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山幸彦と豊玉姫が出会った「玉の井」はここ...もっと観光客に知ってほしいから「立て札」刷新へ 地元NPOが寄付募る

2024年09月17日 16:00
[画像:竜宮伝説ゆかりの地「玉の井」と近くに立つ現在の立て札=指宿市開聞]
竜宮伝説ゆかりの地「玉の井」と近くに立つ現在の立て札=指宿市開聞
神話の観光活用などを目指すNPO法人・神代の守り人が、竜宮伝説で知られる鹿児島県指宿市開聞の「玉の井」の立て札(駒札)を刷新しようと、寄付を募っている。新たな駒札には神話ゆかりの地名などを記載する計画で、「より地域色を強め、伝説の一丁目一番地をPRしたい」としている。

「玉の井」は竜宮伝説で山幸彦と豊玉姫が出会った場所とされる。現地には県外の民間団体が数十年前に立てた駒札があるが、古事記や日本書紀にまつわる内容が中心で、地域との関わりについてはほとんど触れていなかった。

そこで、同NPO理事で神話プロデューサーの石堂修一さん(63)=南さつま市=が「地名などを入れた方が観光客もイメージしやすいだろう」と提案。新たな説明文は、神話と歌の融合に取り組む歌手YULYさんが手がけ、御返事河や饗殿(京田)などの名前を盛り込む予定だ。

「玉の井」は6年前から、地元のボランティア団体「玉の井にこにこふれあいクラブ」が定期的に清掃を続けており、8日は石堂さんがメンバーらに立て替えの趣旨を説明した。同クラブの西牟田多美子会長は「地域に伝説ゆかりの地があるのは誇り。これを機に、地元のことを広く知ってほしい」と話した。

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