コンテンツにスキップ
Wikipedia

「白いも」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
(11人の利用者による、間の15版が非表示)
1行目: 1行目:
'''白いも'''(しろいも)とは(削除) 、[[愛媛県]][[新居浜市]]の[[新居大島]](大島)で栽培されている (削除ここまで)食用の(削除) 芋。 (削除ここまで)[[サツマイモ]]の一品種(削除) で、「七福芋」とも呼び、[[明治|明治時代]] (削除ここまで)(削除) [[アメリカ合衆国|米国]]から持ち帰ったとされ (削除ここまで)(削除) ことから、「アメリカ芋」とも呼ばれ (削除ここまで)る。
'''白いも'''(しろいも)とは食用の[[サツマイモ]]の一品種に(追記) 対す (追記ここまで)(追記) 通称であ (追記ここまで)る。


==名称==
「白いも」と呼ばれるとおり、表皮が白味を帯びているが、甘みがやや強く、食味は良い。特に、収穫後、貯蔵し、年を越える頃になると、実がやわらかくなり、色も飴色を帯びてきて、ぐんと甘みが増す。しかしながら、収量は(削除) 他 (削除ここまで)の品種に及ばない(削除) 。また、新居大島では育つが、他の地では栽培は可能なものの、大島産に比べて食味はやや劣るといわれる。土質の水はけに関係するといわれている (削除ここまで)
日本いも類研究会のサイトによれば、これは在来品種に分類される'''七福'''の事である。七福は[[明治]]33年、広島県の久保田勇次郎により[[アメリカ合衆国|アメリカ]]から導入された<ref>[http://www.jrt.gr.jp/var_s/zai_07.html 七福(しちふく)]日本いも類研究会</ref>。


[[愛媛県]]観光物産課のサイトでは、'''白いも'''が品種のように扱われており、新居浜市大島では'''七福芋'''と呼ばれていると記載されている。また、白いもは大島以外では育たないとも記載されている<ref name="#1">[http://www.pref.ehime.jp/iimono/toyo/niihama_shiroimo.html 白いも|新居浜市|愛媛 いいもの図鑑] 愛媛県観光物産課</ref>。
[[2003年]]頃より、白いもを原料とした「あんぶん」という銘柄の[[焼酎|芋焼酎]]づくりが始まっており、新居浜市内や[[松山市]]内で販売されている。


東京都[[新島]]と[[式根島]]の島民たちからは'''アメリカ芋'''と呼ばれている<ref name="#2">[http://www.niijima.com/farm/imo/ 東京都新島村特産 アメリカ芋]東京都新島村役場</ref>。
==(削除) 参考 (削除ここまで)リンク==
*[http://www.city.niihama.ehime.jp/nousui/nousei/nousannbutu.htm#シロイモの説明 大島のシロイモ(新居浜市農政係)]
*[http://www.whitepotato.net/ おいもてなしキャンペーン(長野県小諸市商工会議所)]


なお、[[キクイモ]]もアメリカイモと呼ばれるが、こちらはヒマワリ属の多年草である。
[[Category:愛媛県の食文化(削除) |しろいも (削除ここまで)]]

[[Category:いも類|しろいも]]
==特徴==
[[Category:新居浜市(削除) |しろいも (削除ここまで)]]
「白いも」と呼ばれるとおり、表皮が白味を帯びているが、甘みがやや強く、食味は良い。特に、収穫後、貯蔵し、年を越える頃になると、実がやわらかくなり、色も飴色を帯びてきて、ぐんと甘みが増す(追記) 。痩せた土地に強く、保存も効くことからこうした離島に定着することとなった (追記ここまで)。しかしながら、(追記) 在来品種であるので (追記ここまで)収量は(追記) 現在 (追記ここまで)(追記) 栽培 (追記ここまで)品種に及ばない。

== 産地別の栽培と利用状況 ==
=== 新居大島 ===
(追記) [[愛媛県]][[新居浜市]]の[[新居大島]](大島)で栽培されている。 (追記ここまで)[[2003年]]頃より、白いもを原料とした「あんぶん」という銘柄の[[焼酎|芋焼酎]]づくりが始まっており、新居浜市内や[[松山市]]内で販売されている(追記) <ref name="#1"/> (追記ここまで)

===新島===
サツマイモは江戸時代に新島に導入されたが、その中でもアメリカ芋は

#やせ地を好むため新島の土壌でも栽培できる。
#長期の貯蔵ができる。秋に収穫し床下の「芋穴」に入れておけば麦が収穫できる5月ぐらいまで貯蔵が可能。

という特徴のために島に定着し、人々を飢饉から救ってきた歴史がある<ref name="#2"/>。

近年、新島で行われた「芋フェスタ2009」のイベントで新居大島の活用事例が参考に紹介された<ref name="#3">[http://www.niijima.com/farm/imo/movement.html アメリカ芋にまつわる島のうごき]東京都新島村役場</ref>。東京都農林水産業技術交換大会で新島村農業研究会の「新たな換金作物としてのアメリカ芋栽培」が最優秀賞を受賞<ref>[http://www.tokyo-aff.or.jp/files/2010/pdf/h22_gijutu_taikai_0616.pdf 平成22年度 東京都農林水産業技術交換大会]公益財団法人 東京都農林水産振興財団</ref>。芋フェスタ2010では土産・贈答品としての活用が図られた<ref name="#3"/>。

これまでは島の各農家は自家用や親類・知人への贈答程度の栽培であったため、[[芋焼酎]]を島の活性化につなげるためにアメリカ芋の増産を図っている<ref>[http://www.nca.or.jp/shinbun/about.php?aid=3756 「アメリカ芋」焼酎に期待 新特産品で島が活性化 東京・新島村]2012年4月20日 全国農業新聞</ref><ref>[http://shimajiman.com/archives/noshoko.pdf 東京の多摩・島しょ地域における農林水産資源を活用した新事業の取り組み事例集]東京都商工会連合会</ref>。

==出典==
{{Reflist}}

==(追記) 外部 (追記ここまで)リンク(追記) (追記ここまで)==
* [http://anbun.jp/ にいはま大島七福芋ブランド推進協議会]
* [https://www.niijima.com/facility/community/farm/imo/ 東京都新島村特産あめりか芋]

{{デフォルトソート:しろいも}}
[[Category:愛媛県の食文化]]
[[Category:愛媛県の農業]]
[[Category:東京都の食文化]]
[[Category:東京都の農業]]
[[Category:伊豆諸島の文化]]
[[Category:サツマイモ]]
[[Category:新居浜市(追記) の文化 (追記ここまで)]]
[[Category:新島村]]

2024年7月5日 (金) 13:37時点における最新版

白いも(しろいも)とは食用のサツマイモの一品種に対する通称である。

名称

[編集 ]

日本いも類研究会のサイトによれば、これは在来品種に分類される七福の事である。七福は明治33年、広島県の久保田勇次郎によりアメリカから導入された[1]

愛媛県観光物産課のサイトでは、白いもが品種のように扱われており、新居浜市大島では七福芋と呼ばれていると記載されている。また、白いもは大島以外では育たないとも記載されている[2]

東京都新島式根島の島民たちからはアメリカ芋と呼ばれている[3]

なお、キクイモもアメリカイモと呼ばれるが、こちらはヒマワリ属の多年草である。

特徴

[編集 ]

「白いも」と呼ばれるとおり、表皮が白味を帯びているが、甘みがやや強く、食味は良い。特に、収穫後、貯蔵し、年を越える頃になると、実がやわらかくなり、色も飴色を帯びてきて、ぐんと甘みが増す。痩せた土地に強く、保存も効くことからこうした離島に定着することとなった。しかしながら、在来品種であるので収量は現在の栽培品種に及ばない。

産地別の栽培と利用状況

[編集 ]

新居大島

[編集 ]

愛媛県 新居浜市新居大島(大島)で栽培されている。2003年頃より、白いもを原料とした「あんぶん」という銘柄の芋焼酎づくりが始まっており、新居浜市内や松山市内で販売されている[2]

新島

[編集 ]

サツマイモは江戸時代に新島に導入されたが、その中でもアメリカ芋は

  1. やせ地を好むため新島の土壌でも栽培できる。
  2. 長期の貯蔵ができる。秋に収穫し床下の「芋穴」に入れておけば麦が収穫できる5月ぐらいまで貯蔵が可能。

という特徴のために島に定着し、人々を飢饉から救ってきた歴史がある[3]

近年、新島で行われた「芋フェスタ2009」のイベントで新居大島の活用事例が参考に紹介された[4] 。東京都農林水産業技術交換大会で新島村農業研究会の「新たな換金作物としてのアメリカ芋栽培」が最優秀賞を受賞[5] 。芋フェスタ2010では土産・贈答品としての活用が図られた[4]

これまでは島の各農家は自家用や親類・知人への贈答程度の栽培であったため、芋焼酎を島の活性化につなげるためにアメリカ芋の増産を図っている[6] [7]

出典

[編集 ]

外部リンク

[編集 ]

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /