書誌事項

日本の経済思想世界 : 「十九世紀」の企業者・政策者・知識人

川口浩編著

日本経済評論社, 2004.12

タイトル別名

日本の経済思想世界 : 十九世紀の企業者政策者知識人

The world of economic thought in 19th century Japan : businessmen, politicians and intellectuals

日本の経済思想世界 : 19世紀の企業者政策者知識人

タイトル読み

ニホン ノ ケイザイ シソウ セカイ : ジュウキュウセイキ ノ キギョウシャ セイサクシャ チシキジン

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注記

欧文タイトルは巻末による

内容: 序章: 日本の経済思想世界, 第I部: プレ天保世代(第1章「大坂両替商草間直方における「融通」」-第4章「広瀬淡窓と経世済民」), 第II部: 天保〈一八三〇〜四四〉世代(第5章「草莽の後期水戸学としての渋沢栄一思想」-第8章「福沢諭吉の「転回」と保守性」), 第III部: ポスト天保世代(第9章「一八八〇年代における地方名望家の展開」-第15章「宇和島藩の思想と政治」), あとがき(編者), 索引, 英文目次, 執筆者・訳者略歴, 編著者紹介

年譜あり

収録内容

  • 日本の経済思想世界 : 「十九世紀」の企業者・政策者・知識人 / 川口浩 [執筆]
  • 大坂両替商草間直方における「融通」 / 小室正紀 [執筆]
  • 川路聖謨 : 幕末一閣僚の外交日記 / 矢嶋道文 [執筆]
  • 本多利明の経世済民思想 : 『経済放言』を中心として / 宮田純 [執筆]
  • 広瀬淡窓と経世済民 / 三澤勝己 [執筆]
  • 草莽の後期水戸学としての渋沢栄一思想 / 坂本慎一 [執筆]
  • 明治前半期の豪農の経済思想について : 岡田良一郎を事例として / 仁木良和 [執筆]
  • 明治維新期の財政政策と経済思想 : 由利公正と大隈重信 / 落合功 [執筆]
  • 福沢諭吉の「転回」と保守性 : 前近代から近代への移行期における漢学の素養 / 坂本慎一 [執筆]
  • 一八八〇年代における地方名望家の展開 : 愛知県前芝村・加藤六蔵を例として / 石井寿美世 [執筆]
  • 「番頭」武藤山治 : 鐘坊専心期(一八九四〜一九一八)を中心に / 川口浩 [執筆]
  • 明治後半における工業社会像 : 清浦奎吾の工業所有権保護策を中心に / 高橋周 [執筆]
  • 大島貞益の経済学体系と経済政策論 : 『経済纂論』を中心として / 三島憲之 [執筆]
  • 竹越与三郎の維新史論と朝鮮観 : 福沢諭吉との比較において / 堀和孝 [執筆]
  • 石門心学と浙東学派の経済思想の比較研究 : 石田梅岩と葉適の商品経済観を中心として / 葉坦 [執筆] ; 鈴木弘一郎訳
  • 宇和島藩の思想と政治 : 幕藩体制下重商主義の一例と日欧比較 / ギュンター・ディステルラート [執筆] ; ギュンター・ディステルラート, 小室正紀共訳

内容説明・目次

内容説明

日本の近世と近代の狭間にある巨大な激動期「十九世紀」とはいかなる時代であったか。当時を代表する渋沢栄一、福沢諭吉をはじめとする企業者・政策者・知識人の経済思想をとりあげ検証する。

目次

  • 日本の経済思想世界—「十九世紀」の企業者・政策者・知識人
  • 第1部 プレ天保世代(大坂両替商草間直方における「融通」;川路聖謨—幕末一閣僚の外交日記;本多利明の経世済民思想—『経済放言』を中心として ほか)
  • 第2部 天保(一八三〇〜四四)世代(草莽の後期水戸学としての渋沢栄一思想;明治前半期の豪農の経済思想について—岡田良一郎を事例として;明治維新期の財政政策と経済思想—由利公正と大隈重信 ほか)
  • 第3部 ポスト天保世代(一八八〇年代における地方名望家の展開—愛知県前芝村・加藤六蔵を例として;「番頭」武藤山治—鐘紡専心期(一八九四〜一九一八)を中心に;明治後半における工業社会像—清浦奎吾の工業所有権保護策を中心に ほか)

「BOOKデータベース」 より

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