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Home / 5 / package / specification / baser core / common / ファイルアップロード設計書

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ファイルアップロード設計書

ファイルのアップロードについては、対象となるテーブルオブジェクトにて、BcUploadBehaviorBcUploadHelper を利用し実装するものとする。

  • BcUploadHelper:コントロールの設置
  • BcUploadBehavior:ファイルの保存、削除、DB用データへの変換
  • UploadsController:一時アップロード画像の表示

ユースケース

初期設定:BcUploadBehavior

実装方法

対象となるテーブルオブジェクトに BcUploadBehavior を追加し、設定を記述した上で、ビューにファイルアップロード用のコントロールを配置する。
データをポストしテーブルで保存するタイミングでファイルの保存処理などを行う。

テーブルへBehaviorを追加

// 実装例
public function initialize(array $config): void
{
 $this->addBehavior('BaserCore.BcUpload', [
 // 保存フォルダ名
 'saveDir' => "editor",
 // サブフォルダフォーマット
 // 保存フォルダをサブフォルダで分類する場合に設定
 'subdirDateFormat' => 'Y/m',
 // フィールドごとの設定
 'fields' => [
 // フィールド名
 'image' => [
 // ファイルタイプ
 // all | image | ファイルの拡張子
 'type' => 'image',
 // ファイル名を変換する際に参照するフィールド
 'namefield' => 'id',
 // ファイル名を変換する場合のフォーマット
 'nameformat' => '%08d',
 // ファイル名に追加する文字列
 // 文字列 | false
 'nameadd' => false,
 // リサイズ設定
 // アップロードした本体画像をリサイズ
 'imageresize' => [
 // 横幅
 'width' => '100',
 // 高さ
 'height' => '100'
 ],
 // コピー設定
 'imagecopy' => [
 'thumb' => [
 'suffix' => 'template',
 'width' => '150',
 'height' => '150'
 ],
 'thumb_mobile' => [
 'suffix' => 'template',
 'width' => '100',
 'height' => '100'
 ]
 ]
 ],
 'pdf' => [
 'type' => 'pdf',
 'namefield' => 'id',
 'nameformat' => '%d',
 'nameadd' => false
 ]
 ]
 ]);
}

ビューにコントロールを設置

内部的に、BcUploadHelper を利用する。

echo $this->BcAdminForm->control("Content.eyecatch", [
 'type' => 'file', 
 'imgsize' => 'thumb'
])

BcUploadBehaviorの設定

ファイルの保存先

/webroot/files/ 配下にて、設定値 saveDir で設定したフォルダに保存する。
設定値 subdirDateFormat を定義している場合、保存日をベースとしたフォーマットでサブフォルダを作成しそこに保存する。

// saveDir が contents、subdirDateFormat が Y/m の場合
/webroot/files/contents/2022/01/

フィールドごとの設定

設定値 fields に配列で、複数のフィールドに対してファイルを保存できるように設定できる。
fields を設定する場合、各フィールドのキーをフィールド名とする。

ファイルのタイプ

設定値 type でファイルのタイプを設定する。

  • all:全てのファイル
  • image:画像ファイル
  • その他、ファイルの拡張子を設定する。

ファイルのリネーム

フィールド値に基づいたリネーム

例えば、ID に基づいたファイル名にしたい場合、設定値 namefieldid を設定し、設定値 nameformat に、フォーマットを設定する。

// namefield を id、nameformat を %08d と設定し、id が 52 の場合
'00000052.png'

フィールド名を追加する

設定値 nameaddtrue に設定することで、ファイル名に、フィールド名を追加する。

// フィールド名 eyecatch の場合
'00000052_eyecatch.png'

プレフィックス

設定値 prefix を設定することで、ファイル名にプレフィックスを設定する。

// prefix を smartphone_ とした場合 
'smartphone_00000052_eyecatch.png'

サフィックス

設定値 suffix を設定することで、ファイル名にサレフィックスを設定する。

// suffix を _smartphone とした場合 
'00000052_eyecatch_smartphone.png'

画像のリサイズ

画像をリサイズする場合は、設定値 imageresize に配列で次の内容を定義する。

  • width:横幅
  • height:高さ

プレフィックスやサフィックスも設定できる。

画像のコピー

設定値 imagecopy に配列で複数のコピー設定を定義できる。
配列のキーには画像を特定する文字列を設定する。
画像のリサイズと同様に、横幅、高さ、プレフィックス、サフィックスが定義できる。

レコードの保存処理

ファイル保存のタイミング

対象のテーブルクラスで save を実行した場合、beforeSave のタイミングでファイルを保存する。

保存の流れ

  • beforeMarshal
    • ポストデータを最適化し保存対象かどうか判定
  • beforeSave
    • 保存対象のフィールドの古いファイルを削除
    • 保存対象のファイルを保存
    • 削除にチェックが入っているフィールドのファイルを削除
  • afterSave
    • ファイルをリネーム

ファイルの削除

保存対象のデータの中に {フィールド名}_delete というキーに、true が設定されているとファイルの削除対象となる。
このフィールドは、BcUploadHelper が自動的に追加する。

レコードの削除処理

ファイル削除のタイミング

対象のテーブルクラスで delete を実行した場合、beforeDelete のタイミングでファイルを削除する。

削除の流れ

  • beforeDelete
    • 対象レコードの全てのフィールドのファイルを削除

ファイルの一時保存

確認画面を作りたい場合や、プレビューを行いたい場合、ファイルをセッション内に一時的に保存することができる。

一時保存処理

BcUploadBehaviorsaveTmpFiles メソッドを実行する。

一時保存ファイルの保存処理

セッション内に一時ファイルが存在し、対象テーブルクラスで save を実行すると、
beforeMarshal のタイミングで、セッションからファイルを復元し保存する。
その場合、保存対象のデータの中に {フィールド名}_tmp というキーでセッションIDを含めている必要がある。
このフィールドは、BcFreezeHelper が自動的に追加する。

プレビュー処理

UploadsController を利用することで、セッション内のファイルをプレビューすることができる。

/uploads/tmp/{セッション名}

BcAdminFormHelper::control() を利用する場合、もしくは、BcUploadHelper::uploadImage()BcUploadHelper::fileLink() を利用する場合は、セッションの有無を判断し、自動的にURLを切り替える。

アクティビティ図

初期化処理

初期化処理


保存処理

保存処理


削除処理

削除処理


一時保存処理

一時保存処理


一時保存ファイル復元処理

一時保存処理

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