2024年09月21日

「秋の全国交通安全運動」が21〜30日、全国で実施される。鹿児島県警は飲酒運転根絶や自転車ヘルメット着用の徹底などを重点項目に掲げ、取り締まり強化や交通ルールの周知に取り組む。20日、各地で出発式などの催しがあった。

鹿児島市喜入町の鹿児島ユナイテッドFC専用練習場「ユニータ」には同日、県警や県交通安全協会の関係者ら約75人が集結。鹿児島南署と交通機動隊の白バイやパトカーがパトロールに出発した。

県警が出発式で鹿児島Uとコラボするのは初めて。応援リーダーの田上裕さん(38)を「交通安全キャプテン」に任命した。田上さんは「早めのライト点灯や反射材の使用を呼びかけ、事故ゼロに向け尽力したい」と決意を述べた。

曽於市財部であった「市民曽於ぐるみ交通安全運動」では、南九州畜産獣医学拠点(通称SKLV=スクラブ)で飼育中の馬3頭が早朝から沿道に立ち、啓発に一役買った。市職員など約20人とともに、県道を行き交うドライバーにシートベルト着用や運転中の携帯電話使用禁止をアピールした。

県警によると、1〜8月に交通事故で亡くなった人は37人(前年同期比5人増)。交通企画課の森山英明理事官は「犠牲者を減らすため、県民の意識に訴える取り組みを進める」と述べた。

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