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| 画像コメント = [[スペシウム光線]]のポーズをとる古谷敏([[2019年]]に[[ルイビル (ケンタッキー州)|ルイビル]]で開催された{{仮リンク|ギャラクシーコン|en|GalaxyCon}}にて)
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'''古谷 敏'''(削除) ( (削除ここまで)ふるや びん(削除) /さとし、 (削除ここまで)[[1943年]][[7月5日]] - (削除) ) (削除ここまで)は、(削除) [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[西麻布]]出身 (削除ここまで)の[[俳優]]、[[スーツアクター]](削除) 、 (削除ここまで)株式会社ビンプロモーション元(削除) ・ (削除ここまで)代表取締役社長。(削除) エス (削除ここまで)(削除) レイ (削除ここまで)(削除) グ (削除ここまで)所属。
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[[特撮]]テレビドラマ『[[ウルトラQ]]』で「[[ケムール人#『ウルトラQ』に登場するケムール人|ケムール人]]」と「[[ラゴン (ウルトラ怪獣)#『ウルトラQ』に登場するラゴン|海底原人ラゴン]]」を、『[[ウルトラマン]]』で主役ヒーロー'''ウルトラマン'''をスーツアクターとして{{R|全史533|大百科MG128}}、『[[ウルトラセブン]]』で[[ウルトラ警備隊]]の'''アマギ隊員'''を顔出しで演じ、[[ウルトラシリーズ]]の初期を支えた一人として知られる。特にウルトラマンは、古谷の体形を前提としてデザインが確定した{{R|朝日語る(3)}}。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
[[File:Asahigraph-1967年01月06日-2.jpg|thumb|180px|『[[アサヒグラフ]]』1967年1月6日号より]]
旧[[東京市]][[麻布|麻布区]](現・[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[西麻布]])生まれ。東宝演劇学校卒業後、[[東宝]]第15期ニューフェースとして東宝に入社(同期には[[二瓶正也]]など)。エキストラとして幾つかの作品に端役で出演。
旧[[東京市]][[麻布|麻布区]](現・[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[西麻布]])で、建具屋を営む家の五男として生まれた{{R|光線の意味}}。[[東宝演劇学校]]卒業後の1960年(昭和35年)、[[東宝スタジオ|東宝撮影所]]に第15期ニューフェースで入社{{R|朝日語る(2)|三大COMP96}}。同期には[[二瓶正也]]らがいた{{R|三大COMP96}}。幾つかの作品に[[端役]]として出演し{{R|光線の意味}}、[[1962年]]([[昭和]]37年)に東宝映画『吼えろ脱獄囚』([[福田純]]監督)で正式に役者デビューする。当初は、いわゆる[[大部屋俳優]]の一人だった{{R|朝日語る(2)|三大COMP96}}。


[[1965年]](昭和40年)、東宝本社の指示で業務提携下の[[円谷プロダクション]]へ出向。特撮テレビ番組『[[ウルトラQ]]』([[TBSテレビ|TBS]])へのゲスト出演が、円谷プロ作品とテレビ作品へのデビューだった。顔出しの役だけでなく、当時は「ぬいぐるみ役者」などと称されていた[[着ぐるみ]]に入るスーツアクターを務めた。
[[1962年]](昭和37年)、『吼えろ脱獄囚』(東宝、[[福田純]]監督)で正式に役者デビューする。


[[(削除) 1965 (削除ここまで)年]](昭和(削除) 40 (削除ここまで)年)、(削除) 東宝本社 (削除ここまで)(削除) 指示で業務提携下の[[ (削除ここまで)円谷プロ(削除) ダクション]]へ出向、 (削除ここまで)『[[ウルトラ(削除) Q (削除ここまで)]]』(削除) ([[TBSテレビ|TBS]])にゲス (削除ここまで)ト出演し(削除) て円谷プロ作品、ま (削除ここまで)(削除) テレビ作品デビュー (削除ここまで)
[[(追記) 1966 (追記ここまで)年]](昭和(追記) 41 (追記ここまで)年)、(追記) 『ウルトラQ』 (追記ここまで)(追記) 次回作として7月から放送開始した (追記ここまで)円谷プロ(追記) の (追記ここまで)『[[ウルトラ(追記) マン (追記ここまで)]]』(追記) (TBS)で、ウル (追記ここまで)(追記) ラマンのスーツアクターとして (追記ここまで)出演した(追記) {{R|大百科MG128|三大COMP96}} (追記ここまで)


[[(削除) 1966 (削除ここまで)年]](昭和(削除) 41 (削除ここまで)年)、ウルトラ(削除) Q (削除ここまで)の次回作(削除) として7月から放送開始した円谷プロの (削除ここまで)『[[ウルトラ(削除) マ (削除ここまで)ン]]』(TBS)で、(削除) ウルトラマン (削除ここまで)(削除) 「ぬいぐ (削除ここまで)(削除) み (削除ここまで)(削除) 者( (削除ここまで)[[(削除) スーツ (削除ここまで)(削除) クター (削除ここまで)]](削除) )」として出演 (削除ここまで)
[[(追記) 1967 (追記ここまで)年]](昭和(追記) 42 (追記ここまで)年)、(追記) [[ (追記ここまで)ウルトラ(追記) シリーズ]] (追記ここまで)の次回作『[[ウルトラ(追記) セブ (追記ここまで)ン]]』(TBS)で(追記) は (追記ここまで)(追記) 「顔 (追記ここまで)(追記) 見え (追記ここまで)る役(追記) 」として (追記ここまで)[[(追記) ウルトラ警備隊#隊員一覧| (追記ここまで)(追記) マギ隊員 (追記ここまで)]](追記) 役に抜擢される{{R|大百科MG128|三大COMP96}} (追記ここまで)


『ウルトラセブン』放映終了から1か月後の[[1968年]](昭和43年)10月、怪獣アトラクションショーやサイン会の主催会社「ビンプロモーション」を設立{{R|朝日語る(7)}}。「アマギ隊員」役で司会をこなし、全国を興行する。[[1971年]](昭和46年)には「株式会社ビンプロモーション」として法人化し、代表取締役社長に就任した{{efn|従兄弟も勤務するが、後に『[[ウルトラファイト]]』などに出演した姫野昭二が経営する関連他社へ移籍している。}}。
[[1967年]](昭和42年)、ウルトラマンの次の放送作品となる円谷プロの『[[ウルトラセブン]]』(TBS)では、視聴者からの要望と前作の労苦を労う形で「顔の見える役」として[[ウルトラ警備隊#隊員一覧|アマギ隊員]]役に抜擢される。


[[1972年]](昭和47年)、毒蝮夫妻に[[仲人]]を依頼して結婚し、一男一女をもうける。[[第二次怪獣ブーム]]のなか、各地で怪獣ショーを催し、舞台中継番組『[[突撃! ヒューマン!!]]』([[日本テレビ]]、[[ユニオン映画]])では劇中アクションを担当し、番組終了後も同作品のキャラクター興行を手掛けた。
[[1968年]](昭和43年)10月、『ウルトラセブン』終了から暫くの後、俳優業を引退し、怪獣アトラクションショーの主催会社「ビンプロモーション」を設立。自らの怪獣ショーで「アマギ隊員」役で司会をこなし、全国を興行する。


怪獣ショーは[[スーパーマーケット]]の出店ラッシュ時には客寄せのために好調で、3億円から4億円もの年商があったが、1980年代に入ると集客力が落ち、[[1991年]]([[平成]]3年)にビンプロモーションを解散して負債を抱える。他人に迷惑をかけたという申し訳なさから知人と連絡を絶ち、特撮番組で活躍した経歴を伏せてビル清掃会社で働いた{{R|朝日語る(7)}}。表舞台から姿を消したため、一時は消息不明として扱われ、死亡説なども伝えられた。
[[1971年]](昭和46年)、「ビンプロモーション」を法人化。「株式会社ビンプロモーション」とし、代表取締役社長に就任(従兄弟も勤務するが、後に『[[ウルトラファイト]]』などに出演した姫野昭二が経営する関連他社へ移籍)。


[[2007年]](平成19年)、当時はすでに故人となっていた成田の原画展を伝える新聞記事を見て会場を訪ね、来場者名簿に記入して帰ると、彼の妻から「ビンさんが来てくれるなんて」と涙声で電話がかかってきた。それがきっかけで数週間後、『ウルトラセブン』でアンヌ隊員を演じた[[ひし美ゆり子]]から「ずっと捜していた」と連絡が入り{{R|朝日語る(7)}}、『ウルトラマン』でフジ・アキコ隊員を演じた[[桜井浩子]]ら円谷プロ時代の関係者との連絡を再び取り合うようになる。それまで「ウルトラシリーズ」など出演作の再映を除き、本人があえて距離を置いていたため、長らくマスコミへの露出は無かったが、11月にひし美の[[ブログ]]で古谷の元気な姿が紹介された<ref>{{Cite web|和書|url=https://blog.goo.ne.jp/anneinfi/e/45650575d53561ab2564ce20d02f5711|title=アマギとアンヌの再会!|website=あれから50年...アンヌのひとりごと|date=2007年11月07日|accessdate=2022年03月29日}}</ref>。
[[1972年]](昭和47年)、[[毒蝮三太夫]]夫妻に仲人を依頼し結婚。一男一女をもうける。[[第二次怪獣ブーム]]のなか、各地で怪獣ショーを催し、舞台中継番組『[[突撃! ヒューマン!!]]』(日本テレビ、[[ユニオン映画]])では劇中アクションを担当。番組終了後も同作品のキャラクター興行を行う。


[[2008年]](平成20年)、[[通信衛星|CS]]局[[ファミリー劇場]]で放送された『ウルトラセブン超百科』にナビゲーターとして出演。また、同年には劇場映画『[[ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発]]』([[松竹]])で俳優として復帰した。
[[1991年]](平成3年)、バブル経済後の不況を受け「ビンプロモーション」を解散。それに伴い負債を抱える。ビル清掃業などにアルバイト従事。自ら関係者との連絡を断ち、表舞台から姿を消した為、一時は「消息不明」扱いで、「死亡説」等も伝えられた。


[[2009年]](平成21年)12月21日、初の自叙伝『ウルトラマンになった男』([[小学館]])を上梓し、これまで語られなかった『ウルトラマン』での苦労や思い、撮影の裏話などを初めて明かした。
[[2007年]](平成19年)、ふと眼をとめた[[成田亨]]の展覧会の新聞記事をもとに、会場に顔を出した事がきっかけで、[[ひし美ゆり子]]や[[桜井浩子]]ら円谷プロ時代の関係者との連絡を再び取り合うようになる。それまで「ウルトラシリーズ」など出演作の再映を除き、本人があえて距離を置いていたため、長らくマスコミへの露出は無かったが、11月にひし美のブログで古谷の元気な姿が紹介された<ref>[http://blog.goo.ne.jp/anneinfi/e/45650575d53561ab2564ce20d02f5711 アマギとアンヌの再会! - あれから40年・・アンヌのひとりごと 2007年11月7日]2013年8月4日閲覧。</ref>。


[[2013年]](平成23年)10月18日、『ウルトラマン HD Remaster2.0 Blu-ray BOX II』の発売を記念して[[六本木ヒルズ]]で行われたイベントに『ウルトラマン』で共演した[[黒部進]]や桜井と共に出席し、自身は47年ぶりにウルトラマンのスーツを着て登場した<ref>{{Cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20131018dog00m200049000c.html|title=ウルトラマン:"ハヤタ隊員"と47年ぶり"再会"に感激の抱擁|newspaper=MANTANWEB|publisher=MANTAN|date=2013年10月18日|accessdate=2022年03月29日}}</ref>。
[[2008年]](平成20年)、[[CS]]局[[ファミリー劇場]]で放送された『ウルトラセブン超百科』に、ナビゲーターとして出演。また同年には劇場映画『[[ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発]]』(松竹)で俳優復帰。


[[(削除) 2009 (削除ここまで)年]]((削除) 平成21 (削除ここまで)(削除) )12 (削除ここまで)(削除) 21日 (削除ここまで)(削除) 初の自叙伝 (削除ここまで)『ウルトラマンになった男(削除) 』(小学館)を上梓。これ (削除ここまで)(削除) で語られなかっ (削除ここまで)た『ウルトラマン』(削除) で (削除ここまで)(削除) 苦労や思い、 (削除ここまで)撮影(削除) の裏 (削除ここまで)(削除) 等 (削除ここまで)(削除) 初め (削除ここまで)(削除) 明かす (削除ここまで)
[[(追記) 2022 (追記ここまで)年]]((追記) 令和4 (追記ここまで)(追記) )1 (追記ここまで)月、(追記) [[YouTube]]チャンネル (追記ここまで)(追記) 古谷敏の夢道TV』を開設<ref>{{Citation|title=「 (追記ここまで)ウルトラマンになった男(追記) 」古谷敏Youtube始め (追記ここまで)(追記) し (追記ここまで)(追記) !|url=https://www.youtube.com/watch?v=hLgwRpdK2m8|language=ja-JP|access-date=2022年08月02日}}</ref>。 (追記ここまで)『ウルトラマン』の撮影(追記) 秘 (追記ここまで)(追記) やエピソードなどのトーク (追記ここまで)(追記) 繰り広げ (追記ここまで)(追記) いる (追記ここまで)

[[2013年]](平成23年)10月18日、『ウルトラマン』HD Remaster2.0 Blu-ray BOX II発売記念として[[六本木ヒルズ]]で行われたイベントに[[黒部進]]、桜井浩子、現・円谷プロ社長の[[大岡新一]]と共に出席し、47年ぶりにウルトラマンのスーツを着て登場した<ref>[http://news.mynavi.jp/news/2013/10/18/420/ [ウルトラマン]"ハヤタ隊員"と47年ぶり"再会"に感激の抱擁(マイナビニュース、10月18日)]2013年10月21日閲覧。</ref>。


== 人物・エピソード ==
== 人物・エピソード ==
特技は[[タップダンス]]{{R|全史533}}。
テレビ特撮番組『[[ウルトラQ]]』で「'''[[ケムール人#『ウルトラQ』に登場したケムール人|ケムール人]]'''」と「'''[[ラゴン (ウルトラ怪獣)#『ウルトラQ』に登場したラゴン|ラゴン]]'''」、『[[ウルトラマン]]』で主役ヒーロー「'''ウルトラマン'''」、『[[ウルトラセブン]]』で[[ウルトラ警備隊]]の「'''アマギ隊員'''」を演じたことで知られる。


東宝に入って一番嬉しかったことは俳優が使用する東宝サロンに入ることができたことであったが、飲食代が高いため食事はスタッフで賑わう第2食堂でとっていた{{R|三大COMP96}}。なお、当時の東宝は[[日活]]や[[大映]]とライバルだったため、それらが所在する[[調布市]]には行くなと東宝の連中から言われていたが、[[深大寺 (三鷹市)|深大寺]]の蕎麦は食べに行ったという<ref>{{Cite news|url=https://chofu.keizai.biz/headline/3709/|title=調布でウルトラマン演じた古谷敏さんがトーク 「調布はライバルだった」|newspaper=調布経済新聞|publisher=花形商品研究所|date=2022年03月28日|accessdate=2022年03月29日}}</ref>。
古谷の「ぬいぐるみ役者」としての初の仕事は、テレビドラマ『ウルトラQ』(円谷プロ、TBS)で演じた宇宙人「[[ケムール人]]」と「海底原人[[ラゴン (ウルトラ怪獣)|ラゴン]]」だった<ref name="oricon_52402">[https://www.oricon.co.jp/special/52402/ 初代ウルトラマンの正体は鞍馬天狗? スーツアクター・古谷敏が演じた"弱さ"と"哀愁" | ORICON NEWS]</ref>。両者は円谷特技プロの美術デザイナー(当時)である[[成田亨]]によってデザインされたものだが、長身の古谷が入ったことで成田の求めるイメージ通りのスマートなキャラクターとなり、彼を喜ばせた。


[[2013年]](平成25年)7月6日に予定していた70歳を祝う会では、200人の枠に応募者が殺到するという予想以上の反響から、大きな混乱を避けるために中止する事態となり、ブログで中止の報告と謝罪を行った。
続く円谷プロのテレビドラマ『ウルトラマン』(TBS)での主役ヒーロー「ウルトラマン」役の抜擢は、この「ケムール人」役で見せた古谷の長身痩躯に惚れ込んだ成田の、「ビンさんしかいない」との強い要望によるもので、成田はこの「ウルトラマン」役を演じてもらうため、何週間も直接、古谷と交渉し続けた末に口説き落としている。当初は断っていた古谷の側にも、当時は映画が斜陽になっていた時期なので、「テレビ出演はチャンスである」との考えがあった。また、祖母に後押しされて決心したが、演じるに際して円谷プロにスーツアクターの待遇を良くするよう、条件を出したという<ref name="oricon_52402"/>。


=== ウルトラシリーズでのエピソード ===
このウルトラマンのマスクは、古谷の[[ライフマスク]]から採った石膏型を基に製作された<ref>古谷自身は、最初期の、口の開閉するゴム表皮のマスク(通称Aタイプ)が一番顔にフィットしていたと語っている。</ref>。古谷としては当初、俳優としての「顔の見えない役」に対する複雑な感情があり、途中で何度か降板を考えたという。しかし、番組開始後には徐々に高まっていく子供たちのウルトラマンに対する反響に感動し、やがて全力で取り組んでいった<ref name="oricon_52402_2">[https://www.oricon.co.jp/special/52402/2/ 初代ウルトラマンの正体は鞍馬天狗? スーツアクター・古谷敏が演じた"弱さ"と"哀愁" 2ページ目 | ORICON NEWS]</ref>。
「[[着ぐるみ|ぬいぐるみ]]役者」としての初の仕事は、『ウルトラQ』で演じた宇宙人[[ケムール人#『ウルトラQ』に登場するケムール人|ケムール人]]と海底原人[[ラゴン (ウルトラ怪獣)#『ウルトラQ』に登場するラゴン|ラゴン]]だった{{R|oricon_52402|三大COMP96}}。ケムール人役は、身長181センチメートルで痩せていて8頭身という体形からオファーされた{{R|光線の意味}}。「こんなのに入るのは嫌だ」と渋ったが、撮影まで時間がないと頼まれて引き受けた{{R|朝日語る(2)}}。


続く『ウルトラマン』での主役ヒーロー「ウルトラマン」役の抜擢は、先述のケムール人役での長身痩躯に惚れ込んだデザイナーの[[成田亨]]から寄せられた、「ビンさんしかいない」との強い要望による。古谷はケムール人役やラゴン役に苦しかった思い出しかなく気乗りしなかったが、成田はウルトラマン役を演じてもらうため、何週間も古谷と直接交渉し続けた末に口説き落としている。当初は断っていた古谷の側にも、当時は映画が斜陽になっていた時期なので、「テレビ出演はチャンスである」との考えがあった。また、祖母に後押しされて決心したが、演じるに際して円谷プロにスーツアクターの待遇を良くするよう、条件を出したという{{R|oricon_52402}}。
古谷が演じた初代ウルトラマンの戦闘態勢は、上体を前屈させた独特の構えが大きな特徴である。この姿勢の理由については、[[満田かずほ]]による「[[ぬいぐるみ]]演技に不慣れな古谷が、火薬を使った撮影に腰がひけた姿勢になり、これが逆に"腰を落とし怪獣との間合いを取る"姿に見えて、結果的に定着した」との解釈がこれまでの定説であった。しかし、古谷本人によれば火薬を使った撮影に恐怖感もあったが、実際にはこの姿勢は演技上意図されたものであるほか、少年時代に見た映画『[[理由なき反抗]]』に出演していた[[ジェームズ・ディーン]]がナイフを持った決闘シーンで見せた前傾姿勢を参考にしたもので<ref name="oricon_52402_2"/>、これに古谷の長身を画面に収めるため、[[高野宏一]]特技監督からより前屈みになるよう指示されたことが加わり、古谷自身の演技意図によって最終的に完成したものであるという<ref>『ウルトラマンになった男』(小学館)</ref>{{要ページ番号|date=2019年01月26日}}。成田は次作『ウルトラセブン』でも主役ヒーローのウルトラセブン役を古谷に求めたが、俳優としてのこだわりから古谷はこれを固辞し、成田を残念がらせた。


このウルトラマンのマスクは、古谷の[[ライフマスク]]から採った石膏型を基に製作された{{R|朝日語る(3)}}{{efn|古谷自身は、最初期の、口の開閉するゴム表皮のマスク(通称「Aタイプ」)が一番顔にフィットしていたと語っている。}}。古谷としては当初、俳優としての「顔の見えない役」に対する複雑な感情があり、途中で何度か降板を考えたという。しかし、番組開始後には徐々に高まっていく子供たちのウルトラマンに対する反響に感動し、やがて全力で取り組んでいった{{R|oricon_52402_2}}。
ウルトラマンのぬいぐるみ役者時代の思い出と苦労話で「特に一番怖かったこと」として、「水中撮影でマスクの中に入ってきた水が、密着しているスーツとマスクから抜けず、本番中におぼれた」というエピソードがある<ref name="oricon_52402_2"/><ref name="asahi2014">三ツ木勝巳(あのとき それから)ウルトラマンシリーズ開始 朝日新聞 2014年3月3日</ref>。


古谷が演じたウルトラマンの戦闘態勢は、上体を前屈させた独特の構えが大きな特徴である。この姿勢の理由については、[[満田かずほ]]による「ぬいぐるみ演技に不慣れな古谷が火薬を使った撮影に腰がひけた姿勢になり、これが逆に"腰を落とし怪獣との間合いを取る"姿に見えて結果的に定着した」との解釈がこれまでの定説であった。しかし、古谷本人によれば火薬を使った撮影に恐怖感もあったものの、実際にはこの姿勢は演技上意図されたものであるほか、少年時代に見た映画『[[理由なき反抗]]』に出演していた[[ジェームズ・ディーン]]がナイフを持った決闘シーンで見せた前傾姿勢を参考にしたもので{{R|oricon_52402_2}}、これに古谷の長身を画面に収めるため、[[高野宏一]]特技監督からより前屈みになるよう指示されたことが加わり、古谷自身の演技意図によって最終的に完成したものであるという<ref>{{Cite book |和書 |author=河崎実|authorlink=河崎実 |chapter=第二章 過酷な撮影現場 ウルトラマンのポーズ |date=2009年12月26日 |title=ウルトラマンになった男 |publisher=小学館 |pages=81-83 |isbn=978-4-09-387894-4}}</ref>。やや腰が引けた姿勢には、ウルトラマンは自分から攻撃せず、受け身で戦うというメッセージも込められている{{R|朝日語る(4)}}。
「撮影は過酷だった。特に怖いのが水と火。米国製ウェットスーツに手を加えたゴム製スーツに、大きな電池を内蔵した重い仮面を身につけていたが、水のシーンで頭まで沈んだら、仮面の中にどんどん水が入ってきて息ができなくなり、死ぬかと思った。今とは違って本物の火も撮影に使っていて、熱風がスーツの隙間から入ってきた。苦しくてもがいていたのに、『いい演技だね』と褒められたり、当時はスポーツドリンクもなかったから、脱水を防ぐために水道水とレモン、塩を用意していた。救急車を呼ばなかったのが奇跡と思えるほど過酷だった」


成田は次作『ウルトラセブン』でも主役ヒーローのウルトラセブン役を古谷に求めたが、俳優としてのこだわりから古谷はこれを固辞し、成田を残念がらせた。その結果、ウルトラセブン役は[[上西弘次]]が担当することとなった。
ウルトラマンには武器の設定がなく、[[飯島敏宏]]監督と[[高野宏一]]カメラマンと3人でスペシウム光線を考えた<ref name="asahi2014" />。「スペシウム光線のこのポーズ、体に型を覚えさせるため1日300回、練習していた。誰にもできない型をやる、という俳優としての意地もあった。実は駅やホテルなど鏡があると今でもポーズを取ってしまう。昨年、米国のイベントに呼ばれて行ったら、サインを求める大行列が出来た」<ref>[[日本経済新聞]]、[[2014年]](平成26年)1月1日付記事</ref>


『ウルトラセブン』では『ウルトラマン』で[[科学特捜隊]]の制服を羨ましく思っていただけに顔を出せることが嬉しく、「テレビを見てね」と実家や親戚に電話した。かつてのスーツアクターとしてウルトラセブンの動きにも関心が向き、[[時代劇]]の[[殺陣]]で経験を積んだ上西の演技を、力強く重みがあって武士のようだと感じたと回想している{{R|朝日語る(5)}}。
『ウルトラマン』放送当時は何人もの女性からモテモテだったという<ref>[[河崎実]]著『ウルトラTHE BACK-ウルトラマンの背中』(2013年、[[秋田書店]])。</ref>{{要ページ番号|date=2019年01月26日}}。


『ウルトラセブン』放映開始から1か月あまりが過ぎたころ、共演していた[[毒蝮三太夫]]とボウリングを楽しんだ後に話していた折、演技に精彩がないと指摘された。これは、週刊誌に「アマギ隊員役への抜擢は『ウルトラマン』でのスーツアクター役への慰労」と書かれたことに、俳優として評価されたわけではないと落ち込んでいたためであった。毒蝮から、「ウルトラマンとしての演技に感動したファンを裏切ってはいけない」と諭され、以後は発奮して知的でスマートなアマギ隊員の役どころを確立した{{R|朝日語る(6)}}。
[[2009年]](平成21年)12月21日に、初の自叙伝『ウルトラマンになった男』(小学館)が出版された。これまで語られなかった苦労や思い、撮影の裏話などが初めて明かされている。[[2010年]]1月29日に行なわれた出版記念サイン会では『ウルトラマン』『ウルトラセブン』当時を知るファンが駆けつけ、「アマギ隊員に会えるなんて!」、「もう光の国に帰らないで下さい」などと激励・握手攻めとなった<ref>[[朝日新聞]]人物紹介記事『五線譜』、[[2010年]](平成22年)5月5日付記事</ref>。


ウルトラマンのスーツアクター時代の思い出と苦労話で「特に一番怖かったこと」として、「水中撮影でマスクの中に入ってきた水が、密着しているスーツとマスクから抜けず、本番中におぼれた」というエピソードが挙げられる{{R|oricon_52402_2|asahi2014}}{{efn|ウルトラシリーズの後発作品『[[ウルトラマンレオ]]』でウルトラマンレオのスーツアクターを務めた二家本辰巳(現:二家本辰己)も、古谷と似た経験で溺れかけている。詳細は[[二家本辰己#『ウルトラマンレオ』での逸話]]を参照。}}。
[[2013年]](平成25年)7月6日に予定していた70歳を祝う会では、200人の枠に応募者が殺到するという予想以上の反響から、大きな混乱を避けるために中止する事態となり、ブログで中止の報告と謝罪をおこなった。


「撮影は過酷だった。特に怖いのが水と火。米国製ウェットスーツに手を加えたゴム製スーツに、大きな電池を内蔵した重い仮面を身につけていたが、水のシーンで頭まで沈んだら、仮面の中にどんどん水が入ってきて息ができなくなり、死ぬかと思った。今とは違って本物の火も撮影に使っていて、熱風がスーツの隙間から入ってきた。苦しくてもがいていたのに、『いい演技だね』と褒められたり、当時はスポーツドリンクもなかったから、[[脱水]]を防ぐために水道水と[[レモン]]、塩を用意していた。救急車を呼ばなかったのが奇跡と思えるほど過酷だった」
== 出演作品 ==
=== テレビドラマ作品 ===
*[[ウルトラQ]](1966年、円谷プロ / TBS)
**第4話「マンモスフラワー」 - 皇居の野次馬 (注記)ノンクレジット
**第19話「2020年の挑戦」 - [[ケムール人#『ウルトラQ』に登場したケムール人|誘拐怪人ケムール人]]
**第20話「海底原人ラゴン」 - [[ラゴン (ウルトラ怪獣)#『ウルトラQ』に登場したラゴン|海底原人ラゴン]]
**第24話「ゴーガの像」 - 密輸団員・蜂(岩倉孫一郎の部下)(注記)ノンクレジット
*[[ウルトラマン]](1966年 - 1967年、円谷プロ / TBS) - ウルトラマン
**第10話「謎の恐竜基地」(1966年) - ホテルの従業員 (注記)ノンクレジット
**第39話「さらばウルトラマン」(1967年) - [[ゾフィー (ウルトラシリーズ)|ゾフィー]] (注記)ノンクレジット
*愛妻くん 第23話「妻をめとらば」(1966年、TBS / [[日活]])
*[[ウルトラセブン]](1967年 - 1968年、円谷プロ / TBS) - アマギ隊員
*[[怪奇大作戦]] 第10話「死を呼ぶ電波」(1968年、円谷プロ / TBS) - 全国運送経理課長・村木秋彦
*[[マイティジャック#『戦え! マイティジャック』|戦え! マイティジャック]] 第21話「亡霊の仮面をはぎとれ!」(1968年、円谷プロ / [[フジテレビジョン|CX]]) - アップルの医師
*[[チャンス_(2010年のテレビドラマ)|チャンス]] 第4話「夢と欲望の彼方」(2010年、[[日本放送協会|NHK]])
*[[ウルトラゾーン (テレビ番組)#ラゴン編|ウルトラゾーン]] 第12話「ラゴンの恩返し」(2011年、円谷プロ / [[テレビ神奈川|tvk]]) - 昭夫


ウルトラマンには武器の設定がなく、[[飯島敏宏]]監督と[[高野宏一]]カメラマンと3人でスペシウム光線を考えた{{R|asahi2014}}。「スペシウム光線のこのポーズ、体に型を覚えさせるため1日300回、練習していた。誰にもできない型をやる、という俳優としての意地もあった。実は駅やホテルなど鏡があると今でもポーズを取ってしまう。昨年、米国のイベントに呼ばれて行ったら、サインを求める大行列が出来た」<ref>『[[日本経済新聞]]』[[2014年]](平成26年)1月1日付記事</ref>

『ウルトラマン』放送当時は何人もの女性からモテたという<ref>{{Cite book |和書 |author=河崎実 |chapter=珠玉の対談! ウルトラスタッフ |date=2013年10月31日 |title=ウルトラ THE BACK -ウルトラマンの背中- |publisher=[[秋田書店]] |page=158 |isbn=978-4-253-00926-3}}</ref>。

[[2009年]](平成21年)12月21日に、初の自叙伝『ウルトラマンになった男』(小学館)が出版された。これまで語られなかった苦労や思い、撮影の裏話などが初めて明かされている。[[2010年]]1月29日に行なわれた出版記念サイン会では『ウルトラマン』『ウルトラセブン』当時を知るファンが駆けつけ、「アマギ隊員に会えるなんて!」「もう[[M78星雲|光の国]]に帰らないで下さい」などと激励・握手攻めとなった<ref>『朝日新聞』人物紹介記事「五線譜」[[2010年]](平成22年)5月5日付</ref>。

== 出演作品 ==
=== 映画作品 ===
=== 映画作品 ===
* [[モスラ]](1961年、[[本多猪四郎]]監督 東宝) - 新聞社カメラマン{{Refnest|group="出典"|{{R|大百科MG128|モスラ映画大全127|三大COMP96}}}}、小美人ショー観客{{R|モスラ映画大全127}}、インファント島原住民{{R|三大COMP96}}
(注記)はノンクレジット出演
*[[(削除) モスラ (削除ここまで)]](1961年、[[(削除) 本多猪四郎 (削除ここまで)]]監督 (削除) [[ (削除ここまで)東宝(削除) ]] (削除ここまで)) - (削除) 記者 (削除ここまで) (削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[(追記) 世界大戦争 (追記ここまで)]](1961年、[[(追記) 松林宗恵 (追記ここまで)]]監督 東宝) - (追記) {{要出典範囲|笠置丸船員|date=2022年3月}} (追記ここまで)
*[[(削除) 世界大戦争 (削除ここまで)]](削除) (1961 (削除ここまで)年、(削除) [[松林宗恵]] (削除ここまで)監督 東宝) - (削除) 笠置丸船員 (削除ここまで) (削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[(追記) 妖星ゴラス (追記ここまで)]](追記) (1962 (追記ここまで)年、(追記) 本多猪四郎 (追記ここまで)監督 東宝) - (追記) {{要出典範囲|南極基地の記者|date=2022年3月}} (追記ここまで)
* 吼えろ脱獄囚(1962年、[[福田純]]監督 東宝) - 健
*[[妖星ゴラス]](1962年、本多猪四郎監督 東宝) - 南極基地の記者 (注記)
* [[クレージー映画]](東宝)
*吼えろ脱獄囚(1962年、[[福田純]]監督 東宝) - 健
*[[ニッポン無責任時代]](1962年、[[古澤憲吾]]監督(削除) 東宝 (削除ここまで)) - マドリッドの客 (削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) * (追記ここまで)[[ニッポン無責任時代]](1962年、[[古澤憲吾]]監督) - マドリッドの客
** [[大冒険]](1965年、古澤憲吾監督) - {{要出典範囲|週刊トップ記者、クラブ・サハラの客、ホテルメリケンのボーイ [3役] |date=2022年3月}}
*[[キングコング対ゴジラ]](1962年、本多猪四郎監督 東宝) - 自衛隊通信員 (注記)
** [[クレージーの無責任清水港]](1966年) - 野次馬{{efn|name="NO"}}
*[[若い季節 (映画)|若い季節]](1962年、古澤憲吾監督 東宝)
*[[(削除) 天国と地獄 (映画)|天国と地獄 (削除ここまで)]](削除) (1963 (削除ここまで)年、(削除) [[黒 (削除ここまで)(削除) 明]] (削除ここまで)監督(削除) 東宝 (削除ここまで)) - (削除) 横浜駅 (削除ここまで)(削除) 駅員 (削除ここまで) (削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) * (追記ここまで)[[(追記) 日本一のゴリガン男 (追記ここまで)]](追記) (1966 (追記ここまで)年、(追記) 古 (追記ここまで)(追記) 憲吾 (追記ここまで)監督) - (追記) バー「WATER」 (追記ここまで)(追記) ボーイ (追記ここまで)
* [[ゴジラ]]シリーズ(東宝)
*[[海底軍艦 (映画)|海底軍艦]](1963年、本多猪四郎監督 東宝) - 陸上自衛隊員 (注記)
** [[キングコング対ゴジラ]](1962年、本多猪四郎監督) - 自衛隊通信員{{R|365日}}{{efn|name="NO"}}
*[[今日もわれ大空にあり]](1964年、古澤憲吾監督 東宝) - パイロット
*[[モスラ対ゴジラ]](1964年 本多猪四郎監督) - 警官(削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) * (追記ここまで)[[モスラ対ゴジラ]](1964年 本多猪四郎監督) - 警官(追記) {{R|365日}}{{efn|name="NO"}} (追記ここまで)
** [[三大怪獣 地球最大の決戦]](1964年、本多猪四郎監督) - 調査隊員3{{Refnest|group="出典"|{{R|全史536|大百科MG128|モスラ映画大全127|365日|三大COMP96}}}}、空を見る松本市民{{R|モスラ映画大全127|365日}}{{efn|[[松本市]]のロケでは4役演じたと述べている{{R|三大COMP96}}。}}、警官{{R|365日|三大COMP96}}
*[[君も出世ができる]](1964年、[[須川栄三]]監督 東宝) - 東和観光社員 (注記)
** [[怪獣大戦争]](1965年、本多猪四郎監督)- [[X星人]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.monomagazine.com/61921/|title=特撮ばんざい! 第14回:ゴジラ♪ ゴジラ♪『ゴジラアイランド』鵜川薫インタビュー!!|website=モノ・マガジンweb|publisher=ワールドフォトプレス|date=2023年03月02日|accessdate=2023年08月24日}}</ref>
*[[宇宙大怪獣ドゴラ]](1964年、本多猪四郎監督 東宝) - 自衛隊員 (注記)
* [[若い季節 (映画)|若い季節]](1962年、古澤憲吾監督 東宝)
*[[三大怪獣 地球最大の決戦]](1964年、本多猪四郎監督 東宝) - 調査隊員、松本の避難民、展望台の観光客、避難誘導する警官 [4役]
* [[天国と地獄 (映画)|天国と地獄]](1963年、[[黒澤明]]監督 東宝) - 横浜駅の駅員{{efn|name="NO"}}
*[[太平洋奇跡の作戦 キスカ]](1965年 [[丸山誠治]]監督) - キスカ島の参謀 (注記)
*[[(削除) フランケンシュタイン対地 (削除ここまで)(削除) 怪獣 (削除ここまで)]](削除) (1965 (削除ここまで)年、本多猪四郎監督 東宝) - (削除) 岡山の群集 (削除ここまで) (削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[(追記) 海 (追記ここまで)(追記) 軍艦 (映画)|海底軍艦 (追記ここまで)]](追記) (1963 (追記ここまで)年、本多猪四郎監督 東宝) - (追記) {{要出典範囲|陸上自衛隊員|date=2022年3月}} (追記ここまで)
*[[大(削除) 冒険 (削除ここまで)]](削除) (1965 (削除ここまで)年、古澤憲吾監督 東宝) - (削除) 週刊 (削除ここまで)(削除) ップ記者、クラブ・サハラの客、ホテルメリケンのボーイ [3役] (注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[(追記) 今日もわれ (追記ここまで)(追記) 空にあり (追記ここまで)]](追記) (1964 (追記ここまで)年、古澤憲吾監督 東宝) - (追記) パイロッ (追記ここまで)
*[[(削除) エレキの若大将 (削除ここまで)]](削除) (1965 (削除ここまで)年、[[(削除) 岩内克己 (削除ここまで)]]監督 東宝(削除) )(注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[(追記) 君も出世ができる (追記ここまで)]](追記) (1964 (追記ここまで)年、[[(追記) 須川栄三 (追記ここまで)]]監督 東宝(追記) ) - 東和観光社員 (追記ここまで)
*[[怪獣(削除) 大戦争 (削除ここまで)]](削除) (1965 (削除ここまで)年、本多猪四郎監督(削除) (削除ここまで)東宝)-(削除) X星人 (削除ここまで) (削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[(追記) 宇宙大 (追記ここまで)怪獣(追記) ドゴラ (追記ここまで)]](追記) (1964 (追記ここまで)年、本多猪四郎監督(追記) (追記ここまで)東宝)(追記) (追記ここまで)- (追記) 自衛隊員{{R|365日}}{{efn|name="NO"}} (追記ここまで)
* [[太平洋奇跡の作戦 キスカ]](1965年 [[丸山誠治]]監督) - {{要出典範囲|キスカ島の参謀|date=2022年3月}}{{efn|name="NO"}}
*[[日本一のゴリガン男]](1966年、古澤憲吾監督 東宝) - バー「WATER」のボーイ (注記)
*[[フランケンシュタイン(削除) の (削除ここまで)怪獣(削除) サンダ対ガイラ (削除ここまで)]](削除) (1966 (削除ここまで)年、本多猪四郎監督 東宝) - (削除) 海上保安部職員 (削除ここまで) (削除) (注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[フランケンシュタイン(追記) 対地底 (追記ここまで)怪獣]](追記) (1965 (追記ここまで)年、本多猪四郎監督 東宝) - (追記) {{要出典範囲|岡山の群集|date=2022年3月}} (追記ここまで)
*[[(削除) お嫁においで (削除ここまで)]](削除) (1966 (削除ここまで)年、(削除) 本多猪四郎 (削除ここまで)監督 東宝) - (削除) 保 (削除ここまで)(削除) 友達、東京相互タクシーの運転手 [2役] (注記) (削除ここまで)
*(追記) (追記ここまで)[[(追記) エレキの若大将 (追記ここまで)]](追記) (1965 (追記ここまで)年、(追記) [[岩内克己]] (追記ここまで)監督 東宝) - (追記) 田能久 (追記ここまで)(追記) 客 (追記ここまで)
* [[フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ]](1966年、本多猪四郎監督 東宝) - 海上保安部職員{{R|大百科MG128}}
*[[ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発|ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発]](2008年、[[河崎実]]監督 松竹) - 高峰参謀<ref>{{Cite web | url = http://news.mynavi.jp/articles/2008/07/25/guilala/| title = 怪獣好きは涙なしに笑えない!? ツボを押さえた怪獣バカ映画『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』| publisher = マイナビニュース| date = 2008年07月25日| accessdate = 2016年09月07日}}</ref>
* [[お嫁においで]](1966年、本多猪四郎監督 東宝) - 保の友達、東京相互タクシーの運転手 [2役]
*[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]](2009年、[[坂本浩一]]監督 [[ワーナー・ブラザース]]) - 光の国の住人
* [[ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発|ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発]](2008年、[[河崎実]]監督 松竹) - 高峰参謀<ref>{{Cite web|和書| url = https://news.mynavi.jp/article/20080725-guilala/| title = 怪獣好きは涙なしに笑えない!? ツボを押さえた怪獣バカ映画『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』| publisher = マイナビニュース| date = 2008年07月25日| accessdate = 2016年09月07日}}</ref>
*[[地球防衛少女イコちゃん#地球防衛ガールズP9|地球防衛ガールズP9]](2011年、河崎実監督) - ヤナギ
* [[ウルトラシリーズ]]
*[[インターミッション (2013年の映画)|インターミッション]]<ref>[http://pathos-lastmovie.com/ 映画「インターミッション」公式サイト]</ref>。(2013年、[[樋口尚文]]監督) - 映画館の観客
** [[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]](2009年、[[坂本浩一]]監督 [[ワーナー・ブラザース]]) - 光の国の住人
*[[地球防衛未亡人]](2014年、河崎実監督) - キャスター
** [[シン・ウルトラマン]](2022年、[[樋口真嗣]]監督) - ウルトラマンCG原型モデル、ウルトラマン(モーションアクションアクター)<ref>{{Cite book|和書|title= 「シン・ウルトラマン」パンフレット|author= 株式会社東宝ステラ|year= 2022年05月13日|pages=25,39|publisher=東宝株式会社映像事業部}}</ref>
*[[大怪獣モノ]](2016年、川崎実監督) - 神倉防衛長官
* [[地球防衛少女イコちゃん#地球防衛ガールズP9|地球防衛ガールズP9]](2011年、河崎実監督) - ヤナギ
* [[インターミッション (2013年の映画)|インターミッション]](2013年、[[樋口尚文]]監督) - 映画館の観客<ref>{{Cite web|和書|url=http://pathos-lastmovie.com/data/cast|title=キャスト|website=映画「インターミッション」公式サイト|publisher=「インターミッション」フィルムパートナーズ|accessdate=2023年08月24日}}</ref>
* [[地球防衛未亡人]](2014年、河崎実監督) - キャスター
* [[大怪獣モノ]](2016年、河崎実監督) - 神倉防衛長官
* [[大仏廻国 The Great Buddha Arrival]] 2020年版(2020年、[[横川寛人]]監督) - 枝正和義<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/389643|title=「大仏廻国」2020年版が9月公開、新シーンに古谷敏と佐野史郎|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020年07月30日|accessdate=2020年07月30日}}</ref>
* [[ネズラ1964]](2021年、[[横川寛人]]監督) - オヤジ<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/406708|title=「ネズラ1964」に佐野史郎と古谷敏が出演、「いちファンとして楽しみ」|newspaper=映画ナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020年11月30日|accessdate=2020年11月30日}}</ref>
* 電エースカオス(2023年12月22日、エクストリーム)<ref>{{Cite web |title=映画『電エースカオス』公式サイト |url=https://denace-chaos.com/ |website=映画『電エースカオス』公式サイト |access-date=2024年01月07日 |language=ja}}</ref>

=== テレビドラマ作品 ===
* [[ウルトラシリーズ]]
** [[ウルトラQ]](1966年、円谷プロ / TBS)
*** 第4話「マンモスフラワー」 - [[皇居]]の野次馬{{efn|name="NO"}}
*** 第19話「2020年の挑戦」 - [[ケムール人#『ウルトラQ』に登場するケムール人|誘拐怪人ケムール人]]{{R|大百科MG128}}{{Sfn|キャラクター大全 下巻|2011|pp=36-41|loc=「第19話 2020年の挑戦」}}
*** 第20話「海底原人ラゴン」 - [[ラゴン (ウルトラ怪獣)#『ウルトラQ』に登場するラゴン|海底原人ラゴン]]{{R|大百科MG128}}{{Sfn|キャラクター大全 下巻|2011|pp=42-47|loc=「第20話 海底原人ラゴン」}}
*** 第24話「ゴーガの像」 - 密輸団員・蜂(岩倉孫一郎の部下){{efn|name="NO"}}
** [[ウルトラマン]](1966年 - 1967年、円谷プロ / TBS) - ウルトラマン{{R|大百科MG128|モスラ映画大全127}}
*** 第10話「謎の恐竜基地」(1966年) - ホテルの従業員 {{efn|name="NO"}}
*** 第39話「さらばウルトラマン」(1967年) - [[ゾフィー (ウルトラシリーズ)|ゾフィー]]<ref>{{Cite book|和書|author= 古谷敏|authorlink=古谷敏|year = 2009年12月26日|title = ウルトラマンになった男|pages=182-183|publisher = [[小学館]]|isbn = 978-4-09-387894-4}}</ref>{{efn|name="NO"}}
** [[ウルトラセブン]](1967年 - 1968年、円谷プロ / TBS) - アマギ隊員(レギュラー){{R|大百科MG128}}
** [[ウルトラゾーン (テレビ番組)#ラゴン編|ウルトラゾーン]] 第12話「ラゴンの恩返し」(2011年、円谷プロ / [[テレビ神奈川|tvk]]) - 昭夫
* 愛妻くん 第23話「妻をめとらば」(1966年、TBS / [[日活]])
* [[怪奇大作戦]] 第10話「死を呼ぶ電波」(1968年、円谷プロ / TBS) - 全国運送経理課長・村木秋彦
* [[マイティジャック#『戦え! マイティジャック』|戦え! マイティジャック]] 第21話「亡霊の仮面をはぎとれ!」(1968年、円谷プロ / [[フジテレビジョン|CX]]) - アップルの医師
* [[チャンス (2010年のテレビドラマ)|チャンス]] 第4話「夢と欲望の彼方」(2010年、[[日本放送協会|NHK]])
* [[虎に翼]] (2024年、NHK) - 若島武吉


=== (削除) バラエ (削除ここまで)(削除) ィ出演 (削除ここまで) ===
=== (追記) その他の (追記ここまで)(追記) レビ番組 (追記ここまで) ===
* ウルトラシリーズ関連番組
*[[ウルトラマン#関連番組|ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生]](1966年7月10日放送、TBS) - ウルトラマン
** [[ウルトラマン#ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生|ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生]](1966年7月10日放送、TBS) - ウルトラマン
*[[ヤング720]](1966年11月4日放送 TBS)
** ウルトラセブン超百科(2008年 [[通信衛星|CS]] / [[ファミリー劇場]])
*[[開運!なんでも鑑定団]](2012年2月21日放送 [[テレビ東京]])
** 4Kで進化するウルトラセブン<ref>{{Cite web|和書|url=https://m-78.jp/news/post-5593|title=『ウルトラセブン』4Kリマスター版が9/29(水)よりNHK BS4Kにて放送開始!当時のキャストや松本人志さんら豪華ゲストによる特番も決定!|website=円谷ステーション|publisher=円谷プロダクション|date=2020年08月18日|accessdate=2023年08月24日}}</ref>(2020年9月5日、[[NHK BS4K]] / 2020年9月22日、[[NHK BSプレミアム]])
* [[ヤング720]](1966年11月4日放送 TBS)
* [[開運!なんでも鑑定団]](2012年2月21日放送 [[テレビ東京]])
* [[激レアさんを連れてきた。]](2020年2月15日放送 [[テレビ朝日]])<ref>{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20230826052022/https://datazoo.jp/tv/%E6%BF%80%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%92%E9%80%A3%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%80%82/1338942|title=激レアさんを連れてきた。 2020年02月15日(土)22:10 の放送内容 ページ1|website=TVでた蔵|publisher=ワイヤーアクション|accessdate=2020年02月20日}}</ref>


=== ラジオ出演 ===
=== ラジオ出演 ===
*[[爆笑問題の日曜サンデー]](削除) 『 (削除ここまで)ウルトラマン特集(削除) 』 (削除ここまで)(2009年7月19日放送 [[(削除) TBSラジオ&コミュニケーションズ| (削除ここまで)TBSラジオ]])
*(追記) (追記ここまで)[[爆笑問題の日曜サンデー]](追記) : (追記ここまで)ウルトラマン特集(2009年7月19日放送 [[TBSラジオ]])
*[[大竹まこと ゴールデンラジオ!]](2010年1月20日生放送 [[文化放送]])
*(追記) (追記ここまで)[[大竹まこと ゴールデンラジオ!]](2010年1月20日生放送 [[文化放送]])


=== オリジナル(削除) 作品 (削除ここまで) ===
=== オリジナル(追記) ビデオ (追記ここまで) ===
* 電エースキック(2019年、リバートップ)
*ウルトラセブン超百科(2008年 [[CS]] / [[ファミリー劇場]])
** 電エースウェディング(2020年、リバートップ)(注記)電エースキックの結末差し替えバージョン


=== 舞台作品 ===
=== 舞台作品 ===
*朗読劇『[[銀河鉄道の夜]]』(2010年(削除) (削除ここまで)東京・永田町(削除) (削除ここまで)星陵会館) - カムパネルラの父親
*(追記) (追記ここまで)朗読劇『[[銀河鉄道の夜]]』(2010年(追記) (追記ここまで)東京・(追記) [[ (追記ここまで)永田町(追記) ]] (追記ここまで)星陵会館) - カムパネルラの父親
*朗読劇『[[星の王子さま]]』(2010年(削除) (削除ここまで)東京・永田町(削除) (削除ここまで)星陵会館) - 主演(削除) (削除ここまで)サン = テグジュペリ、パイロット
*(追記) (追記ここまで)朗読劇『[[星の王子さま]]』(2010年(追記) (追記ここまで)東京・永田町(追記) (追記ここまで)星陵会館) - 主演(追記) (追記ここまで)サン = テグジュペリ、パイロット


(注記)いずれも、スターワルツ作品(削除) (削除ここまで)[[清水マリ]]、西塔紅美、[[水垣洋子]]、[[土屋嘉男]]と共演
(注記)いずれも、スターワルツ作品(追記) (追記ここまで)[[清水マリ]]、西塔紅美、[[水垣洋子]]、[[土屋嘉男]]と共演


=== 劇場アニメ作品 ===
=== 劇場アニメ作品 ===
* [[算法少女_(小説)#アニメ|算法少女]](2016年) - {{要出典範囲|千葉桃三|date=2023年08月24日}}<!-- 添えられていたリンク切れの出典はウェイバックマシンで確認したところ、個人によるまとめサイトの類だったので使えません。 -->
*[[算法少女]](2016年) - 千葉桃三<ref>{{Cite web |url=http://sampo-shojo.oops.jp/cast.html|title=Cast of 算法少女|accessdate=2016年12月27日}}</ref>


== 殺陣 ==
== 殺陣 ==
*[[突撃! ヒューマン!!]](1972年、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]] / [[ユニオン映画]])(注記)ビンプロモーションとして
*(追記) (追記ここまで)[[突撃! ヒューマン!!]](1972年、[[日本テレビ放送網|日本テレビ]] / [[ユニオン映画]])(注記)ビンプロモーションとして


== 著書 ==
== 著書 ==
*『ウルトラマンになった男』(小学館)2009年12月21日発売
*(追記) (追記ここまで)『ウルトラマンになった男』(小学館)2009年12月21日発売


== 古谷敏(に該当する役)を演じた俳優 ==
== 古谷敏(に該当する役)を演じた俳優 ==
; テレビドラマ
*[[京本政樹]](『[[ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の舟]]』、1989年、円谷プロ / TBS) - ウルトラマンのスーツアクター・大島 役
*[[(削除) 松戸俊二 (削除ここまで)]](『[[(削除) 私が愛した (削除ここまで)ウルトラ(削除) セブ (削除ここまで)ン]]』(削除) 、1993 (削除ここまで)年、円谷プロ / (削除) NHK) (削除ここまで) - (削除) ア (削除ここまで)(削除) ギ (削除ここまで)
(追記) : (追記ここまで)*(追記) (追記ここまで)[[(追記) 京本政樹 (追記ここまで)]](『[[ウルトラ(追記) マ (追記ここまで)(追記) をつくった男たち 星の林に月の舟 (追記ここまで)]]』(追記) 1989 (追記ここまで)年、円谷プロ / (追記) TBS) (追記ここまで) - (追記) ウルトラ (追記ここまで)(追記) ンのスーツアクター・大島 (追記ここまで)
:* [[松戸俊二]](『[[私が愛したウルトラセブン]]』1993年、円谷プロ / NHK) - アマギ役


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
=== 注釈 ===
{{Notelist
|refs=
<ref name="NO">ノンクレジット。</ref>
}}
=== 出典 ===
{{Reflist
|refs=
<ref name="asahi2014">三ツ木勝巳(あのとき それから)ウルトラマンシリーズ開始『朝日新聞』2014年3月3日</ref>
<ref name="朝日語る(1)">[https://www.asahi.com/articles/DA3S14714861.html 【語る-人生の贈もの-】スーツアクター・俳優 古谷敏(1)ウルトラQ 遠い未来の2020年]『[[朝日新聞]]』朝刊2020年12月1日(文化・文芸面)2021年1月11日閲覧</ref>
<ref name="朝日語る(2)">[https://www.asahi.com/articles/DA3S14716063.html 【語る-人生の贈もの-】スーツアクター・俳優 古谷敏(2)宇宙人スーツ「入るの嫌だよ」]『朝日新聞』朝刊2020年12月2日(文化・文芸面)2021年1月11日閲覧</ref>
<ref name="朝日語る(3)">[https://www.asahi.com/articles/DA3S14717505.html 【語る-人生の贈もの-】スーツアクター・俳優 古谷敏(3)「ウルトラマン 君しかいない」]『朝日新聞』朝刊2020年12月3日(文化・文芸面)2021年1月11日閲覧</ref>
<ref name="朝日語る(4)">[https://www.asahi.com/articles/DA3S14718954.html 【語る-人生の贈もの-】スーツアクター・俳優 古谷敏(4)「どうして殺す」涙流し闘った]『朝日新聞』朝刊2020年12月4日(文化・文芸面)2021年1月11日閲覧</ref>
<ref name="朝日語る(5)">[https://www.asahi.com/articles/DA3S14723234.html 【語る-人生の贈もの-】スーツアクター・俳優 古谷敏(5)夢の隊員役 やっと顔出せる]『朝日新聞』朝刊2020年12月8日(文化・文芸面)2021年1月11日閲覧</ref>
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=== 出典(リンク) ===
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
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*[http://shinbin.jp/binfan/ 古谷敏 Official Web Site]
*[http://shinbin.jp/(削除) シンビンプロモーション株式会社] - (削除ここまで) 古谷敏(削除) 所属事務所 (削除ここまで)
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曖昧さ回避 声優の「古谷徹」とは別人です。
ふるや びん
古谷 敏
古谷 敏
スペシウム光線のポーズをとる古谷敏(2019年ルイビルで開催されたギャラクシーコン (英語版)にて)
生年月日 (1943年07月05日) 1943年 7月5日(81歳)
出生地 日本の旗 日本東京都
民族 日本人
血液型 AB型
職業 俳優
活動期間
主な作品
テンプレートを表示
古谷敏
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年 -
登録者数 4290
チャンネル登録者数・総再生回数は
000000002023-08-28-00002023年8月28日時点。
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古谷 敏(ふるや びん[出典 1] (1943年昭和18年〉[4] 7月5日 [出典 2] - )は、日本の俳優スーツアクター [6] 。株式会社ビンプロモーション元代表取締役社長。シンビンプロモーション所属。東京都 [3] [4] 港区 西麻布出身[6] [1] 。本名は同字異読の古谷 敏(ふるや さとし)[7]

特撮テレビドラマ『ウルトラQ』で「ケムール人」と「海底原人ラゴン」を、『ウルトラマン』で主役ヒーローウルトラマンをスーツアクターとして[1] [2] 、『ウルトラセブン』でウルトラ警備隊アマギ隊員を顔出しで演じ、ウルトラシリーズの初期を支えた一人として知られる。特にウルトラマンは、古谷の体形を前提としてデザインが確定した[8]

来歴

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アサヒグラフ』1967年1月6日号より

東京市 麻布区(現・東京都 港区 西麻布)で、建具屋を営む家の五男として生まれた[9] 東宝演劇学校卒業後の1960年(昭和35年)、東宝撮影所に第15期ニューフェースで入社[10] [4] 。同期には二瓶正也らがいた[4] 。幾つかの作品に端役として出演し[9] 1962年(昭和37年)に東宝映画『吼えろ脱獄囚』(福田純監督)で正式に役者デビューする。当初は、いわゆる大部屋俳優の一人だった[10] [4]

1965年(昭和40年)、東宝本社の指示で業務提携下の円谷プロダクションへ出向。特撮テレビ番組『ウルトラQ』(TBS)へのゲスト出演が、円谷プロ作品とテレビ作品へのデビューだった。顔出しの役だけでなく、当時は「ぬいぐるみ役者」などと称されていた着ぐるみに入るスーツアクターを務めた。

1966年(昭和41年)、『ウルトラQ』の次回作として7月から放送開始した円谷プロの『ウルトラマン』(TBS)で、ウルトラマンのスーツアクターとして出演した[2] [4]

1967年(昭和42年)、ウルトラシリーズの次回作『ウルトラセブン』(TBS)では、「顔の見える役」としてアマギ隊員役に抜擢される[2] [4]

『ウルトラセブン』放映終了から1か月後の1968年(昭和43年)10月、怪獣アトラクションショーやサイン会の主催会社「ビンプロモーション」を設立[11] 。「アマギ隊員」役で司会をこなし、全国を興行する。1971年(昭和46年)には「株式会社ビンプロモーション」として法人化し、代表取締役社長に就任した[注釈 1]

1972年(昭和47年)、毒蝮夫妻に仲人を依頼して結婚し、一男一女をもうける。第二次怪獣ブームのなか、各地で怪獣ショーを催し、舞台中継番組『突撃! ヒューマン!!』(日本テレビユニオン映画)では劇中アクションを担当し、番組終了後も同作品のキャラクター興行を手掛けた。

怪獣ショーはスーパーマーケットの出店ラッシュ時には客寄せのために好調で、3億円から4億円もの年商があったが、1980年代に入ると集客力が落ち、1991年(平成3年)にビンプロモーションを解散して負債を抱える。他人に迷惑をかけたという申し訳なさから知人と連絡を絶ち、特撮番組で活躍した経歴を伏せてビル清掃会社で働いた[11] 。表舞台から姿を消したため、一時は消息不明として扱われ、死亡説なども伝えられた。

2007年(平成19年)、当時はすでに故人となっていた成田の原画展を伝える新聞記事を見て会場を訪ね、来場者名簿に記入して帰ると、彼の妻から「ビンさんが来てくれるなんて」と涙声で電話がかかってきた。それがきっかけで数週間後、『ウルトラセブン』でアンヌ隊員を演じたひし美ゆり子から「ずっと捜していた」と連絡が入り[11] 、『ウルトラマン』でフジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子ら円谷プロ時代の関係者との連絡を再び取り合うようになる。それまで「ウルトラシリーズ」など出演作の再映を除き、本人があえて距離を置いていたため、長らくマスコミへの露出は無かったが、11月にひし美のブログで古谷の元気な姿が紹介された[12]

2008年(平成20年)、CSファミリー劇場で放送された『ウルトラセブン超百科』にナビゲーターとして出演。また、同年には劇場映画『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』(松竹)で俳優として復帰した。

2009年(平成21年)12月21日、初の自叙伝『ウルトラマンになった男』(小学館)を上梓し、これまで語られなかった『ウルトラマン』での苦労や思い、撮影の裏話などを初めて明かした。

2013年(平成23年)10月18日、『ウルトラマン HD Remaster2.0 Blu-ray BOX II』の発売を記念して六本木ヒルズで行われたイベントに『ウルトラマン』で共演した黒部進や桜井と共に出席し、自身は47年ぶりにウルトラマンのスーツを着て登場した[13]

2022年(令和4年)1月、YouTubeチャンネル『古谷敏の夢道TV』を開設[14] 。『ウルトラマン』の撮影秘話やエピソードなどのトークを繰り広げている。

人物・エピソード

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特技はタップダンス [1]

東宝に入って一番嬉しかったことは俳優が使用する東宝サロンに入ることができたことであったが、飲食代が高いため食事はスタッフで賑わう第2食堂でとっていた[4] 。なお、当時の東宝は日活大映とライバルだったため、それらが所在する調布市には行くなと東宝の連中から言われていたが、深大寺の蕎麦は食べに行ったという[15]

2013年(平成25年)7月6日に予定していた70歳を祝う会では、200人の枠に応募者が殺到するという予想以上の反響から、大きな混乱を避けるために中止する事態となり、ブログで中止の報告と謝罪を行った。

ウルトラシリーズでのエピソード

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ぬいぐるみ役者」としての初の仕事は、『ウルトラQ』で演じた宇宙人ケムール人と海底原人ラゴンだった[16] [4] 。ケムール人役は、身長181センチメートルで痩せていて8頭身という体形からオファーされた[9] 。「こんなのに入るのは嫌だ」と渋ったが、撮影まで時間がないと頼まれて引き受けた[10]

続く『ウルトラマン』での主役ヒーロー「ウルトラマン」役の抜擢は、先述のケムール人役での長身痩躯に惚れ込んだデザイナーの成田亨から寄せられた、「ビンさんしかいない」との強い要望による。古谷はケムール人役やラゴン役に苦しかった思い出しかなく気乗りしなかったが、成田はウルトラマン役を演じてもらうため、何週間も古谷と直接交渉し続けた末に口説き落としている。当初は断っていた古谷の側にも、当時は映画が斜陽になっていた時期なので、「テレビ出演はチャンスである」との考えがあった。また、祖母に後押しされて決心したが、演じるに際して円谷プロにスーツアクターの待遇を良くするよう、条件を出したという[16]

このウルトラマンのマスクは、古谷のライフマスクから採った石膏型を基に製作された[8] [注釈 2] 。古谷としては当初、俳優としての「顔の見えない役」に対する複雑な感情があり、途中で何度か降板を考えたという。しかし、番組開始後には徐々に高まっていく子供たちのウルトラマンに対する反響に感動し、やがて全力で取り組んでいった[17]

古谷が演じたウルトラマンの戦闘態勢は、上体を前屈させた独特の構えが大きな特徴である。この姿勢の理由については、満田かずほによる「ぬいぐるみ演技に不慣れな古谷が火薬を使った撮影に腰がひけた姿勢になり、これが逆に"腰を落とし怪獣との間合いを取る"姿に見えて結果的に定着した」との解釈がこれまでの定説であった。しかし、古谷本人によれば火薬を使った撮影に恐怖感もあったものの、実際にはこの姿勢は演技上意図されたものであるほか、少年時代に見た映画『理由なき反抗』に出演していたジェームズ・ディーンがナイフを持った決闘シーンで見せた前傾姿勢を参考にしたもので[17] 、これに古谷の長身を画面に収めるため、高野宏一特技監督からより前屈みになるよう指示されたことが加わり、古谷自身の演技意図によって最終的に完成したものであるという[18] 。やや腰が引けた姿勢には、ウルトラマンは自分から攻撃せず、受け身で戦うというメッセージも込められている[19]

成田は次作『ウルトラセブン』でも主役ヒーローのウルトラセブン役を古谷に求めたが、俳優としてのこだわりから古谷はこれを固辞し、成田を残念がらせた。その結果、ウルトラセブン役は上西弘次が担当することとなった。

『ウルトラセブン』では『ウルトラマン』で科学特捜隊の制服を羨ましく思っていただけに顔を出せることが嬉しく、「テレビを見てね」と実家や親戚に電話した。かつてのスーツアクターとしてウルトラセブンの動きにも関心が向き、時代劇殺陣で経験を積んだ上西の演技を、力強く重みがあって武士のようだと感じたと回想している[20]

『ウルトラセブン』放映開始から1か月あまりが過ぎたころ、共演していた毒蝮三太夫とボウリングを楽しんだ後に話していた折、演技に精彩がないと指摘された。これは、週刊誌に「アマギ隊員役への抜擢は『ウルトラマン』でのスーツアクター役への慰労」と書かれたことに、俳優として評価されたわけではないと落ち込んでいたためであった。毒蝮から、「ウルトラマンとしての演技に感動したファンを裏切ってはいけない」と諭され、以後は発奮して知的でスマートなアマギ隊員の役どころを確立した[21]

ウルトラマンのスーツアクター時代の思い出と苦労話で「特に一番怖かったこと」として、「水中撮影でマスクの中に入ってきた水が、密着しているスーツとマスクから抜けず、本番中におぼれた」というエピソードが挙げられる[17] [22] [注釈 3]

「撮影は過酷だった。特に怖いのが水と火。米国製ウェットスーツに手を加えたゴム製スーツに、大きな電池を内蔵した重い仮面を身につけていたが、水のシーンで頭まで沈んだら、仮面の中にどんどん水が入ってきて息ができなくなり、死ぬかと思った。今とは違って本物の火も撮影に使っていて、熱風がスーツの隙間から入ってきた。苦しくてもがいていたのに、『いい演技だね』と褒められたり、当時はスポーツドリンクもなかったから、脱水を防ぐために水道水とレモン、塩を用意していた。救急車を呼ばなかったのが奇跡と思えるほど過酷だった」

ウルトラマンには武器の設定がなく、飯島敏宏監督と高野宏一カメラマンと3人でスペシウム光線を考えた[22] 。「スペシウム光線のこのポーズ、体に型を覚えさせるため1日300回、練習していた。誰にもできない型をやる、という俳優としての意地もあった。実は駅やホテルなど鏡があると今でもポーズを取ってしまう。昨年、米国のイベントに呼ばれて行ったら、サインを求める大行列が出来た」[23]

『ウルトラマン』放送当時は何人もの女性からモテたという[24]

2009年(平成21年)12月21日に、初の自叙伝『ウルトラマンになった男』(小学館)が出版された。これまで語られなかった苦労や思い、撮影の裏話などが初めて明かされている。2010年1月29日に行なわれた出版記念サイン会では『ウルトラマン』『ウルトラセブン』当時を知るファンが駆けつけ、「アマギ隊員に会えるなんて!」「もう光の国に帰らないで下さい」などと激励・握手攻めとなった[25]

出演作品

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映画作品

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テレビドラマ作品

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その他のテレビ番組

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ラジオ出演

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オリジナルビデオ

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  • 電エースキック(2019年、リバートップ)
    • 電エースウェディング(2020年、リバートップ)(注記)電エースキックの結末差し替えバージョン

舞台作品

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  • 朗読劇『銀河鉄道の夜』(2010年 東京・永田町 星陵会館) - カムパネルラの父親
  • 朗読劇『星の王子さま』(2010年 東京・永田町 星陵会館) - 主演 サン = テグジュペリ、パイロット

(注記)いずれも、スターワルツ作品 清水マリ、西塔紅美、水垣洋子土屋嘉男と共演

劇場アニメ作品

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殺陣

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著書

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  • 『ウルトラマンになった男』(小学館)2009年12月21日発売

古谷敏(に該当する役)を演じた俳優

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テレビドラマ

脚注

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注釈

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  1. ^ 従兄弟も勤務するが、後に『ウルトラファイト』などに出演した姫野昭二が経営する関連他社へ移籍している。
  2. ^ 古谷自身は、最初期の、口の開閉するゴム表皮のマスク(通称「Aタイプ」)が一番顔にフィットしていたと語っている。
  3. ^ ウルトラシリーズの後発作品『ウルトラマンレオ』でウルトラマンレオのスーツアクターを務めた二家本辰巳(現:二家本辰己)も、古谷と似た経験で溺れかけている。詳細は二家本辰己#『ウルトラマンレオ』での逸話を参照。
  4. ^ a b c d e f g h i j ノンクレジット。
  5. ^ 松本市のロケでは4役演じたと述べている[4]

出典

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  1. ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, p. 533, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
  2. ^ a b c d e f g h i j k ゴジラ大百科 1993, p. 128, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  3. ^ a b c d e f g h モスラ映画大全 2011, p. 127, 「脇役俳優辞典36」
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 三大怪獣コンプリーション 2023, p. 96, 「キャストインタビュー 古谷敏」
  5. ^ a b c d e f g 野村宏平、冬門稔弐「7月5日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、181頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  6. ^ a b 【語る-人生の贈もの-】スーツアクター・俳優 古谷敏(1)ウルトラQ 遠い未来の2020年朝日新聞』朝刊2020年12月1日(文化・文芸面)2021年1月11日閲覧
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  10. ^ a b c 【語る-人生の贈もの-】スーツアクター・俳優 古谷敏(2)宇宙人スーツ「入るの嫌だよ」『朝日新聞』朝刊2020年12月2日(文化・文芸面)2021年1月11日閲覧
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  37. ^ "『ウルトラセブン』4Kリマスター版が9/29(水)よりNHK BS4Kにて放送開始!当時のキャストや松本人志さんら豪華ゲストによる特番も決定!". 円谷ステーション. 円谷プロダクション (2020年8月18日). 2023年8月24日閲覧。
  38. ^ "激レアさんを連れてきた。 2020年02月15日(土)22:10 の放送内容 ページ1". TVでた蔵. ワイヤーアクション. 2020年2月20日閲覧。

出典(リンク)

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参考文献

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外部リンク

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