内容説明
犯人は、謎の蟹(スミテリークラブ)?!中野・淡輪町の骨ガラ通りには、懐かしのグッズを売るアンティークショップが軒を連ねていた。そこに群がるコレクターたちは、懐かしの品をめぐる、一般人にとってはどうでもいい闘いを、日夜繰り広げていた。だが、そんな平和な町の日常が破られる。バラバラ殺人が発生、しかも現場は密室!背後には不審な蟹の影が...。善福寺川で目撃された体長3メートルの"巨蟹"、改造人間もどきの"人蟹"などの出没はいったい何を意味するのか。やがて連続殺人も奇妙さを増してゆき、さすがの酔狂探偵・紅門福助も今度ばかりは分が悪い?奇天烈に輪をかけたようなこの事件の真相やいかに!ミステリー界のお笑いを一手に引き受けるバカミス・キング霞流一、堂々の最新作。
「BOOKデータベース」 より