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新年初の書き込みとなります。
どう書き出したらいいのか、二週間が過ぎても未だ戸惑いがあります。
多くの未来が奪われてしまった昨年でした。
年が変わったといっても色んな思いを拭い去れるものではありません。
それでも、私たちは歩を前に進めてかなくてはなりません。
新たな未来を、希望ある未来を描いて、それを現実にすべく歩むのです。
年の変わり目を一つの大きな節目と捉えつつ、
復興へ向けて大きく踏み出す辰年にしていけるよう、
皆と共に全力で取り組んでいきます。
町政の舵取り役をお預かりして早二ヶ月少々、
復興へ向けたまちづくりの具体化を急いできました。
去る13日からまちづくり住民説明会を開催しています。
2月4日まで全33か所で実施いたします。
加えて、借り上げ仮設住宅で町外の方を対象に、
石巻や仙台での説明会も検討しています。
今日まで5か所を終えましたが、どの会場でも多くの方々に
参加をいただきました。
まちづくりや土地利用の具体的な方向性と、
事業制度(防災集団移転など)について説明を行っています。
この復興については多額の財源が必要となりますが、
その多くが国の財政支援によってなされます。
つまり国税で賄われるのですが、例えば、単純に平均をとってみれば
1000億円の事業費ならば国民一人当たり800円、
3000億円ならば2400円/人です。
その意味をしっかりと考えながら、だからこそ後の世代に引き継げる
まちづくりをしていきましょう、と訴えています。
過疎化や高齢化の進行は我が町も例外でなく、大きな課題でしたが、
大災害からの復興という意味と共に、その課題に対する答え、つまり
これからの地方都市のあるべき姿を現出させていきたいのです。
これこそが我が町にとっての復興の質的な目標だと捉えています。
ほぼ7割の建物が失われ、一部損壊まで含めれば85%の被災率です。
だからこそ、意味ある未来へチャレンジしていかなくてはなりません。
復興事業を進めるにあたっても様々な課題が山積していますが、
私たちは必ず乗り越えられると確信しています。
なぜならばこれまでもそうして乗り越えてきたからです。
地域内外の多くの方々に支えられながら、
力を合わせて乗り越えてきたこれまでの道のりでした。
年明け以降も早速に各種方面からの継続的な支援が行われています。
大変にありがたい限りです。
そのような私たちの未来を信じて支えてくださるみなさん、
そして、何よりも、この地で未来へ向けて歩む私たち自身、
皆の力を前へ向けて、力強く歩み出す一年にしていけるよう、
全力で頑張ります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
須田善明
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