寒地道路保全チーム|寒地土木研究所

寒地道路保全チームでは、積雪寒冷地の舗装技術全般に関する研究を中核とした研究活動を行っています。低温、凍上、凍結融解、凍結路面など積雪寒冷地特有の厳しい自然条件に対応するための舗装の設計、施工、維持修繕技術や冬期路面対策に関する研究開発を進めています。
Topics

寒地道路保全チームでは、道路舗装に関する各種マニュアルや技術資料を作成しています。

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写真:アスファルト舗装作業の様子

研究課題

Research themes

中長期計画の研究課題

主要研究

しろまる 積雪寒冷地の既設道路橋床版の維持管理技術に関する研究(2022〜2027年)詳細

積雪寒冷地の過酷な環境下での供用によって性能低下が危惧される既設道路橋床版の長期的な有効活用に向けて、舗装を含む防水止水性能向上等の対策を検討する。

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しろまる 寒冷環境下のポットホール抑制を目的とした舗装維持管理技術の研究(2022〜2027年)詳細

老朽化し水の浸入と凍上・凍結融解等の影響を複合的に受けて発生するポットホールの抑制技術(水の浸入を抑制する各種方法等)およびポットホールの発生状況の定量化と予測に関わる指標を検討し、ポットホールの発生予防措置、応急補修措置および修繕等の抜本措置技術を検討する。

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しろまる 新技術を活用した低コストで効果的な寒冷地舗装点検診断手法の研究(2022〜2027年)詳細

寒冷地の舗装資産を効率的に点検・診断するための技術開発を行う。特に、寒冷地特有のひび割れ損傷や、舗装構造厚が比較的薄い舗装区間に発生する事の多い構造的な舗装損傷に対して、少ない労力で点検、予測、診断が可能な技術を検討する。

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しろまる 安全安心な冬期道路環境の提供に寄与する路面対策技術に関する研究(2022〜2027年)詳細

冬期路面時におけるブラックアイスバーン形成抑制効果などの冬期路面時の路面安全性能と耐久性を併せ持った、機能性SMAに代表される粗面系舗装表層の施工技術と配合設計技術を向上し、加えて適材適所での路面すべり対策の活用技術を検討する。

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しろまる 社会構造の変化に対応した新しい舗装再生技術の開発(2022〜2027年)詳細

再生骨材の使用範囲拡大のため重交通用の再生アスファルト混合物の適用技術、積雪寒冷環境下においても繰り返し再生が可能な舗装技術およびプラントが減少しても安定供給・品質確保が可能になる舗装再生技術を開発する。

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しろまる 郊外部における多様なニーズに応える積雪寒冷地の道路空間リデザインに関する研究(2022〜2027年)詳細

郊外部の道路における社会環境変化、観光利用やサイクルツーリズムなどの多様なニーズに応え、サイクル走行空間の合理的な空間配分とサイクル走行路面の断面構造について検討する。

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重点研究

しろまる 舗装構造の健全性に着目した点検技術の信頼性向上に関する研究(2024〜2026年)詳細

舗装構造の健全性を効率的に把握可能な移動式たわみ測定装置(MWD)の現場実装に向け、たわみ量算定条件の整理、試験法・検定手法、積雪寒冷地特有の融雪期におけるMWD測定手法について検討する。

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しろまる 寒冷地におけるコンクリート舗装による更新技術および目地止水性の向上に関する研究(2025〜2027年)詳細

供用中の道路の舗装打換えに適した適材適所のコンクリート系舗装による更新技術、舗装体温度の変化が大きい寒冷地に適した目地止水材の要求性能と評価試験および施工方法について検討する。

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基盤研究

しろまる 積雪寒冷地の気象要因と舗装損傷の関連性に関する研究(2024〜2026年)詳細

積雪寒冷地の舗装損傷に関係すると推定される気象要因のデータベースを構築して経年変化傾向を分析・検証し、ポットホールが発生しやすい極端に厳しい気象状況の閾値を検討する。

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しろまる 冬期間の舗装路面における走行抵抗とエネルギー消費量の計測評価技術の構築に関する研究(2024〜2026年)詳細

雪氷路面における走行抵抗およびエネルギー消費量を計測する新たな測定方法として電気自動車を活用した手法を検討する。

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各種取組の紹介

Introduction

各取組についてのPDFをダウンロードできます。

積雪寒冷地舗装の設計・施工

積雪寒冷地舗装の維持管理と点検診断

冬期路面対策・冬期道路管理

高規格幹線道路の舗装

積雪寒冷地のコンクリート舗装

環境・リサイクル

技術資料・マニュアル

Technical Manual

道路舗装に関する各種マニュアルや技術資料を作成しています。PDF版をダウンロードできます。

(委員会活動による成果)

(研究成果)

論文・資料

Paper & Documents

寒地道路保全チームが発表した論文や資料は、こちらからご覧下さい。

パンフレット

Pamphlet

小学校低学年を対象として道路の役割と大切さ、道路を守り機能させるための維持管理の重要さを知ってもらうための小冊子、「バン・ブリ・トンのカレーライス」のPDF版をダウンロードできます。

(産学官のメンバーで構成される北海道土木技術会舗装研究委員会道路維持懇話会が監修し,当チームの前身である維持管理研究室および財団法人北海道道路管理技術センターが発行した小冊子です。)

道路の社会的役割と機能から、道路パトロールと維持修繕、除雪作業、防災、舗装マネジメントまでを子供が理解しやすいように動物キャラクターのエピソードを通じて解説するとともに、大人が子供に説明するための情報も掲載されています。

実験施設

Experimental facility

寒地道路保全チームが実験を行う施設「苫小牧寒地試験道路」については、下記をご覧下さい。

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