メモ 2014年11月06日
テーマ:その他
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頭病平癒にご利益のある神社仏閣巡り

今回ご紹介するのは・・・

頭病平癒にご利益のある神社仏閣巡りです!


偏頭痛がひどい方や

脳外科関係者の方は必見ですよ〜


お近くに行かれた際には

是非とも足を運んでみてくださいね


では早速いってみましょう。


しかく今熊野観音寺 (いまくまのかんのんじ)

今熊野観音寺

場所:京都市東山区泉涌寺山内町32


今熊野観音寺 は真言宗のお寺で

平安時代の初め

弘法大師(こうぼうたいし)空海(くうかい)によって

建立されたと伝わっています。

(注記)空海について詳しくは、東寺(教王護国寺)の記事をご覧ください。


今熊野観音寺

頭痛平癒のご利益があるとされるのは

ある伝承によるものなんですよ


それは・・・


平安時代末期

後白河法皇(ごしらかわほうおう・ 第77代天皇)が

持病の頭痛平癒のため

今熊野観音寺 の本尊である

十一面観世音菩薩像に

頭痛平癒の祈願をしたんだそうです。


するとある晩

後白河法皇の枕元に

観音様が現れて

後白河法皇の頭に光明を指したそうなんですね〜


不思議な事に

その後、後白河法皇の頭痛は

たちまち治ったと伝わっているんですよ


後白河法皇頭痛封じ霊験記


本堂には、その時の様子が描かれた

『後白河法皇頭痛封じ霊験記』が

描かれた額が飾られています。


そんな今熊野観音寺 境内では

頭痛封じのお守りや

枕宝布という枕カバーが売られています


しかく三十三間堂(さんじゅうさんげんどう・蓮華王院(れんげおういん))

三十三間堂

場所:京都市東山区三十三間堂廻り657


三十三間堂の正式名称は

蓮華王院というんですけれど

実は、別名・頭痛山平癒寺(ずつうざんへいゆじ)とも呼ばれ

後白河法皇にちなんで

頭痛平癒のご利益があると

言われています。


三十三間堂で毎年

成人の日に行われる『通し矢(とおしや)』の日には

本堂のお加持所にて

『楊枝のお加持(やなぎのおかじ)』が行われているんですよ

(注記)通し矢について詳しくは、通し矢 2014(三十三間堂)の記事をご覧下さい。


楊枝のお加持

通し矢が行われる前、本堂脇に設けられた祭壇で、関係者らに楊枝のお加持が行われている様子。


これは平安時代から続く法要で

聖樹と呼ばれる楊枝(やなぎ)の枝を使い

参詣者に本尊前で7日間祈祷を行った水である

浄水を浴びせます。


浴びせると言っても

数滴を頭に振りかけてもらえるだけなので

ずぶ濡れになる心配はありませんよ


こうする事によって

諸病を取り除くとされているんですけれど

特に頭痛に効くというご利益があるそうです。


また境内では

『頭痛除御守』や『頭痛封じ守』といったお守りが

売られています


しかく三寳寺(さんぽうじ・三宝寺)

三寳寺

場所:京都市右京区鳴滝松本町32


1628年(寛永5年)に

後水尾天皇(ごみずのおてんのう・第108代天皇)が帰依していた

日護(にちご)というお坊さんを開山として

建てられた日蓮宗のお寺です。


三寳寺では、毎年『土用の丑の日』に

ほうろく灸祈祷会(ほうろくきゅうきとうえ)が行われ

頭痛にご利益があると言われているんですね。


焙烙

ほうろく灸祈祷会

鎌倉時代にはすでに行われていたそうで

ほうろく灸祈祷会火の付いた『もぐさ』を

乗せた焙烙(ほうろく・土で出来た平らな鍋)を

頭の上に乗せて祈祷する日蓮宗の法要の事なんですよ


これはある出来事に由来しているそうで

その出来事とは・・・


その昔、戦に参加していた、ある武将が

鎧兜姿のまま落馬してしまい

これを見かけたお坊さんが

武将の兜の上から、蓬(よもぎ)を据えて

火をつけ祈祷したところ

武将の持病であった頭痛が治ったと

伝わっているんですね〜。


この事から日蓮宗では

焙烙灸が行われるようになったと

言われています

(注記)ほうろく灸祈祷会について詳しくは、ほうろく灸祈祷会 2012(三寳寺)の記事をご覧下さい。


というわけで今回は

頭痛平癒にご利益のある神社仏閣巡りを

ご紹介しました。


詳しい場所はコチラ↓

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