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【写真で振り返る 占領下の奄美9】「唯一の娯楽」相撲が盛ん〈カラー化写真あり〉

2023年12月17日 20:00
[画像:校区青年相撲大会で優勝し、記念撮影する選手ら=1948年、大和村津名久(同村教育委員会提供)]
校区青年相撲大会で優勝し、記念撮影する選手ら=1948年、大和村津名久(同村教育委員会提供)
まわしを締めた男性は誇らしげに見える。大和村の5集落(津名久、湯湾釜、思勝、国直、大和浜)対抗の校区青年相撲大会で、津名久が優勝した1948年に撮影された。

大会は終戦翌年の46年から始まった。困窮して生きるのに必死だった時代、相撲が「唯一の娯楽」で大いに盛り上がったとされる。

ほとんどの選手が林業で生計を立てていた。シイやカシを伐採して鉄道の枕木用に削り、牛に引かせて運んでいたという。同村文化財保護審議会長の中山昭二さん(70)は「朝鮮戦争時は特需で活気があったと聞いた」と語った。

(連載「占領下の記憶 奄美復帰70年」9回目より)
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