ブログ

文化祭地域連携企画その後 1時の鐘

投稿日時 : 11/04 商品開発

文化祭の地域連携企画として

岩槻の鈴木建具店、鈴木惟司(ただし)さんがおひとりで作られた

貴重な模型をお借りして、展示させていただきました。

お返しする機会に、課題研究「岩商まちづくり」の授業にて、鈴木さんにご講演いただきました。

昔は建具として使われていたものも、次に何に使おうかと材料を大切に使って(リユース)

最後は薪とし、その灰は畑にまいて使われる(リサイクル)という循環があったそうです。

それらの材料をひとつひとつ丁寧に形作り、精巧な技術で10分の1に再現された

「時の鐘」と宝珠、岩槻城址公園にある裏門(薬医門形式)、紙芝居

さらに本日は、とってもとっても大きな黒門の模型もお持ちいただきました。

これらの作品を拝見しながらお話を伺いました。

時の鐘の「宝珠」という名も、その意味もあまり知られていません。

鈴木さんは「災難を除き水を清める」という願いが込められていることを

多くの人々に知ってもらいたいと思い、宝珠の模型を作られました。

(時の鐘は、岩槻駅に1号機、浦和美園駅に2号機が展示されています。今回拝見したのは3号機です。)

樹齢300年のケヤキに人の人生を表現したオリジナルの作品も拝見しました。

こちらは、一文字でも間違えたら表面を削って最初からやり直し

作業に適した環境は、朝陽の光に照らされるほんの数時間であり

その、彫刻の手元が影にならない間、心を穏やかにし、集中して作業をするとうまくいく

それに気が付いたのは、作り始めて三年目のことだったそうです。

どれもこれも、果てしない手間と、時間のかけられた作品の数々です。

鈴木さん 貴重なお時間をありがとうございました!!

{{options.likeCount}} {{options.likeCount}}