今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ATK さん からの

ご相談でした・・・

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大学2年生の息子のことでご相談です。私立中学、高校から、一浪して

国立大に入り、都会で一人暮らしです。今年になって、大学をやめて音楽の道に

進みたいと言って、大学を休学してしまいました。

休学中の授業料はかからないので経済的には問題ありませんが、ショックです。

もともと父親とは話をしたがらないし、私ともあまりじっくり会話したことが

ありませんので、何を考えているのだかわかりません。

小中高と、まじめすぎていじめられたこともあったり、かなり神経質な子でも

ありました。勉強ばかりだったので、そういった反動なのかとも考えますが、

20歳を過ぎた子の心配をするのはおかしいでしょうか。親として見守るべき


なのか、諭すべきなのか、悩んでいます。アドバイスいただけますと幸いです。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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あくまでお便りを聞かせていただいた上でのことですけれども・・・


親御さんとして 休学はショックだっていう気持ちは

もう本当によく分かりますし 共感できるところもございますけれども、

ひょっとすると お子さんは、

本当に自分のやりたいことを見つけたのかもしれませんね。

というのは 真面目すぎて勉強ばかりで、国立大学に一浪して入ったっていうのは

まあそれは素晴らしいことですけれども

本当にその時に お子さんは自分の気持ち 心も伴って

その道を歩いてきたのか、ずっと「違うな」と思いながら歩いてきたのか、

それはもうお子さんに聞かないと分からないところですけれども


ただですね、人っていうのは

やっぱり好きなことをしていれば気持ちが上がります。

人が「よくそんなにも長い時間 同じことできるなあ 」なんていうことも

本人はもう好きでやってて気持ちが上がってるから夢中になって

いつまでだってやれるっていうことがあるわけですよね。


それをやっていると顔つきが変わってきます。

すごくいい顔してきます。

やがて少しずつ何かしらの実績も出し始めると、

本当に好きなことを夢中になってやり続けてると

気持ちが上がる、心が上がるからポジティブになって、

顔つきが変わって 幸福感が出てきて 実績も 出始める、そういうものなんですね。


ただこの今回この息子さんの音楽の道というのが

本当に好きなことなのかどうなのか、ただなんか今の目の前で

なんかすごく不都合なことがあって、ただそこから逃避するが如く

逃げたいからやろうとしてるようなことだと

ちょっと何か違う環境で逃げたいな っていうこともありうるかもしれませんね。

そうだとすると 、気持ちがそうは上がらないわけですから、

顔つきもどんどん暗くなったりとか、幸福感 なんて 感じない雰囲気だったり

してきますから、

本当に これが本人の好きなことかどうか っていうのは

しばらく様子を見ていれば分かりますね。



しばらく様子を見ていて、顔つきも変わって 幸福感も満ちてきて

なんかしらの結果も出てきたと言うなら、

それは本人にとって幸せな道だと思いますね。



親にとっての 頭の中で描いた 幸せな道とは少し違うかもしれませんが 、

本人の気持ちが上がる、心が上がる、これが一番重要ですね。


気持ちが上がって 心が上がってるから、

これから来るいろんなトラブルも乗り越えていけるわけです。

気持ちも心も 上がってない人は、どれだけ理屈が正しくても

乗り越えられないです。

乗り越えてくっていうことが重要なことで、

そのためには気持ちと心が上がっているということです。

休学で、しばらく様子を見るっていうのは

いいんじゃないかなというふうに思います。



親というのは、子供の幸せを何より 願うものです。


幸い 休学中 っていうことは、戻ろうと思えば 戻れますから、

それが子供の幸せ感を増すことになってるかどうかの様子を見てみる時間も

あります。それをおすすめします。



親というのはどうしても、子供の幸せのために 道筋をどんどんどんどんと作って、

ここを歩けば幸せだから...というようなところもありますけれども

言い方を変えれば、その考える力とか基礎的な学力とか

そういった 面で言うと 、もう 国公立大学に入ってる時点で

ある程度 基礎の力もついてるのかもしれません。

次は自分で選んで、覚悟を持つっていう また別の力です。

社会の中で様々なトラブルがあっても乗り越えていく力、

様々な選択肢の中で自分で覚悟を決めて 選び取っていく力、

選んだ道を、最初はうまくいかなくても成功にしていく、

その粘り強さ、頑張り抜く力。

ここから先まで 幸せのためにつけていく力 っていうのは

勉強とはまた少し質の違う 力 かもしれません。



重要なことは、本人がリスクを背負ってでも 選び抜いた道が

実はここに存在してきたってことですね 。

その道を本人が納得いくまでやらせてみる 。

そこでうまく行こうが、行かないが、

本人が学び取れる、 また その力があります。


その力で、また次の選択、それから 次の頑張り、

根性みたいなものをついていくわけですから、

自分が選び抜いたという道に関して、応援をしてあげる、

いい意味で結果がどうであれ、見守る。 それもまた親の力ですね。

そういうところが 今 やってきたんだという風な気がします。


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安藤先生へのご相談は

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、TONTONかあさん からの

ご相談でした・・・

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小学1年生と3年生の子どもを持つ母親です。

私が片付けが苦手で、あちこち片付けられないでいると主人に怒られます。

子どもの前で。子どもたちの様子を見る余裕が私にないので、

子どもがどう思って聞いているのかはわかりません。

あるとき「そんなお前を子どもが真似するから気をつけろ」と

言われました。

私がちゃんとすればいいのですが、こんな親の姿(片付けられない私と

父親に叱られてる母親)を子供に見せてはいけないと反省しています。

でもいつも、この状況の後に子どもたちにどんな顔していいのか、

どんな接し方をすればいいのかわからなくなります。

先日「あんたたちが片付けないからお母さんが怒られたやろ!」と

子どもたちに言ってしまいました。私はどうすればいいでしょう。

へんな相談ですみません。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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大変、板挟みで、苦しい状態 なんだな っていう風に思いますね。

と言いますのは、旦那さんに「子供が片付けないのはお前のせいだ。

そんなお前を子供が真似するから気をつけろ」と言われてしまうというのと、

"子供が自分の思う通りに動いてくれない。片付けてくれない"

この2つの板挟みですね。

そして「とにかく 片付けられない自分が悪いんだ」と

自分を責めてしまうということですよね。


それは大変苦しいことだと思います。



そこで 思いますのは、「旦那さんに変ってもらいたい。言わないでもらいたい」

とか、

子供には、「片付けてほしい。子供が今と違って変わってくれないかな」

っていう風に思ったりすると思うんですが、

旦那さんとか子供とか、自分じゃない人に「変わってもらおう」、

「変わってくれたらいいな」っていう風に思っても、

そうならない時にストレスですよね。

だから、「自分が変わるしかない」・・・

そう思います。


その まず最初の一歩は、自分の素直な思いを旦那さんに伝えてみるって事です。

「どうせ 言ったって分かってもらえない」とか、

言っても無駄だとかそういう風に決めつけるんじゃなくて、

縁あって自分が選んだ 旦那さんですから、

自分の素直な思いを伝えるのです。

例えば、「私も片付けが苦手で大変申し訳ないなと思っている」

「でもなかなか それもうまくいかない。でもちょっとずつでも

頑張ろうとは思っている。子供たちもすぐには なかなか片付けられるようには

ならないかもしれない。でも

私も努力するし、子供たちもちょっとずつでも努力してもらうように

働きかける。ちょっとずつ頑張ってこうと思ってる。

だからここまでのいろいろとできてないとか、

申し訳ないけども一緒になって協力してもらいたい」

そういう素直な気持ちを、旦那さんに伝えてみるといいですね。

言えばこう言われるかもと 怖がるばかりではなくて、

旦那さんのことも信じて、旦那さんのいいところも褒めて、

旦那さんのこと信頼していることも伝えて、

そして一緒に協力してほしいってことですね。

そういうことを伝えていくことで、自分自身が殻を破ることになります。

破れるところから素直になって破り始める・・・

そういうことから まず始めてみることが

ストレスを感じずに踏み出せる一歩 なんじゃないかなという風に思いますね。



それを言ったらどうなるとか、先のことはどうなるかな とかいう

先のことではなくて、今自分のできることをする、

それのまず第一歩っていうのは「素直な気持ちを伝える」です。

素直な気持ちを言って こそだと思いますね。



それを伝えた後に、やはり ご自身も片付けを得意になりたいと思っているのならば、

そのように努力をするということも重要です。


場合によっては、家族に協力を依頼するっていうのは、旦那さんのみならず

子供たちにも、

「お父さんに言われたから」 とか言うよりも

「お母さん 片付け あんまり得意じゃないけど、綺麗な方が気持ちがいいかな」

「自分も片付けをしていこうと思う。頑張ろうと思う」

という風に 宣言をして、子供たちにも一緒になって頑張ろうっていう風に

協力を依頼するっていうことですね。


そういう風なことをした後に、また 旦那さんに

「みんなで、家族全員で頑張る。」と伝えて、

「その代わり 子供たちの前でいろいろ言われると、

私もその後、子供たちにどんな顔していいかわからないから

なるべく 言う時は、子供たちの前では言わないで」と

そういう気持ちもそのまま 旦那さんにお伝えするということです。

そういうようなところから、一歩踏み出すっていうことです。

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今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、匿名希望 さん からの

ご相談でした・・・

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中学受験をする息子(小学6年)がいます。

父親が細かく勉強の進捗状況を管理しいていますが、当の息子は、

のんびりマイペース。塾のない日は家でダラダラ漫画を読んだり

YouTubeやTik Tokを見たりして、父親が帰ってくる時間になって

慌ててやり始めています。

しかし、最近になって主人は結構激しく息子を責め立てることもでてきました。

息子は泣いて謝るものの、その後何度も同じことを繰り返し、

次第に息子は父親を怖がるようになり、「アイツ帰って来る、ヤバイ」と、

父親のことを「アイツ」呼ばわり。受験まであと4か月。

この状況は良くないと心配が尽きません。

母親としてどうすればいいのか、また、これから受験までの

親子の向き合い方などアドバイスをいただきたいです。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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お子さん本人が、

自分の人生を歩いてると感じない

父親の人生を歩いているだけなんだ・・・とか

父親の言う通りにしなくちゃいけない。

そうじゃないと父親が怒ってくる。

だから父親の頭の中にある人生を歩くしかないんだ・・・と思った時に

それは 溜まってくると、

大きく反抗に出る場合もあるし、

それならば 逆に父親に迷惑をかけてやる」みたいなことの

可能性もあるぐらい、大なり小なり いろんなところでありますが、

そこにお母さんが気づいているとなると、

大変 大切な局面ですけど、

お母さんが 人肌脱いで一役を買うということになろうかと思います。


お父さんも、もちろんお子さんへの愛情で表現をしているので

全否定するわけじゃないですが 、ご相談を拝見させてもらうと、

お父さんもその愛情の一つの表現だと思います。

ただ、お子さんが、あくまでも お子さんが、

そうなると父親に1回 ぶつかる必要があるわけです。

「父さんにはそう言われる。それも十分わかっている。

だけど 自分はそこまで 感情が追いついていかない。

気持ちが追いついていけない。

今の自分の気持ちはここにある。」


そしてお父さんの気持ちもある。それを理解しようとする気持ちもある。

じゃあどうすればいいか っていうことの間に

母親が入って、全力でサポートする必要があります。

その場から逃げるんじゃなくて、どちらが上とかしたじゃなくて、

ちゃんと全て気持ちをテーブルに置いて、

「じゃあどうするか」 っていうところですね 。


これはメールをいただいたお母さんのお役目だと思いますが

大変でしょうが 全力で 人肌脱ぐ、子供のためにも 一肌脱いであげる

ということですね。

具体的にはどのようなことをすればいいか...

まずお母さんがお子さんの話をしっかりと聞くことですね。

お母さんがお子さんの感情を理解しようとしっかりと、

ジャッジ(判断)をするんじゃなくて、

ありのまま お子さんの感情を聞くってことですね。

お子さんも「もう何もやりたくない 。お父さんが むかつく」

・・ 最初は入り口はそんなんかもしれませんけど

その感情もそれはそれでいい。

だけど お父さんに言われる通りにしないと怖いし

だけど お父さんのことは尊敬してるとかまあいろいろあるかもしれません。

でも、お父さんに言ってない思いがある、

怖くて言い切れない気持ちがある、だとしたらそれはそれで

お母さんも「じゃあサポートするから言った方がいいと思うよ」

「出していかないとたまるばっかりでしんどいだろうからね。

お母さんはあなたの味方だよ。あんたは大事な子供 やからね」

と、そういう時間をまず持つってことです。

そうするとお母さんも覚悟が決まると思います。

「この子を守らないと!この子のためにもやってあげよう」と。


お父さんも一生懸命 反抗すると思います。

「ふざけるな そうじゃないだろ こうたろう あーだろ 」って

なるかもしれません、ひょっとするとね。

だけどそこはお母さんがお父さんを上手に制しながら、

そういうとこの子は何も言えなくなるから、

全部1回この子が言うからちょっと黙って聞いてやってくれる?」

って。そして

「お父さんもお父さんの気持ちをじゃあ言ってください」と

間に入って。

お父さんがもし お子さんのことを「お前は違う お前 間違ってる」

って正論になったら、お母さんは

「相手をコントロールするとかの話ではなくて、

お父さんの気持ちを言って」と、上手にその場を進行していく

ということですね 。


ちょっと難しいかもしれません けれども

お互いが 別に愛情でやってるんだけど、一旦 気持ちだけ置いて

みんなでハッピーになる形を納得しちゃいましょうということですよね。

1回で全部 納得できるかどうか分かりませんが

そういう形でチャレンジしてもらうといいんじゃないかなと

いう風に思います。

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