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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

上高地巡視

2025年02月28日
上高地 松下裕之
こんにちは。上高地アクティブ・レンジャーの松下です。

去る2月20日に、乗鞍・白骨アクティブ・レンジャーの中岡さんとともに上高地へ巡視に出かけました。当日は小雪の降る寒々としたお天気で、上高地一帯は白黒写真のようです。この日に上高地に入山された方々は、銀嶺の穂高連峰を見ることができず、少し残念だったかもしれません。

今回の巡視では、河童橋周辺や大正池、各所冬期トイレの状況を確認しました。園内にゴミ等は落ちていませんでしたが、今年は雪が多いためか、園路以外の場所に踏み込んだ形跡が見受けられました。特に、田代湿原から田代橋までの区間は、令和6年7月豪雨災害で梓川コースの木道破損があるなど著しく危険な状態であるため、通行止めとなっています。ご注意ください。
巡視中には多くのニホンザルを確認しました。我々が近づいても逃げる気配はなく、人慣れ(動物にとって安全と思える人との距離感が通常よりも近いこと)が進行していますが、上高地のニホンザルは人間に依存せず、野生のままに暮らしています。人の食べ物に執着する原因となりますので、決して食べ物(ゴミも持ち帰る)を与えないでください!!国立公園において、野生動物に餌を与えること、著しい接近や付きまといを行うことは法律によって禁じられています。みだりにこれらの行為をした場合には、三十万円以下の罰金の対象となることがあります。

前回と同じ注意事項となりますが、閉山後の上高地はすべての施設が閉鎖され、沢渡・平湯から上高地内にアクセスする路線バスやタクシーの運行がないなど、通常の公園利用サービスは提供されていません。閉山後の上高地はマイナス20度以下になる冬山であり、普段着に普通の運動靴で入山すると凍傷や低体温症等で命を落とすリスクがあります。また、今年は雪が多く、頻繁に雪崩が発生することが懸念されます。2023年2月には大正池付近で雪崩に巻き込まれ重傷を負う事故も発生しています。冬期入山する際は、事前に天候を確認、適切な冬山装備を準備し、冬山を熟知した人と一緒に入山するなどして、安易な入山は控えて下さい。

しかく『上高地冬期入山ルール』を必ず守ろう
https://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2024/press_00157.html

しかく上高地公式ウェブサイト「上高地へ入山される方へ」
https://www.kamikochi.or.jp/news/6480/

【六百山】


【岳沢】


【河童橋の点検】


【中の瀬公衆便所】


【大正池公衆便所】


【田代橋付近のニホンザル】


【大正池】


【目印の設置】

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