内容説明
2021年3月、中国の国会にあたる全国人民代表大会(全人代)で、「自立した強い科学技術が中国の発展の戦略的支えとなる」という方針が示された。中国では「科学技術イノベーション」の推進により、経済・産業・社会生活の様々な場面でデジタル化が浸透し、コロナ感染拡大前には海外から多くの視察団が訪れた。河北省では自動運転など最新の科学技術を結集したスマートシティ「雄安新区」の建設が進んでいる。本書では、中国の「科学技術イノベーション」の最新動向や中国人イノベーターたちの活躍を、情報通信技術(ITC)、新エネルギー、製造業、ライフサイエンス、宇宙・海洋探査などの多分野にわたって紹介している。科学技術立国を目指す現在の中国を知るとともに、日本や世界が「科学技術イノベーション」を推進する上でのヒントを得られる貴重な一冊である。
目次
- 第1章 暮らしを変えるICT
- 第2章 脱炭素社会を担う新エネルギー
- 第3章 中国製造業のブレークスルー
- 第4章 ライフサイエンス分野の新たな挑戦
- 第5章 宇宙・海洋分野の飽くなき探求
- 第6章 国民総イノベーションの時代
「BOOKデータベース」 より