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みしま焼酎 無垢の蔵

希少な芋焼酎は小さな村で造る島の宝

2022年12月17日 10:00

みしま焼酎 無垢の蔵

粉砕したサツマイモをかくはんする二次仕込み


「甘みがあり、まろやか」と初年度の1,000本は4日で完売。16年には硫黄島産の芋を使った焼酎「メンドン」製造も始めた。

そんな「みしま焼酎」に17年、転機が訪れた。改正酒税法で、地元の特産品を利用した焼酎を特区内で製造すると年間10kl以上の数量条件が除外に。村は18年、黒島に焼酎蔵「無垢の蔵」を建設。村内での焼酎製造が始まった。

みしま焼酎 無垢の蔵

新酒の出荷を控える「みしま焼酎 無垢の蔵」


5年目の22年は10月中旬から焼酎造りに着手。取材時は二次仕込みの真っ最中だった。ろ過の工程を抑え、新芋の香り高く風味豊かな「荒濾過」にも取り組み、年内の出荷を目指す。芋の生産に関わった黒島・大里老人会の宮田實美会長は「村民が一つになって丁寧に芋を育てた。うまい焼酎は村の誇り」と胸を張る。島民が丹精込めた芋の味わいと黒島の水が織りなす"島の宝"は、蔵の中で巣立ちの時を待つ。

三島村黒島204-1

(注記)情報は記事公開日現在のものです。

(注記)料金など、店舗にてご確認ください。


mishimashochu

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