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2010年09月29日
しかく 県議会再開しました

28日より県議会が再開。
再開日は自民を含む2会派の代表質問で終了。
本会議終了後、自民党宮城県連として「尖閣事案」に関する
政府への申し入れ書提出を記者発表した。前回記したように
釈放という事実、それを検察が"政治的判断"で行った(事実だとすれば、だが)
という重大な二つの問題をはらんだ今回の政府対応である。
国内外から「日本」そのものに対する信頼が大きく揺らいでいる。
責任ある対応と事実の公表が為されなければならない。

29日からは4日間の一般質問が行われ、
その後の予算質疑が当方の出番。
10月5日(火)午前10時のトップバッター、60分間の予定である。
今回の補正予算額自体は規模の大きいものではないが、
今後へ向けてしっかりとした方向性を質していかなくてはならないものは多い。
その中で、財政全体の質疑と行いつつ、

1.チリ地震津波被害対策
2.口蹄疫等対策
3.石巻港整備の今後

の3点に重点を置く予定。
具体の内容は後日UP出来れば、と思うが、
関心のある方は議会中継を県議会HPからご覧下さい。
大まかには、津波被害対策については国の復旧支援と被害の全体像と
漁業共済、並びに養殖業への支援策を、
口蹄疫などでは県としての対策と畜産支援、
石巻港については重点投資港除外の経緯や
県全体の港湾行政のグランドデザインについて、
などを予定している。
何れもこれまでに追いかけてきたテーマであるが、
今後への方向性が導かれるよう論戦に挑む。

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2010年09月26日
しかく 日本の今と未来を担う防人

陸上自衛隊東北方面隊創隊50周年記念式典に参加した。
50年前と言えば日米安全保障条約締結の年(=60年安保も50周年)、
つまり、冷戦真っ只中で周辺有事への緊張が常に存在していた時代。
今なお中国の国家主義丸出しの尋常ならざる周辺海域への執着に見られるように、
変質していても脅威は変わらず存在しており、その国家と国民を襲う脅威に対し
盾となって日本と日本人を彼らは守り続けてきた。
その大きな節目となる50周年。

東北各県から集合した各部隊による観閲。
今回は車両160台、人員550名による観閲行進だそうだ。


式典終了後は大規模な訓練展示が行われた。
一瞬耳が遠くなるほどの轟音の中、日頃の訓練の成果を見せていただいた。

式典と訓練展示が終わり、祝賀昼食会が催された。

折しも、中国漁船船長釈放問題で国防と我が国の立ち居振る舞いに多くの方々が
関心を持ったタイミングだったので、地域の災害などとあわせそのようの話題も。
写真は国会議員が祝辞を一言ずつ、ということで登壇した国会議員4名の写真。
喋っているのが秋葉衆議院議員で、以下左から佐藤正久・宇都隆史・熊谷大の
各参議院議員となる。
"ヒゲ隊長"こと佐藤参議院議員のお話は元陸自自衛官とあって会場からの拍手も
一番多かったように感じる。
ところで、気付きませんか?
何を?
登壇している国会議員が全て自民党の人間だ、ということに。
この後、民主党代議士が一人だけ遅れてきて祝辞を述べたが、
一体ホントに現与党は国防の重要性を考えているのだろうか?
日本を守る彼らに政治の立場から敬意を表しているのだろうか?
もしそうであればこんな体たらくはないであろう。
何せ、宮城出身の防衛副大臣が式典にも祝賀会にも来ないのだから。

とにかく、中国の件とあわせ緊張感を持ち続けるのは隊員の方々にとっても
大変なことだと思うが、是非今後も我が国の安寧のため頑張っていただきたい。

おめでとうございました!

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2010年09月25日
しかく 大変憂慮すべき事態である

憂慮するのは圧力に屈し日本が白旗を挙げたことだけではない。
問題なのは、検察組織が「日中両国関係の重要性を鑑み」という
"政治的判断"のもとに中国漁船船長を釈放したことである。
検察はいつから外交上の政治的権能を持つことを許されたのだろうか?
誰かがそのような権限を与えたことがあるだろうか?
もちろん、今回の決定には内閣の意思が極めて大きく関与しているのは明白である。
にもかかわらず、内閣は今回のことを「検察の一存」という。
検察も「自らの判断」という。
つまり形式的といえども内閣は検察が"政治的"判断することを認めたことになる。
これは極めて重大且つ危険なことだ。
法を司る者に対し、法の執行に政治的解釈を加えていい、と認めるのと同義であり、
法の定めで裁かれるべきのものを検察の主観で判断して良い事になるからだ。
今回の措置については、"釈放"という事実に対してあらゆる方面から批判が上がっている。
当然であり、私も同感だ。断じて認められるものではない。
釈放の是非を一旦脇に置き、仮に政治判断で釈放するとして、
それは政府なり為政者が批判を一身に浴びることも含め
決断されなければならないはずだ。
その一義的な責任を検察に擦り付けた為政者は政治家として万死に値する。
もっとも、邦人四名が中国当局によって身柄を拘束されたことを
「報道で知った」
と事も無げに言ってのける今の日本国宰相である。
四名の方々の安否が心配されるが、その解放と引き換えに、と言うならまだ分かる。
未だ、四名の方々は日本側からの面会すら認められていない。
以前に"売国内閣"というネット上の論調を記したが、正にその通りとなった。
のみならず意思決定に関する自己責任を放棄した。
国会論戦すら始まっていないが、既にこのような方々に日本の現在と未来を
預けておくことが出来ないのは明白である。

外交というドライな視点からも今回の顛末から我が国は何も得るものがなかった。
それどころか一番大切なものを失ってしまった。
国際社会全体が今回の日本の対応を注視していたはずである。
シーシェパードが来ようが何が来ようが、
これで言い訳の出来ない前例が出来上がってしまった。
国際交渉等における極めて甚大な負の影響を将来に亘り残すこととなった。
思えば、中国当局は「全ては日本の責任」と、事実を真逆にして
中国漁船が海保舟艇に追突されたとまで喧伝していたが、
ここ数日は「取り囲まれた漁船がその状況下でどう行動するか分かるでしょ?」
と、あの中国女性報道官の発言のトーンが変わった。
返された船員から話を聞いたとしても、証拠がなければシラを切り続ければいいはず。
何らかの形で海保のVTRの内容が言い逃れできないものとして
中国当局に伝えられた可能性すらある。
もしそうだとしたらどこからそれが漏れていったのか?
そんなことまで深刻に考えざるを得ないほどである。

真実、大変憂慮する事態である。

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2010年09月23日
しかく 完全に趣味の話です(ネタバレ注意!)

本欄を見ている方のほとんどが何のことか分からないでしょうが、
今回はオニオタ(ガノタ)の独り言です。
どうぞご了承願います。 m(_ _)m

暇を見つけて、映画を観に行った。
作品は「劇場版 機動戦士ガンダムOO」(!)
そういえば、ここ1〜2年で映画館で観た映画は

「ヱヴァ新劇場版 破」
「劇場版 マクロスF」
「劇場版 ガンダムOO」

と見事にアニメばっかり!
まあ、アニメ好きゆえしょうがない。

で、「OO」の感想。
完全新作であり、事前に今作のテーマが「(未知の存在との)来るべき対話」とされていたので、
どのような展開になるのか、と期待していったが、
まさか「未知の存在≒金属生命体(宇宙人?)」とは・・・!
思えば、1stガンダムは地球人同士が争う設定がなされた
初めてのロボットアニメではなかったかと思う。
同時に、そのロボット(=モビルスーツ)は基本的に"兵器"であり、
この点が所謂スーパーロボットものと異なる(徐々にスパロボ化していく傾向だが)。
そのベースに人間模様や陰謀、政治的背景、
主人公をはじめとする各キャラの成長譚、といったストーリーが織り交ぜられ、
作品ごとの世界観が作られてきたのがそれぞれの"ガンダム"だと認識している。
そんな理由からGガンダムは除くが、それ以外のほとんどのガンダム作品は観ている。
(注記)ちなみにガンダムX好きです
そのGガンさえ(観てませんけどね)"人vs人"の物語であったのに、
改めて、まさか"人vs宇宙人"とは・・・ !!!
あくまで劇場版についてのみであるが、ある意味"ガンダムではないガンダム"と言っていい。
また、その宇宙人(=ELS)も、行動パターンや特性から
ヴァジュラ+宇宙怪獣+バスター軍団
といった感じで、 既存の作品群を想起させるものだった。
戦況演出が"彼我差1:10000"みたいなことをあわせ意図的なのでしょうか?
全体の進行については、戦闘シーンも含め濃密に展開していくため、
常に緊張感とドキドキ感をもって観ていたが、
その濃密さがラスト10分であのように終結されてしまうと、正直
「???」
と言った感がどうしても拭えない。
せめて「私はD.O.M.E.・・・・」位の何かを入れ込むことは出来なかったのでしょうか?
尺の問題?予算の問題?
突拍子過ぎます・・・。
あと、劇場版マクロスFにも言えたことだけど、高速戦闘シーンは美麗且つ豪快なのだが、
シネマスクリーンの場合も同じなのかは判らんが、あまりに映像が早すぎて
液晶テレビの画面のように対象がぼやけまくり&ぶれまくりの場合が多々あった。
製作現場段階ではもっと素晴らしいのだろうが、観る側からするとちと辛いときもある。

まあ、グダグダ書いたが賛否両論かな?
私のようなノスタルジックなガンダムファンからは否のほうが多いかも?
とは言いながら当方も時間があればもう一度観てみるつもり。
興味のある方は是非劇場に足を運んでください。

以降年内はUCのエピソード2とマクロスF劇場版の後編に期待!

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2010年09月22日
しかく 最後まで毅然と、超法規的措置が無いように・・・

新たな政務三役が示され、行政府の陣容が確定。
自らが生んだこの政治空白に対し早急に当たって頂かなくては困る。
内閣発足の際に県連としてのコメントも会見で出したが、
所謂反日的な活動を行ってきた方々も入閣している。
日本国の大臣の身でありながら国旗に一礼できない人もいるようだ。
ネット上には"売国内閣"と断じる声も少なくない。
いずれ行動と結果で示されようが、懸念されるようなことに至れば
断固として戦っていかなくてはならない。

そんな中で、今回の中国漁船問題に対する対応、
とりわけ前原外相の姿勢は支持したい。
今の局面が我が国の姿勢が一番試されているときだ。
中国の学者が"沖縄も元来は中国のものだ"というトンデモ論文を出す始末だが、
尖閣諸島は紛う事なき我が国の領土であり、付随する経済水域も同様だ。
今回の我が国の判断は当然のことである。
様々な圧力が始まっているが、目の前の利益を失うことよりも
圧力にぶれない法治国家たる我が国の姿を示すことが
将来に向けての正しい選択と信じる。
最後まで毅然と対応していただきたい。

なお、先週より9月議会が始まり、来週の28日から再開される。
当方は予算総括質疑を行う予定だ。10月5日が出番である。
今議会の内容等については次回以降記載しますのでよろしくお願いします。

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2010年09月20日
しかく 今年もやっぱり人が凄かった

かつて無いほどの不漁に悩まされ、
一時は開催も危ぶまれた秋の女川恒例の秋刀魚収穫祭。
延期や規模縮小の話もあったが、

「こんなときだからこそやらずにどうする?赤字でもやる」
「気仙沼が3500尾ならばこちらは赤字でも20万尾用意する!」

関係者一同の、そんな気合一杯の想いを込めて、
今年の「おながわ秋刀魚収穫祭2010」は無事に19日に実施された。
マリンパルの"さんま祭り"の延期を"秋刀魚収穫祭"の延期と
誤解している方も多かったので心配していたが、
今年も大勢のお客さんがやってきてくれた。
私は例によって献血エリアにいたが、献血をしてくれた方の最遠方は
奈良県からの方でした!遠いところありがとうございます!
他にも北海道や関東のナンバーをつけた車も多かった。
遠方の方にもすっかり定着し楽しみにしていただいていることが実感されました!

無料のさんま炭火焼に並ぶ人の列。ここだけで何人いるのかしら?

一所懸命焼いてくれた皆さん、本当にご苦労様でした!

今年は全体のゾーニングを変えて行われたが、混乱が無く人の滞留もいい感じだったので、
この試みはGJだったと思います!実行委員会の勇気に拍手!

上の二枚は加工研究会による魚介類タモすくいコーナーで、1回500円。
ここも長い列が出来る人気コーナー。
魚のほかに、ラッキーな方はウニやアワビもゲット!

こちらは商工会青年部が生んだご当地ヒーロー、
「リアスの戦士 イーガー」と私めの2ショット。
宿敵クラーゲとワルワル団を倒した後のお疲れの時間を割いて頂いての1枚。
中の人はかなり強いッス。

天候も何とかもってくれ、無事に終了した今年の秋刀魚収穫祭。
何のかんので、町内で約800名の方々が携わって全体が運営される。
出店・裏方・ボランティア・警備 etc.・・・。
立場は色々だが、全てはその皆さんの協力があってこそ。
お客さんに味わって頂いたのは、さんまと共に我が町の心意気、だと思っている。
これを機に、不漁が続くさんまも大漁満足に向かい、
改めて多くの方々に女川のさんまの味をお届けできるように祈りたい。

ゲストもホストも、みんなお疲れ様でした!!

投稿時間 : 23:38 個別ページ表示 | トラックバック (0)

2010年09月16日
しかく 視察以降色々

為替介入が行われ、円高が一気に引いた。
とはいえまだまだ高い相場なのだろうが。
ともかく、政府の意思は内外に具体的な行動として示された。

「ようやくか」
「やればできるじゃないか」

色んな声があるだろうが、安堵の声を漏らした方も多いはず。
ただ、一つ気になるのは、だったらもっと早くやれたじゃないか、という思い。
代表選を通じて求心力がある程度高まり、その終了直後の介入。
タイミングとしてはうますぎる、と邪推したくもなる。
厳しい国内情勢がこんなことに利用されていたとしたらたまらない。
まあ、さすがにそんなことは無いものと信じたい。

さて、中国で視察の中身以外に驚いたことが一つ。
長春のホテルがネット完備だったので持込のミニPC(例のやつ)をLAN接続、
どこのホテルでもよくあるように、ブラウザを立ち上げると
宿泊しているホテルのHPに繋がる。
そこに、英語でこんなことが書いてあった。

「(前略)サイト閲覧について、諸般の(当局の、と書いてあったかもしれない)事情により、
接続・閲覧が出来ないサイトがあるかもしれません。それに同意した場合に
インターネットを利用できます。同意する方は下のボタンを押してください。」

と書いてあって下に

「I Agree」

というボタンがあった。まあ、当然同意したのだが、
グーグルの撤退などで騒ぎになっていた政府のネット規制は本当だった!
それを実感した次第。
膨大な数のサイトをどうやって閲覧禁止にしたりしているんだろう?
ちなみに日本語での中国を批判するHPは全然OKだった。

その出張から帰った後、急いで家電店にミニPCを持っていった。
そうしたところ、

「液晶部分は壊れやすいため、保証の対象外です」

という残酷且つ信じられない一言が・・・。
「何のための5年保証なの?」と粘ってはみたが甲斐なくアウト。
こんなことならあの保証料を今更ながら返して欲しい。

改めて保証の説明書を読むと
「弊社の定める範囲で保証」とかが書いてある。
厳密にみていくと保証対象になるものはほとんど無いのではないか?

結局、修理に出してみないと分からん、ということで
とりあえず見積もりを依頼することとなったが、
これまた高い!
正直、買ったほうが前向きに思えてきた。
潮時ですかね?

んでは、また次回。

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2010年09月15日
しかく 針路は指し示されたのか?

民主党代表選は菅首相の勝利で幕を閉じた。
ポイントは別にして、各層の得票シェアは

党員・サポ〜菅:小沢=83:17
地方議員 〜菅:小沢=60:40
国会議員 〜菅:小沢=51:49

であり、民主党支持者レベルの意識が永田町に近づくほど
乖離していく様が良く見て取れる。
また、菅首相支持の理由が
「首相がコロコロ変わるのはマズい」
「小沢さんよりクリーン」
というような理由が多かったとされているから、
小沢さんを相手にしての消極的相対評価の結果、と言ったら言い過ぎか。
総計だけ見れば菅さんの圧勝だが、火種が残った、と言えなくもない。

それはそれとして、今回の代表選を通じて残念なことがある。
一つに、"民主党"という政治集団を貫く国家観が今回も示されなかったこと。
何度も書くが、綱領のない政党が民主党であり、今回の議論を通じて
それが指し示されなければならなかったはずである。
とりわけ外交や安全保障では全く異なる見解を持つ方々の集団であり、
国を統べる政治勢力としてそれを示すのは最低限必要なことである。
"自民政権を打倒する"という役割を果たした後の命題を未だ保持していないことが
また露呈した感がある。
二つに、そのことを含めて技術論とシステム論に終始したこと。
菅さんは、自らの初志を"自民党に変わりうる政権の受け皿構築"とし、
小沢さんのそれは"官僚支配を打破し政治主導を実現すること"である。
それをベースとしての各論に入るのだが、システム論はまずいいとして、
宰相を目指す以上、その"システム"を以って国家をどこに導くのか、
という"本論"を示すことこそが一番重要でなければならない。
システムはあくまで仕組み・手法であり、それを以って日本をどこに導くのか、が
語られなければならなかったはずである。
例えば菅さんの"元気な日本を復活させる"というメッセージは
政治家であれば誰でも言う当たり前の話なのだが、
その元気さがどんな元気さなのか、そしてその総体としての日本の姿や目標は
どのようなものなのか、イメージできた方は多くはなかったのではないか?

ともあれ、菅首相の続投が事実上決まった。
あそこまで両陣営が互いを罵詈雑言で攻め立てる戦いをしておきながら
ノーサイド、と出来るのかは疑問だし一緒にやっていく意味が本当にあるのか、
とも思うが、それは彼ら自身の判断である。
また続投決定後、為替相場は一気に円高に向かい、たった一時間で一円上昇した。
市場の、菅政権の経済財政施策に対する見方だとされる。
日本丸をどこへ向かわせるのか、進路が示されなければならない。

ここで、私信を一つ。
しろまるしろまる(伏字にします、しなくてもいいんですが)、結婚おめでとう!
"結婚が決まった、って誰のことだろう?"と思ったが、
それがあなたで、且つお相手がまさかあの朝の方とは!?
驚愕とともに、心から祝福いたします。
あなたのことだから、必ずやハッピーな家庭を築かれるでしょう。
近く再会できる日を楽しみにしております。
お幸せに!

(注記)次回は中国の続きとミニPCのその後です・・・

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2010年09月14日
しかく 一週間以上書き込みが止まりましたが

既述の通り先週の前半は四日間の日程で視察に出かけた。
場所は大連・長春。
中国は数年前に香港・深浅・澳門の経済視察で行った経験があるが、
ある意味で歴史のある"本当の中国"の都市を訪問するのは初めてである。
自分自身の"中国"に対するパーセプションを抱えつつの訪問だったが、
訪問を終えてからの印象はだいぶ異なるものとなった。
大連では本県からの進出企業等の現地視察、
長春では地元企業と経済特区並びに吉林省政府を訪問した。
大連では進出企業で作る宮城県人会の方々にお世話になった。
吉林省と宮城県、長春市と仙台市はそれぞれ姉妹締結しており、
特に長春-仙台は締結から今年で30周年に当たり、
過日は奥山仙台市長が訪問され記念植樹を行っている。
そんなこともあり、特に吉林省では省政府から熱烈歓迎を頂いた。

企業視察等の雑感を少々。
中国進出企業にとって最大の魅力は製造コストの低さであり、
とりわけ人件費の低さである。ここにインフラ利用コストの安さ(通信を除く)と
各地の経済特区での優遇税制などが加わってくる。
そのような環境が日本のみならず各国企業の中国進出を後押ししてきたが、
現在、中国経済の急成長と共にそのメリットが徐々に失われつつあり、
共通の課題であるようだ。
例えば20年近く前に進出した企業の場合、
当時の日本との従業員の賃金比較で中国が約1/20だったのが、
現在は1/6〜1/7の程度まで上昇しているそうだ。
大連では先ごろ市内企業の最低賃金の改定があり、
それまでの月額700元から月額900元へと引き上げ。
実に一気の3割増しである。(注記)100元≒約1300円
最低賃金=平均所得額、ではないのでそのまま当てはまるわけではないが、
少なくともコスト上昇の要因であるのは間違いない。
加えて税制面でも減免措置等が徐々に縮小し、
中国企業と大差が無い状況を迎えている。
そのような中で、今後の企業展開をどのように考えていくのか?
「日本国内での雇用にもっと貢献したいとも思うし、その点心苦しいが、
世界の工場から世界の市場へと変貌していく中国にて
果敢にチャレンジしていきたいし、そのような姿勢にも応援して欲しい」
とはある経営者のお話であった。
我が国のGDP、という側面でみれば国内雇用と企業活動による付加価値の拡大が
不可欠であり、これ以上の産業空洞化を招かないように、というのが
政治・行政の基本的スタンスだったりするのだが、
一方で、国外で果敢にチャレンジし、価格競争力の強化とともに
シェアを拡大し、という姿勢と実績は我が国の企業や技術が
国際的なスタンダードを勝ち取っていく上で必要であり、
主戦場を中国において、というのがその一つの道であることは確かだ。
労務管理をはじめ大変なことが多い中、地道に信頼を重ねてきた
本県発の企業の努力が大きく報われることを期待したい。
逆に「これも中国ゆえか?」と驚く話もある。
現地企業において、もちろんまじめな企業も山ほどあるが、
各種認証やその他が金銭で得られるケースも存在している、とのこと・・・。
数回前に台湾企業とのタッグの有用性、ということを書いたが、
そういうことも含めて、書類や表面だけで相手を信用すると
逆にこちらが傷つきかねない、ホントに一筋縄ではいかないのも
対中ビジネスの一つの側面だろう。
そんな「何でもアリ」の中国経済が、我が国の経済を左右する時代となった。
うらやむほどのバブルと成長期であり、我が国も経験した道だが、
大きく異なることがあるのに気が付いた。
中国の発展は、外資が牽引役であるが、
日本の発展は、自前の国内企業の努力によってなされた、ということ。
もっと我々日本人は将来に向かって自信を持っていいはず。
脅しに屈して不法操業の船を返すようなことではいけないのだ。

後は日を改めて。

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2010年09月04日
しかく 思わぬPCのトラブル

前々回の本欄にて研修視察の雑感を記したが、
研修中の資料などを整理しようと出張用のミニPCを空け、
電源を入れて起動させたら

何と、液晶画面が割れているではないか!!!

確か購入店の5年保証に入っていたはずなので修理は何とかなると思うが、
それにしても初めてのことなのでややショックを受けております・・・。
画面のひび割れ+液晶の一部が完全に死んでおり、非常に見ずらい。
その状態でも使えないことは無いので来週からの出張にも
とりあえず持っていくが、修理は再来週になりそう。
流行りのiPadに変えようか?とも思ったが、
出先で議会質疑の資料作成や原稿作成をすることも多く、
その面ではミニとはいえPCの方が扱いやすいし、
何よりも愛着がある。
まずは診断してもらって、早く元気な姿に戻してあげたい。

教訓。
PCなどは機内預け入れ荷物にせず、必ず手荷物で持ち込みましょう。
「万全のパッキングだから大丈夫!」と思っていても壊れてからでは後悔します。

皆様もお気をつけて・・・。

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しかく 他党のことだが(以下略)2

時節柄(?)、民主党代表選の取材を受けることが多い。
舌戦も激化してきたが、しかし

「日本をこのように導く」

という話が依然双方から聞かれない。
どこに日本を向かわせようとしているのか?
当初の相手のウィークポイント攻めから議論は変わってきているが、
未だ刹那的な対応や手法論に終始している。
そもそも、ある一つの命題に対してあれほど見解が隔たり、
各々の支援議員に至っては、特に菅氏支持の閣僚が相次いで
小沢氏の政策や考え方を酷評している。
代表選後は「ノーサイド」とは言うが、あんなにも著しく考え方が異なる人々が
一緒に同じ政党でやっていく意味があるのだろうか?
その彼らが仲良く作った政策に妥当性はあるのか?
また、そのことは日本や国民にとって幸せなことなのだろうか?
ここに来て菅内閣の支持率が上がっているらしい。
まだ政策らしい政策も何もやっていないのに、である。
恐らく小沢氏に対する態度が評価として現れているのだろうが、
"叩くべき相手が存在してはじめて評価される"というのは
国民にとってあまりに不幸である。
つまり「敵がいなければ輝かない、存在意義が無くなる」のであり、
ポピュリズムと言わざるを得ない現政権党の本質をさらけ出している。
それでもこの2人のうちどちらかからしか首相は選ばれない。
なお、民主党の党員・サポーターは日本国民以外でもなれる、
つまり実質的に「日本の」首相を選ぶことになる代表選に
外国籍の人々が積極的に関与できる仕組みであることを記しておく。

さて、以前記したように、1226ptで勝敗が決定される、とのことだが、
世論は菅氏が強く、議員票は小沢氏が強い、とされる。
そこで国会議員票(×ばつ2pt=826pt)を除く
400ptの行方を小沢:菅=3:7で計算してみると、
小沢氏=120pt、菅氏=280pt、となる。
1226ptの過半数は613ptだから、それぞれ
小沢氏は残り484ptが必要、菅氏は残り334ptが必要、となる。
人数で見れば小沢氏は242人、菅氏は167人だ。
小沢派+鳩山派で150+50=200人だから、
小沢氏はあと42人集めればいいことになる。
十分勝算のある数字だろう。
一方で、14日に投票される国会議員票以外の地方票は前日に開けられる。
そうすると、我が党で以前小泉総裁が誕生したときのように、
国会議員票が地滑り的に菅氏に動くこともあり得る。
まあ、どちらがなるにしても、綱領すらない自らの政党を変えることからであろう。
そうでないなら、早目にそれぞれに主義主張の下に相集いそれぞれに活動されたほうが
国民にとっても日本の未来にとっても幸せなことである。

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2010年09月03日
しかく 研修視察雑記

9月1日まで党青年部主催の台湾研修視察に行ってきた。
当日記も前2回は現地から更新した。
いつもそうなのだが、この研修はスケジュールが超タイト!
初めて参加する人には観光らしい観光も無くてかわいそうな程。
それでも、台湾の総統(=大統領)に表敬できる機会など
普通ではまず有り得ないので、大変貴重な経験になるのは間違いない。
各所への訪問・視察から夜の台湾側主催の夕食会まで空きが無く、
加えて、夕食会では台湾の風習により
「カンペー!(乾杯!)」
の儀式が延々と続く。
それも紹興酒ならまだいいが、高粱酒攻め(度数58度!!!)はキツイ。
今回も王立法院長(日本で言う国会議長)、
行政院外交部長(同外務事務次官)主催の晩餐会と、
連日日本側から名誉の負傷たる犠牲者が出た。
いつも覚悟して夜の席に臨むが、とにかく台湾の人は酒が強い。
王院長は70歳を超えられているはず・・・。
酒席も含めてとにかく大変温かい歓迎を頂いた。

今回は大陸⇔台湾の両岸関係や2度の政権交代後の政治状況と今後、
またごく短時間ではあったが金門島視察など充実した内容だった。
その中でも印象深かった話を二つ。

まず経済関係について。
本年6月、台湾と中国は「両岸経済協力枠組協定(ECFA)」を締結した。
通常で言うFTAなのだが、中台間は"国同士"では無いので上記のようになる。
除外品目については台湾側の伝統産業に配慮する形(タオルなど中国側の倍が除外)で
協定が結ばれている。
中国は台湾の最大の貿易相手であり、中国の急激な経済成長以降、
台湾からの投資も活発化しており、最大のお得意様でもある。
台湾経済も我が国同様成熟期を迎えており、今後の成長に向けては
中国を無視して考えられないところ。
で、ここからなのだが、日本に対しては中小企業の動きに期待しており、
日台企業双方の協調した戦略を探っていきたい旨の話があった。
ある公式統計で、日本企業が単独で対中ビジネスを展開したときの成功率は63%、
日台連携で臨んだ場合のそれは76%、というものがあるという。
「日本にとっての連携の相手方は香港よりも台湾のほうが魅力的か?」
と聞いたところ、
「現在の香港は完全に中国の一部であり、 同じ自由主義国である
日本と台湾のほうが信頼感のあるビジネススキームが成立する」
との返答。確かに、対中ビジネスのノウハウをしっかり持っている台湾との連携は
日本企業にとってカントリーリスクなどを考慮しても十分な妥当性とメリットがあるだろう。
日台交流の台湾側窓口で宮城県関係者もお世話になってきた亜東関係協会の秘書長が
この9月中旬から東京事務所のNO.2として赴任されるとのことで、
何か話があればこちらからも相談しやすくなった。
帰国してから分かったが、ほぼ同じ日程で村井県知事も訪台していたそうで、
台湾側から似たようなプレゼンテーションがあったかも?
後でじっくりと話してみよう。

2つ目。
金門島視察では現地司令他台湾陸軍の皆さんにお世話になったが、
昼食会で司令である張陸軍中将が次のようなお話をされた。
「金門島は日本で言えば硫黄島と同じである。 台湾本土から遠く、
補給の確保さえ難しく、相手に直面する位置関係。
大変困難な状況の中での、 先の大戦における栗林中将の采配と決断に
敬意を表しており、 大いに学ばされている。」
通訳の方から栗林中将の名前が出てきた時点で驚いたが、
相当熱心に研究されてきたそうだ。
なによりも、台湾の方が当時の日本人指揮官の生き様に共鳴された、という事実。
ともすれば日本国内ですら語られることの無いことを異国の地で耳にした事実。
台湾は親日で知られる。台湾人の意識調査で「一番好きな国は?」と問えば
「日本」という答えが必ずトップで、今でも過半数を占める。
思えば、インドの独立を志向し戦ったチャンドラ・ボースなど、
大戦当時の日本と歩みを一にした外国人は多い。
(ちなみにボースは英国からの独立の為にドイツや日本と共に戦ったのであり、
ナチスのユダヤ人政策などに共鳴していたわけではない。)
また、朝鮮半島を含む中国大陸での反日感情とは対を成すように、
それより南の、独立を勝ち取った国々における日本(日本人)に対する好感度は
概ね良好である。
それぞれの国や国民にとっての真実がある。それはいい。当然だ。
と同時に戦前も含めた日本の歩みを意図的に美化するつもりもない。
しかし、事実を事実として、客観的に捉え、検証していくこと、
そしてそれを以って自身の視点で"認識""評価"し伝えていく、ということを
私たちは改めてしていくべきではないだろうか?
"認識""評価"には必ず主観が入る。だから評価は評価する人間の分だけ分かれ、
それがその人間にとっての"真実"となる。
しかしその根底にある"事実"は一つだけである。
それを見つめていくことの大切さを、またも異国の地で教えられた気がする。

んではまた!

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