 沈曽植
拼音: Shěn Zēngzhí
ラテン字: Shen Tzeng-chih
和名表記: しん そうしょく
発音転記: シェン・ゾンヂー
テンプレートを表示
沈曽植(『清代学者象伝』)

沈 曽植(しん そうしょく、1850年 - 1922年 11月20日)は、清末民初の官僚・歴史家。字は子培、号は巽斎または乙盦、晩年は寐叟と号した。浙江省 嘉興府 嘉興県の出身。

1880年進士となり、刑部主事、員外郎、郎中を歴任した。1895年康有為梁啓超とともに強学会を設立し、変法運動を推進した。1898年、母の死で離職し、湖広総督 張之洞の招きで武昌の両湖書院で史学を講義した。1900年義和団の乱が発生すると両広総督 李鴻章両江総督 劉坤一・湖広総督張之洞が東南互保を結ぶのに奔走した。その後盛宣懐の招きで上海南洋公学(現在の上海交通大学)監督となり、江西省 広信府知府、安徽提学使、安徽布政使を歴任した。1910年に引退。辛亥革命後は上海に隠棲し、邸宅を海日楼と称した。1917年張勲復辟に参加し学部尚書に任命された。

儒学 史・法律学・音韻学・地理学・仏教学に精通し、能書家としても知られていた。

著作

  • 『元秘史箋註』
  • 『蒙古源流箋證』
  • 『辛丑箚叢』
  • 『研図注篆之居随筆』
  • 『全拙庵温故録』
  • 『寐叟題跋』
  • 『護徳瓶斎渉筆録』
  • 『漢律輯補』
  • 『晋書刑法志補』
  • 『海日楼文集』
  • 『海日楼箚叢』
  • 『海日楼題跋』
  • 『海日楼詩集』
  • 『菌閣瑣談』
  • 『病僧行』
  • 『秋斎雑詩八首』
  • 『鬻医篇』

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /