リプレースの本命と同型が英国で建設中。工費は当初の8割増。建て替えは非現実的。
2023年4月号 LIFE
2月10日、岸田政権は2050年の脱炭素社会実現を目指すGX(グリーントランスフォーメーション)の基本方針を決定。既存の原子力発電所敷地内で「革新軽水炉」など次世代型原発に建て替える(リプレース)方針が盛り込まれた。だが一足早く原発リプレースが進む英国ではトラブルが続出。1号案件を手がける仏電力公社(EDF)は当初計画から8割高騰した建設費に音を上げ、共同出資者の中国広核集団(CGN)が逃げ出すのではと戦々恐々。実は工事が難航するこの原子炉、岸田政権が本命視する「革新軽水炉」とほぼ同じ構造なのだ。
「現段階でプロジェクトの総費用は327億ポンド(約5兆3500億円)に膨らんでいる」EDFが投資家向け説明会で英ヒンクリーポイントC原発(南西部サマセット州)のコスト急増を公表したのは2月17日。同プロジェクトは「3.5世代」と呼ばれる仏フラマトム社(旧アレバ)製の欧州加圧水 .........
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