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混合型頭痛

改定 06/11/03

1962年のAd Hoc Committeeの分類では
片頭痛と緊張型頭痛の混合した
「混合性頭痛(Combined headache)」
というタイプの頭痛が認知されていました。

1988年の国際分類では、
このあいまいなタイプの頭痛は廃され
「片頭痛または緊張型頭痛のどちらかに分類すべし」というポリシーです。
二つがある場合は、頭痛診断としては、両者を併記することになっています。

しかし臨床の現場では、この両者が混在一体しているケースも少なくありません。
私は混合型頭痛のあだ名として「二階建て頭痛」double-decker headacheを提案しています。
このページでは、二階建て頭痛について扱います。



くろまる片頭痛と緊張型頭痛は同根


くろまる多変量解析によると片頭痛と緊張型頭痛はオーバーラップしている。


くろまるアンケート調査では両者の差はわずか2%


くろまる血管性頭痛のスペクトラム

スピーリングス著「片頭痛の治療」より
[画像:spectrum.gif (1749 バイト)]

  1. jabs and jolt:数秒間続く鋭い頭痛
    jabs and jolts症候群
    片頭痛や群発頭痛とも関連
    インドメタシンに有効
  2. 発作性片側頭痛
    10〜30分ほど続く片側性頭痛
    1日当たり5〜15回出現
    インドメタシンに有効
  3. 群発頭痛
    片側性の頭痛
    30分から2時間持続
    1日当たり1〜2回
  4. 片頭痛
  5. 緊張型血管性頭痛
    緊張型頭痛は完全に血管性頭痛ではない

くろまるスピーリングスの考え


くろまる混合型頭痛の発生機序


くろまる追記


くろまる混合型頭痛に否定的見解


くろまるいわゆる混合型頭痛のいろいろ


文献


top.gif (1182 バイト)



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