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'''Microsoft Zune'''(マイクロソフト ズーン)は、[[マイクロソフト]]が開発している携帯型音楽再生端末、またそれを販売するブランドの名称である。
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'''Zune'''(ズーン)は[[マイクロソフト]]が開発し販売した[[携帯音楽プレーヤー]]、およびそれを販売する[[ブランド]]の名称。[[2006年]][[11月14日]]に米国で販売開始されたが、[[2011年]]10月に開発中止と生産終了が発表された
<ref>{{Cite news|url=https://www.phileweb.com/news/d-av/201110/04/29481.html |title=米Microsoft、音楽プレーヤー「Zune」の生産を終了 |newspaper=ファイル・ウェブ |date=2011年10月4日 |accessdate=2011年10月07日}}</ref>。日本で販売されることはなかった。


==概要==
[[2006年]]より展開するブランド名で第一弾としてクリスマス前<ref>[http://www.cnn.co.jp/business/CNN200607220020.html 独自のデジタル携帯音楽プレーヤー発売へ、MS]</ref>までにZune端末が発売される予定である。
第1世代の機器は[[東芝]]が製造を請け負っていた。東芝の[[gigabeat]] Sに近い製品であった。第2世代は[[シンガポール]]の[[Flextronics|フレクトロニクス]]社が製造した。
「[[アップルコンピュータ]]社が販売している[[iPod]]への対抗商品としての位置づけ<ref>[http://www.asahi.com/business/update/0722/012.html iPodに対抗しマイクロソフトが新ブランド 年内発売]</ref>」とされ、<!-- iPodに備わっている基本的な機能はもちろんの事 -->[[無線LAN]]通信機能および[[Xbox 360]]に対応するとされている。


米国外で発売されたのは[[カナダ]]のみで、[[ヨーロッパ]]や日本など[[北米]]以外の地域で発売されることはなかった。
==ソース==

<references/>
発売以来、米国では概ねポータブルオーディオプレーヤーの10%前後のシェアを獲得し、[[iPod]]に次ぐ第2位を確保したがiPodには大きく引き離され牙城を崩すには至らなかった。

Zune Marketplaceという専用オンラインストアで音楽・ビデオを購入することができた。Zune Passという契約期間中は音楽を何曲でも定額でダウンロードできるサービスがあった。また、新品でZuneを購入すると本体裏に自分の好きなテキストや好きなアーティストが手がけたイラストをレーザー刻印してくれるサービスを行っていた。

なお、[[2010年]]にマイクロソフトが発表した[[スマートフォン]]『[[KIN (携帯電話)|KIN]]』, Windows Phone シリーズにおいても、Zune Marketplace<ref>{{Cite news|title=Microsoft、「Zune Marketplace」を2013年8月22日に終了へ|newspaper=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1308/19/news064.html|date=2013年8月13日}}</ref>等のサービスが利用出来た<ref>{{Cite press|url=http://www.microsoft.com/Presspass/press/2010/apr10/04-12NextGenSocialPhonePR.mspx |title=Microsoft Ushers in the Next Generation of the Social Phone With KIN, a New Windows Phone |publisher=Microsoft |date=2010年4月12日 |accessdate=2010年04月13日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20101230024324/http://www.microsoft.com/Presspass/press/2010/apr10/04-12NextGenSocialPhonePR.mspx |archivedate=2010年12月30日 |url-status=dead}}</ref>。

==主な仕様==
Zuneには2006年に発売されたZune 30、2007年10月2日に発表されたZune 80と[[フラッシュメモリ]]を搭載したZune 8及びZune 4があった。内蔵のラジオでは日本、アメリカ、ヨーロッパでの使用が可能。XNAで作ったゲーム、アプリケーションをZuneに取り込み遊んだり使用することができる。ポータブルハードディスクとしての使用は不可。ファームウェア2.2からインタフェース言語にフランス語、スペイン語が追加された。2008年の9月16日に配布されたバージョン3.0のアップデートにより本体に時計機能、ラジオでの曲購入、キーロック機能、インターネットへの無線接続が可能になった。XNAでのゲーム終了後に再起動してしまう問題も改善された。なお、ソフトウエアも改善され様々な情報の表示が可能なMIXVIEWの機能が付加された。曲名等の日本語表示はできず、日本語の文字はしろいしかく<!-- (通称「豆腐」)-->で表示される。Zune HDは曲情報等の日本語表示が可能となっている。

=== ゲーム、アプリケーション ===
Zune boardsのサイトにて様々なゲームやアプリケーションが公開された。ゲームではXNAで製作したrunning man(駆け抜けシューティングゲーム)やSIR TET(ZUNE版テトリス)等があった。

Zune boardsのサイトにはアプリケーションも置かれていた。これもXNAを使ったもの。数は少ないが、時計機能、アラーム機能、ストップウオッチ、カレンダー、Wi-Fiを使った簡易メッセンジャーがあった。

バージョン3.0に本体をアップデートするとゲームのプリセットにXboxでお馴染みのHEXICとカジノゲームがインストールされる。

==歴代ラインナップ==
=== Zune 30 ===
*発売日:2006年11月14日
*サイズ:11.2 x 6.1 x 1.4 cm, 重量:158.8 g
*HDD:30 GB
*ディスプレイ:3.0インチQVGA液晶
*[[Wi-Fi]]搭載(Zune同士で画像や曲の交換をする際に使用される・但し送られてきた曲は3回再生するか3日経過すると聞けなくなる仕様)
*FMラジオ搭載
*[[Xbox 360]]との連携
*対応音声フォーマット:[[MP3]], [[Windows Media Audio|WMA]], [[AAC]]
*対応動画フォーマット:[[Windows Media Video|WMV]], [[H.264]], [[MPEG-4]]
*駆動時間:14時間(音楽)/4時間(動画・画像)いずれもWi-FiをOFFにした場合
*楽曲はZune Marketplaceで購入。Zune Passと呼ばれる定額制サービスも用意されている。

=== Zune 80, 120 ===
*発売日:2007年11月13日
*サイズ:10.8 x 6.1 x 1.3 cm
*HDD:80, 120 GB
*ディスプレイ:3.2インチ液晶
*新たな入力インターフェースとして「Zune Pad」と呼ばれるタッチセンサーがついた。
*初代同様[[Wi-Fi]]を搭載し、新たにWi-Fiを使ってのPCとの同期が可能になった。音楽のシェアリングは3日以内という制限が変更され、3回再生すると聞けなくなる仕組みになった。

=== Zune 4, 8, 16 ===
*発売日:2007年11月13日
*サイズ:91.5 x 41.4 x 8.5 mm
*フラッシュメモリ:4, 8, 16 GB
*ディスプレイ:1.8インチ液晶
*カラーバリエーション:ピンク・グリーン・ブラック・レッド
*入力インターフェイス:80 GB同様Zune Padを採用

=== Zune HD ===
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2009年5月に発表<ref>{{Cite press|url=http://www.microsoft.com/Presspass/press/2009/may09/05-26ZuneHDPR.mspx |title=Microsoft Announces the Expansion of the Zune Entertainment Service to New Platform and Markets; Confirms New Zune HD Portable Media Player |date=2009年05月26日 |accessdate=2009年06月02日 |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130222074232/http://www.microsoft.com/en-us/news/press/2009/may09/05-26ZuneHDPR.aspx |archivedate=2013年02月22日}}</ref>、同年9月15日に米国で発売。[[NVIDIA Tegra]]プラットフォームを採用する。[[有機エレクトロルミネッセンス|有機EL]]タッチパネルを搭載。動画配信サービスを[[Xbox LIVE]] Marketplaceに統合し、別売のドッキングステーションで最高720p解像度の動画を[[HDMI]]出力可能。携帯端末としては初めて[[デジタルラジオ]]のHD Radioを受信可能。競合する[[iPod touch]]と比較して3割ほど低価格に設定されたが<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090815AT1D1400I14082009.html |title=米マイクロソフト、娯楽・ネット事業の収益化に苦戦 |newspaper=[[日本経済新聞]] |date=2009年08月15日 |accessdate=2009年10月29日 |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20090818043001/http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090815AT1D1400I14082009.html |archivedate=2009年08月18日}}</ref>、Zune HDの発売直前にiPod touchもラインナップを一新して同程度の価格帯になった。オーディオ再生には[[ウォルフソン・マイクロエレクトロニクス]]の超低電力ステレオCODEC「WM8352」を採用している。また、Gセンサーを導入している。Wi-Fi接続時にはWeb Browserが利用できる。

==その他==
第1世代のプロモーションのために[[Microsoft Windows XP|Windows XP]]用の「Zune デスクトップテーマ」が無料配布されていた(公式な配布は終了)。詳しくは[[Luna]]を参照。


==関連項目==
==関連項目==
*[[Zune Software]]
*[[Windows Phone]]
*[[携帯音楽プレーヤー]]
*[[iPod]]
*[[iPod]]
*[[gigabeat]] (東芝のデジタルオーディオプレーヤー)
*[[ウォークマン]]


== 脚注 ==
==外部リンク==
{{Reflist}}
*[http://comingzune.com/ Coming Zune] - Microsoftが立ち上げた先行宣伝サイト
*[http://zuneinsider.typepad.com/ Zune Insider Blog] - Zuneに関する情報が記載されているブログ


==外部リンク==
[[en:Microsoft Zune]]
(削除) [[fr: (削除ここまで)Zune(削除) ]] (削除ここまで)
(追記) {{Commonscat| (追記ここまで)Zune(追記) }} (追記ここまで)
*{{Wayback|url=http://www.zune.net/ |title=Zune.net|date=20041128231403}}
[[no:Zune]]
[[pt:Zune]]


(削除) [[Category: (削除ここまで)マイクロソフト(削除) ]] (削除ここまで)
(追記) {{ (追記ここまで)マイクロソフト(追記) }} (追記ここまで)
{{Windows CE端末}}
[[Category:音響機器]]
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[[Category:マイクロソフトのハードウェア]]
[[Category:デジタルオーディオプレーヤー]]
[[Category:携帯音楽プレーヤー]]
[[Category:東芝]]
[[Category:音楽配信]]
[[Category:Windows CE端末]]
[[Category:2006年のハードウェア]]

2024年7月2日 (火) 22:29時点における最新版

Zune
Zune 80 と Zune 4
製造元 マイクロソフト
種別 携帯音楽プレーヤー
発売日
販売期間
売上台数 300万台以上(2009年1月)
OS Windows Embedded
CPU Freescale i. MX31L processor ARM Core
ストレージ
ディスプレイ
  • 1.8インチLCD、解像度 ×ばつ320 (Zune 4, 8, 16)
  • 3インチ LCD、解像度 ×ばつ320 (Zune 30)
  • 3.2インチLCD、解像度 ×ばつ320、アスペクト比 4:3 (Zune 80, 120)
入力機器
  • 円形ボタン (30 GB)
  • Zune Pad (4, 8, 16, 80, 120 GB)
外部接続
  • Wi-Fi (Zune-Zune, Sync-PC, Microsoft Surface)
  • USB
オンラインサービス Zune Marketplace
次世代ハード Zune HD (en

Zune(ズーン)はマイクロソフトが開発し販売した携帯音楽プレーヤー、およびそれを販売するブランドの名称。2006年 11月14日に米国で販売開始されたが、2011年10月に開発中止と生産終了が発表された [3] 。日本で販売されることはなかった。

概要

[編集 ]

第1世代の機器は東芝が製造を請け負っていた。東芝のgigabeat Sに近い製品であった。第2世代はシンガポールフレクトロニクス社が製造した。

米国外で発売されたのはカナダのみで、ヨーロッパや日本など北米以外の地域で発売されることはなかった。

発売以来、米国では概ねポータブルオーディオプレーヤーの10%前後のシェアを獲得し、iPodに次ぐ第2位を確保したがiPodには大きく引き離され牙城を崩すには至らなかった。

Zune Marketplaceという専用オンラインストアで音楽・ビデオを購入することができた。Zune Passという契約期間中は音楽を何曲でも定額でダウンロードできるサービスがあった。また、新品でZuneを購入すると本体裏に自分の好きなテキストや好きなアーティストが手がけたイラストをレーザー刻印してくれるサービスを行っていた。

なお、2010年にマイクロソフトが発表したスマートフォンKIN』, Windows Phone シリーズにおいても、Zune Marketplace[4] 等のサービスが利用出来た[5]

主な仕様

[編集 ]

Zuneには2006年に発売されたZune 30、2007年10月2日に発表されたZune 80とフラッシュメモリを搭載したZune 8及びZune 4があった。内蔵のラジオでは日本、アメリカ、ヨーロッパでの使用が可能。XNAで作ったゲーム、アプリケーションをZuneに取り込み遊んだり使用することができる。ポータブルハードディスクとしての使用は不可。ファームウェア2.2からインタフェース言語にフランス語、スペイン語が追加された。2008年の9月16日に配布されたバージョン3.0のアップデートにより本体に時計機能、ラジオでの曲購入、キーロック機能、インターネットへの無線接続が可能になった。XNAでのゲーム終了後に再起動してしまう問題も改善された。なお、ソフトウエアも改善され様々な情報の表示が可能なMIXVIEWの機能が付加された。曲名等の日本語表示はできず、日本語の文字はしろいしかくで表示される。Zune HDは曲情報等の日本語表示が可能となっている。

ゲーム、アプリケーション

[編集 ]

Zune boardsのサイトにて様々なゲームやアプリケーションが公開された。ゲームではXNAで製作したrunning man(駆け抜けシューティングゲーム)やSIR TET(ZUNE版テトリス)等があった。

Zune boardsのサイトにはアプリケーションも置かれていた。これもXNAを使ったもの。数は少ないが、時計機能、アラーム機能、ストップウオッチ、カレンダー、Wi-Fiを使った簡易メッセンジャーがあった。

バージョン3.0に本体をアップデートするとゲームのプリセットにXboxでお馴染みのHEXICとカジノゲームがインストールされる。

歴代ラインナップ

[編集 ]

Zune 30

[編集 ]
  • 発売日:2006年11月14日
  • サイズ:11.2 x 6.1 x 1.4 cm, 重量:158.8 g
  • HDD:30 GB
  • ディスプレイ:3.0インチQVGA液晶
  • Wi-Fi搭載(Zune同士で画像や曲の交換をする際に使用される・但し送られてきた曲は3回再生するか3日経過すると聞けなくなる仕様)
  • FMラジオ搭載
  • Xbox 360との連携
  • 対応音声フォーマット:MP3, WMA, AAC
  • 対応動画フォーマット:WMV, H.264, MPEG-4
  • 駆動時間:14時間(音楽)/4時間(動画・画像)いずれもWi-FiをOFFにした場合
  • 楽曲はZune Marketplaceで購入。Zune Passと呼ばれる定額制サービスも用意されている。

Zune 80, 120

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  • 発売日:2007年11月13日
  • サイズ:10.8 x 6.1 x 1.3 cm
  • HDD:80, 120 GB
  • ディスプレイ:3.2インチ液晶
  • 新たな入力インターフェースとして「Zune Pad」と呼ばれるタッチセンサーがついた。
  • 初代同様Wi-Fiを搭載し、新たにWi-Fiを使ってのPCとの同期が可能になった。音楽のシェアリングは3日以内という制限が変更され、3回再生すると聞けなくなる仕組みになった。

Zune 4, 8, 16

[編集 ]
  • 発売日:2007年11月13日
  • サイズ:91.5 x 41.4 x 8.5 mm
  • フラッシュメモリ:4, 8, 16 GB
  • ディスプレイ:1.8インチ液晶
  • カラーバリエーション:ピンク・グリーン・ブラック・レッド
  • 入力インターフェイス:80 GB同様Zune Padを採用

Zune HD

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Zune HD
製造元 マイクロソフト
種別 携帯音楽プレーヤー
発売日 アメリカ合衆国の旗 2009年9月15日
OS Windows CE
CPU NVIDIA Tegra APX 2600
メモリ 16, 32 GB
ストレージ フラッシュメモリ
ディスプレイ 3.3インチ有機EL
入力機器 タッチパネル
外部接続
オンラインサービス Zune Marketplace
サイズ 52.7 ×ばつ 102.1 ×ばつ 8.9 mm
重量 74 g
前世代ハード Zune 80, 120
次世代ハード -

2009年5月に発表[6] 、同年9月15日に米国で発売。NVIDIA Tegraプラットフォームを採用する。有機ELタッチパネルを搭載。動画配信サービスをXbox LIVE Marketplaceに統合し、別売のドッキングステーションで最高720p解像度の動画をHDMI出力可能。携帯端末としては初めてデジタルラジオのHD Radioを受信可能。競合するiPod touchと比較して3割ほど低価格に設定されたが[7] 、Zune HDの発売直前にiPod touchもラインナップを一新して同程度の価格帯になった。オーディオ再生にはウォルフソン・マイクロエレクトロニクスの超低電力ステレオCODEC「WM8352」を採用している。また、Gセンサーを導入している。Wi-Fi接続時にはWeb Browserが利用できる。

その他

[編集 ]

第1世代のプロモーションのためにWindows XP用の「Zune デスクトップテーマ」が無料配布されていた(公式な配布は終了)。詳しくはLunaを参照。

関連項目

[編集 ]

脚注

[編集 ]
  1. ^ "Microsoft to Put Zune Experience in Consumers' Hands on Nov. 14" (Press release). Microsoft. 2010年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月6日閲覧
  2. ^ "Zune Takes Music Discovery to the Next Level With New Ways to Find and Access Digital Music" (Press release). Microsoft. 2010年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月6日閲覧
  3. ^ "米Microsoft、音楽プレーヤー「Zune」の生産を終了". ファイル・ウェブ. (2011年10月4日). https://www.phileweb.com/news/d-av/201110/04/29481.html 2011年10月7日閲覧。 
  4. ^ "Microsoft、「Zune Marketplace」を2013年8月22日に終了へ". https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1308/19/news064.html . (2013年8月13日) 
  5. ^ "Microsoft Ushers in the Next Generation of the Social Phone With KIN, a New Windows Phone" (Press release). Microsoft. 12 April 2010. 2010年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月13日閲覧
  6. ^ "Microsoft Announces the Expansion of the Zune Entertainment Service to New Platform and Markets; Confirms New Zune HD Portable Media Player" (Press release). 26 May 2009. 2013年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月2日閲覧
  7. ^ "米マイクロソフト、娯楽・ネット事業の収益化に苦戦". 日本経済新聞 . (2009年8月15日). オリジナルの2009年8月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090818043001/http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090815AT1D1400I14082009.html 2009年10月29日閲覧。 

外部リンク

[編集 ]
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