バブルと資本主義が日本をつぶす : 人口減と貧困の資本論

書誌事項

バブルと資本主義が日本をつぶす : 人口減と貧困の資本論

大西広著

(ちくま新書, 1823)

筑摩書房, 2024.10

タイトル別名

バブルと資本主義が日本をつぶす : 人口減と貧困の資本論

タイトル読み

バブル ト シホン シュギ ガ ニホン オ ツブス : ジンコウゲン ト ヒンコン ノ シホンロン

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注記

参考文献: p233-235

内容説明・目次

内容説明

令和バブルともいうべき株や都市部不動産の高騰、急速に進行する地方経済の衰退。近代英国の労働者のような低賃金に貧富の差が拡大している。老後への不安に付け込み、税優遇などの誘惑によって引きずり込まれた危険なマネーゲームの乱高下はチキンゲームの様相を呈してきた。バブルは壊れて消えるのが必定。マルクスは、資本主義には貧困が必要なことを喝破したが、日本はいま未曾有の労働力不足、人口減少社会に直面している。―日本の末期的状況を、マルクスやエンゲルスの枠組みで読み解く。

目次

  • 第1部 貧困がもたらす全国民的危機(迫りくる人口減の認識は決定的に不十分;貧困化と株価・地価バブルの同時存在;迫りくる財政破綻という全国民的危機;地方経済の崩壊を期待する原発企業と軍事基地)
  • 第2部 貧困の原因を解明した『資本論』(中間層の貧困化で始まった資本主義;資本主義の継続に必要だった貧困;奴隷・農奴と同じ現在の労働者)
  • 第3部 バブルと貧困の解消を主張する経済学(古くて新しい階級論;バブルの原因を問う数理マルクス経済学;賞味期限切れの資本主義)

「BOOKデータベース」 より

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