■しかく 苅宿会長挨拶
本大会は、上村総務委員長の司会進行によって行われ、最初に神谷副会長が開会宣言を述べた後、国歌斉唱並びに業界関係物故者への黙祷が行われました。続いて主催者を代表して苅宿会長が、
「本日は大変お忙しい中、59回全国大会にご出席を賜り誠にありがとうございます。コロナ禍において会場にご出席いただいた方々、またZoomでの参加の方々に大変感謝を申し上げます。
19都道府県において出された新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言が9月30日に解除されて以来、新たな感染者は低い数値のまま推移しています。しかしながら、これから冬場を迎えて第六波の感染拡大も懸念されます。本来であれば大会後に懇親会などを行いたいところでありますが、このようなことを鑑み、お預けとさせていただきましたことをご了解いただければと存じます。
さて、経済の方は9月に日銀が発表した大企業製造業の景況感は改善しているものの、コロナ禍による海外経済の減速や半導体不足などの供給制限により先行きが不明となっております。我々めっき業界も今後の経営見通しは不透明と言わざるを得ません。材料不足の悩みについては、我々業界としても早期の解決を目指したいと存じます。
ここで悲しい事実を申し上げなければなりません。多くの皆様はすでにご存知と思われますが、9月25日に全鍍連清水専務理事がご逝去されました。痛恨の極みでございます。清水専務が引かれた道筋を、我々が結束して進めていくことが、その功績に報いることと確信をしております。
なお清水専務ご逝去に際し、先ほど開催した理事会におきまして山?ア副会長が専務理事兼務となることが決定いたしましたのでこの場を借りてご報告申し上げます。
また全鍍連の活動としましては、今年度は、昨年は開催中止となった全国めっきコンクールを開催いたしました。理事会や各委員会もリモート会議を組み合わせながら実施をしてまいりました。今後も様々な工夫を凝らしながら進めてまいりますので、何卒ご協力の程お願い申し上げます。
嬉しいニュースもございます。今回は「現代の名工」に東北・北海道組合の?潟Gム・ティ・アイの齊藤様、九州組合の?潟Iジックテクノロジーズの安田様のおふたりが選出されました。我々業界にとっては非常に喜ばしく、他の組合員の励みにもなります。
コロナ禍の中でも、全鍍連としてはさらなる発展を目指して全力を尽くす所存ですので、今後とも皆様方のご支援ご協力をお願いし、ご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」
と挨拶を述べました。
苅宿会長挨拶
会場の様子
会場の様子
万歳三唱