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おながわ秋刀魚収獲祭&前夜祭の花火大会、
大変すばらしい二日間となりました。
運営関係の皆さん、サポートいただいた皆さん、警備の皆さん、ご出演いただいた皆さん、
そしてご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました!
女川での花火大会については、三年ぶりの花火であった。
本町の花火大会は、本来は7月最終週に行われる
女川みなと祭りのフィナーレを飾るものとして実施されてきた。
震災後、漁港の復旧も途上であり、みなと祭り自体の実施は見送ってきたところである。
本年のサンマ収獲祭を実施するに当たり、
旧市街地の一部を観覧スペース&駐車スペースとして確保できたこともあり、
実行委員会との協議のうえで収獲祭の前夜祭として花火大会の実施を決定した。
但し、周囲一帯が工事個所且つ被災エリアで、安全確保の点で制約もあり、
大々的な告知はあえてしなかったが、それでも多くの町民や観客が集ってくれた。
花火大会の開式に当たって
犠牲になられた方々への鎮魂
これまで支えていただいてきた方々への感謝
復興へと向かう私達自身の力を信じる心
を携えあいながらこの時を共に過ごしたい、と申し上げた。
挨拶を始めた瞬間、私の目に入ってきたのは、
三陸の稜線から雲一つない彼岸の夜空に昇ってきた、
余りにも鮮やかな中秋の月であった。
天に昇った皆が、三年振りの故郷の花火を見つめてくれたのだろうか。
そう思わずにはいられない瞬間であった。
その月に見守られながら、三年ぶりの花火は打ち上げられた。
感極まり涙したが、観る人全てにとって心を揺さぶられる花火大会であっただろう。
[画像:DSC_0068.JPG]
今回の花火大会には、長岡の方々からフェニックス花火のご提供をいただいた。
長岡のフェニックスは、新潟県中越地震をはじめとする自然災害が頻発した2004年の翌年、
被災からの復興の決意として上げられ、今に至っている。
その長岡の方々からの、大震災からの復興を祈っての贈り物「女川フェニックス」。
誠に感謝に堪えない。
フィナーレとして打ち上げられたフェニックスはあまりにも感動的なものだった。
そして、花火の終わりには、827個の風船が夜空に向かって放たれた。
無垢の夜空に昇っていく風船は、夜空へと続く階段のようであり、
天空に流れる天の川のようでもあった。
この一夜の出来事は長く語り継がれるだろう。
そして、本祭である「おながわ秋刀魚収獲祭2013」。
大勢のお客様にお越しいただいた。
サンマだけに三万人!
渋滞等でご迷惑をおかけした部分はあるが(震災前も震災後も駐車場が大きな課題です...)、
大変な盛り上がりで終えることができた。
全国各地からのブース出店(これも震災後にいただいた様々なご縁です!)に、
徳光さんと紀香さんの司会(‘jjj‘)で五木さんに小金沢さん等の豪華歌謡ショー!
(音事協さん、ありがとうございました!)
佐藤宗幸さんのライブ!
avex所属のアイドルグループBiSのライブ!
本当に盛り上げていただきました。
BiSについて言えば、メンバーの一人であるミッチェルのラストライブの日。
卒業の地に女川を選んでくれてありがとう!
研究員(BiSのファンの総称)の皆さんも遠くから来てくれてありがとう!
BiSの女川初見山は昨年の秋刀魚収獲祭で今回で三回目の来町。
昨年は雨の中でのライブとなり、研究員の皆さんも雨の中で頑張ってくれた。
その時、会場で販売されていた"女川愛"と書かれたマフラータオルを皆で買ってくれたのだが、
今回来町してくれた研究員の多くが持参してくれており、
名曲「Primal.」(アイドル云々を別にして名曲です)でライブ中に一斉に掲げてくれたのであった。
感動で涙が出たよ!本当にありがとう!
で、収獲祭のラストを飾るのは恒例の「サンマDeサンバ」。
女川の中学生が踊ってくれるのだが、昨年は突如の雷雨により中止となったので、
二年ぶりの"サンマDeサンバ"となった。
そしてその時、ケミストリーは突然起こった。
「サンマDeサンバ」に併せて多くの研究員がケチャにヲタ芸にサークルモッシュを開始!
余りに楽しそうなので一般の皆さんもサークルモッシュ!
まさに"サンマDeサンバ meets BiS研究員"!
最後にはまた皆で女川愛タオルを掲げ、いい意味で大騒乱の、圧巻のフィナーレとなったのです!
[画像:%40bakumon50.jpg]
※(注記)画像はネットから拝借しました
この二日間、参加いただいた、全ての皆様に大感謝です!!
実は、この二日間の余韻がずーっと残っていて、
モードを切り換えるのに非常に苦労した。
しっかりと切り換えてこれからに臨んでいかなくてはならない。
今回のイベントも、多くの方々の多くの想いがあって成り立っている。
一つ一つのミッションを一日も早くを形にし、一つ一つを積み重ね新たなまちを築いていく、
未来を描きながら今を大切にし進んでいくことでそれは実現できる。
そうしていければ、来年の収獲祭だってより多くの笑顔とパワーで満ちたものとなるだろう。
今年の収獲祭では新たな触れ合いも数多くあった。
一つ一つの御縁を大切にし、多くの力を受け、また分かちながら、
これからの道程も歩んでいければ、と思う。
改めて皆様に御礼申し上げます。
ありがとうございました&今後もよろしくです!
投稿時間 : 23:10 個別ページ表示 | トラックバック (0)
一部報道で取り上げられていたが、
町中心部の造成工事に投入される大型重機がその姿を現した。
先日分解されて持ち込まれたが、約二日間を掛けて組み上げられ、
始動のスタンバイ状態となったので、現物を見てきた。
まあ、とにかくデカい。
[画像:%E5%85%A8%E4%BD%93%E2%91%A02.JPG]
[画像:%E5%85%A8%E4%BD%93%E2%91%A1.JPG]
[画像:%E4%BA%BA%E3%81%A8%E6%AF%94%E8%BC%83.JPG]
運転席からだとこんな感じ。
[画像:%E4%B8%8A%E3%81%8B%E3%82%89.JPG]
ダンプは45tダンプで、バックホウ(所謂ショベルカー)のバケットは5m3。
通常は鉱山などで使う特殊機械なので公道は走れない。
中心部工事では約40haを立ち入り禁止としており(私の元自宅もこの中にある)、
このエリア内のみで運用することとなる。
逆に言うと、このような形でしか運用することはできない。
他自治体だと、土砂の運搬途についてベルトコンベアーを使っているところもあるが、
本町の当該工区は切り土用地と盛り土用地が隣接し、かつ全面立ち入り禁止にしてあるため、
このような方式がとられている。
この大型バックホウでは一日当たり2000〜2500m3の掘削を見込んでいるとのことで、
ダンプとバックホウが最終的に3組投入される予定であるので、
単純計算なら半年前後で100万m3を掘削できることになる。
まあ、天候やその他の要因で単純な掛け算ではいかないが、
それでもこれが投入されることで大幅な工事の加速化が期待される。
来週から稼働することとなる。
ちなみに、現在の現場の様子は以下に。
[画像:DSC_0053.JPG]
閑話休題。
いよいよ、DREAM THEATER(以下ドリムシ)の新作発売!
12作目のフルレンスアルバムにしてセルフタイトルとなった
新作「DREAM THEATER」。
webで"THE ENEMY INSIDE"は聴いていて、
過日、大のドリムシファンであるKH先生に久しぶりにお会いしたとき、仕事の話より先に
「いよいよっすね!"THE ENEMY INSIDE"めちゃカコイイ!期待できますね!」
って言ったら
「全編イイよ〜!」
って言われてたので(お立場がうらやましス)、期待大で聴いたところである。
※(注記)"THE ENEMY INSIDE" PV
http://www.youtube.com/watch?v=RoVAUUFjl0I
ちゃんと全部通しで聞いたのはまだ1回こっきりなのだが、感想。
個人の感想なのでピントがずれてても問題視しないようにw
まず、期待に違わぬ良作でした。
で、次に思ったのがドラムがものすごく自己主張していること。
もちろん先入観もあるだろうが、
前作は聴いていて"まずはバンドにフィットすること"みたいな感じを抱いたが、
今作は"このバンドのドラマーは俺だ!"みたいなのがガンガン伝わってくる。
前作同梱のオーディションドキュメンタリーDVDを観たときには
「マルコ・ミネマンの方が今のドリムシには合うんじゃないのかな〜」
などと思ったりしたが、己の不明を恥じるばかり。
マンジーニはベストな選択だったのですな!と今更思った。
過去から培われたドリムシの魅力やエッセンスの全てがいい感じで散りばめられた、
自らのバンド名を冠するにふさわしい作品。
個人的には前二作以上にいい感じである。
とは言いながらも前二作も良い作品ではあるのですが。
実はここで悩みが一つ。
集中して聴ける環境が無いこと。
理由は二つ。
一つは仮設住まいであること(オーディオ機材がない)。
もう一つは、県議時代は移動の際、特に仙台通いは片道1時間半なので
移動中はカーステでガンガン聴ける環境があったが、今は違うこと。
私用で車をまわすことはもちろんあるが、
長尺の曲だと全部聴く前に移動が終わって車を止めちゃうのです。
アルバム全編を通しで聴くことなんてまず出来ない。
ドリムシを聴きこむには今の私の日常サイクルでは辛いのです...。
思えば、学生時代とかはミニコンポ(って今言うのかな?)の前に座りこんで
身動ぎひとつせずにじーっとして集中して聴いてたなあ、と思う。
今以上に真剣に対峙していた、とでもいいましょうか。
初めて深夜ラジオ(PRT)でドリムシを聴いた時の衝撃、
そして翌日速攻で「"どりーむしあたー"って名前のバンドだよな」とI&Wを買いに行き、
アルバム1枚を通しで聴いた時の更なる衝撃と感動は今も忘れられない。
(ちなみに初めて買ったCDは中三の時に買ったMETALLICAのMASTER OF PUPPETS)
あんまり聴きすぎてちょっと飽きちゃった時期(I&Wについてね)もありましたがw
逆に言えばそれぐらい聴いた、ということ。
学生時代から持ってたのはドリムシだけじゃなく全部津波で流されてしまったけど、
あのころの名盤の数々は脳内iPODに今も焼き付いています。
いつか大人買いしてやる!
で、今更気付いたんだけど、ドリムシのメンバー(だけじゃなく大御所皆なのでしょうが)って、
アラウンド50歳(アラフィフ、って言うんですか?)だったんですな〜。
ジョン・ペトルーシ(Gt)とジョン・マイアング(Bs)が46歳。
ジェイムス・ラブリエ(Vo)とマイク・マンジーニ(Dr)がジャスト50歳。
ジョーダン・ルーデス(Key)に至っては、あと三年で還暦!\(‘jjj’)/
いやはや、とんでもないオジサン達ですな!
その年齢であれだけヘヴィでプログレッシブな音楽を創り上げるのだから、
「○しろまる○しろまる歳を過ぎたんだからメタルやロックは卒業だな」
なんてセリフを我々が吐くのは許されない!
一生お付き合いします!
と、まあ、趣味ネタでかなりを割いたが、ついでなので個人的なドリムシの各ベスト3を、
最新作は含まず順位も付けずに年代順で記しておきましょう。
アルバム
IMAGES AND WORDS(1992)
METROPOLIS PART 2 : SCENES FROM A MEMORY(1999)
TRAIN OF THOUGHT(2003)
OCTAVARIUM(2005)
4つ書いちゃったよ...
曲(ファスト&ミドルナンバー)
AFTERLIFE(WHEN DREAM AND DAY UNITE) ※(注記)Gソロは必聴!
METROPOLIS-PART 1:"THE MIRACLE AND THE SLEEPER"(IMAGES AND WORDS)
UNDER A GLASS MOON(IMAGES AND WORDS)
HELL'S KITCHEN〜LINES IN THE SAND(FALLING INTO INFINITY)
OVERTURE 1928〜STRANGE DEJA VU(METROPOLIS PART 2 : SCENES FROM A MEMORY)
AS I AM(TRAIN OF THOUGHT)
THE ROOT OF ALL EVILE(OCTAVARIUM)
THE ENEMY INSIDE(DREAM THEATER)
多すぎて絞れない...新作も入れちゃった...
曲(長尺)
LEARNING TO LIVE(IMAGES AND WORDS)
IN THE NAME OF GOD(TRAIN OF THOUGHT)
OCTAVARIUM(OCTAVARIUM)
特に前の二つはライブで聴いてその魅力にハマってしまいました
バラード系
LIFTING SHADOW OFF A DREAM(AWAKE)
THE SPIRIT CARRIES ON(METROPOLIS PART 2 : SCENES FROM A MEMORY)
HOLLOW YEARS-Live(LIVE AT BUDOKAN)
いずれも必聴!特にスピキャリのGソロは感涙ものです!
こう書いてみると、初期〜中期に偏るのはやはり聴きこみ具合によるものか?
来日時は初回とサマソニの時以外は全部行ってるんですがね。
SFAMとオクタヴァツアーの時は京浜三公演全部行ったな〜。
いずれにしても、どの時代も最高級の音楽を発信し続けている彼ら。
次回の来日決定が待ち遠しい。
皆様も是非お試しを!
DREAM THEATER 12th Full Album 「DREAM THEATER」
[画像:DT_Cover.jpg]
※(注記)ちなみに映像化された93年の中野サンプラやLIVE AT BUDOKANですが、
二階席のどこかに俺がいるかもw(見つけたことはないけど)
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台風18号により、全国各地で多大な被害が発生した。
被災自治体の中には以前からのお付き合いや
震災後の支援などでご縁のある市町村もある。
本町においては軽微な被害で済んだとはいえ、
京都市や福知山市をはじめ、
堤防決壊や越流による大規模な浸水被害が起こり、
被害の全容が未だ把握しきれていないほどである。
被災された皆様には心からお見舞い申し上げるところである。
二年半前の大震災によって、
本町のかなりの部分が壊滅的被害を受けたが、
同年9月の台風15号襲来時には、
猛烈な雨により二級河川の女川(地名の由来)が溢れ、
津波で失われた元々の市街地部分で大洪水が発生した。
これは、雨量もさることながら地盤沈下の影響もかなり大きい。
加えて、台風等、通常の低気圧よりも更に低い気圧下では
更なる水位の上昇も招くため(1ヘクトパスカルで1cmの上昇とされている)、
影響は更に大きくなる。
今回は本町では24時間雨量で60mm程度であり、
河川氾濫等こそ発生しなかったが、
潮汐では中潮であるものの、一部地区では都市下水路からの越流や
臨海部の町道の冠水等が発生している。
これらの地盤沈下対策や雨水等の排水対策については、
津波被災域だけでなく全町的な課題であり、
宅地造成や産業再生の復興事業と同様に
取り組んでいかなくてはならない大きな課題の一つである。
つまり津波被災エリアでは地盤嵩上げや河川の拡幅などにより根源的な対応が可能だが、
それ以外のエリアについては住宅や工場は当然ながらそのまま残っているわけであり、
それら生活環境を維持保全しながら、
つまり立ち退き等は行わないことを前提とし対策を実施していくこととなる。
時間を要することではあるが、豪雨災害は近年その頻度が顕著に上がっており、
また、津波とは異なり毎年の台風時期に、
もっと言えばいつでも発生しうるものである。
今後も各機関の協力を得ながら対策実施を進めていく。
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