「小学校建設ラッシュ」子供が増える流山市

「母になるなら、流山市。」岸田首相が本気で子供を増やしたいなら、流山市を見に来るべきだろう。

2023年5月号 LIFE

統一地方選の41道府県議選では、全体の4割弱に上る348選挙区で定数を超える候補者がなく、4人に1人にあたる565人が無投票で当選を決めた。民主主義の根幹である選挙制度が崩壊しつつある。そんな中、活況を呈しているのが千葉県北東部の片隅にある流山市の選挙だ。市議選では定員の28人に対して39人が説明会に参加し立候補の姿勢を示した。市長選も3人が名乗りを上げている。筆者はこの流山市に住んで30年になるが、この10年で劇的な変化が起きた。子供が増えているのだ。流山市では時ならぬ小学校の新設ラッシュが続いている。2015年の「おおたかの森小学校」を皮切りに、21年には「おおぐろの森小学校」が開校。24年には市野谷小学校と南流山第二小学校の新設が予定されている。10年で4校というハイペースだ。

計算し尽くされた「表玄関」

2012年に8285人だった0〜4歳の人口は22年、1万1938人と3653人も増えている。22年の全国 .........

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