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2009年04月30日
しかく 節目

昨日、そして今日と節目を感じている。

昨日(28日)には、地元女川で復活した金華山航路を運航する
アルティア号とベガ号が初めて揃い踏みとなった。
金華山航路の復活については大晦日の本欄に記したが、
途絶した女川⇔金華山航路を復活させ、
観光を支えながら地域経済の疲弊を食い止めよう、と
役員無報酬、出資者無配当で地元有志が立ち上げた航路である。
昨年末からアルティア号が就航していたが、
大規模改修を経てこの度ベガ号も就航し無事2艘体制となった。
その式典に足を運び関係者と地域観光について様々な意見を交わしたが、
観光振興への大きな契機となる期待とともに、
関係者のみならず地域住民の様々な形での参画がなければ
このようなチャレンジも生かされないことを改めて感じる。

また、本日(29日)は石巻市亀山新市長の任期初日である。
熾烈な選挙戦の中で様々なことが取り沙汰されたが、
それぞれが主義主張の垣根を乗り越え連携しあった選挙体制は
恐らく過去に例がないであろう。
選挙戦を通じ郷土発展への自らの強い思いを訴え、
多くの市民の負託による圧勝劇で市政の舵取りを担われることになった。
垣根を乗り越え合いながら大きな輪が作られたという事実は、
これからの未来へ向けた大きな財産だと思う。
それは、時に政争の街ともいわれる中で、地域の未来を思うときに、
共通の目標に向かって互いが手を取り合うことができた、という事実である。
だからこそ、新市政下においては、与党野党云々ではなく真実是々非々の議論がなされ、
その積み上げのもとに新たな未来が築かれていくことを期待したい。
どんな立場であれ共通するものは希望ある石巻市の未来であるはずだからだ。
そしてそのことに地域の一人ひとりが関心を持ち、
「誰かがやってくれるだろう」ではなく、
一歩でも半歩でもいいから、どんな形でもいいから参画しようとしていけば、
一人ひとりのちょっとした気付きや行動が大きなうねりとなり、
活力ある石巻の将来がきっと描けるはずだ。
亀山丸の出帆にエールを送りながら、ともに地域の未来のために努力していきたい。
亀山紘新市長のご活躍を心からお祈り致します!!

本日はその亀山新市長もご出席の中、自民党5区支部の政経セミナーが行われた。
村井知事にも駆けつけてもらい、熱いエールをいただいた。
齋藤まさみ支部長=宮城県知事=石巻市長の3人が同じ舞台で手を重ねあい、
大きな勇気をもらった。
また講師には小池百合子元環境大臣をお迎えし、環境立国日本の確立へ向けた
約一時間の講演が行われた。
ご参加いただいた1,000名を超える皆様に感謝申し上げます!

色んな節目を感じた両日であったが、実は県議の任期もこの29日でちょうどの折り返し、
早いもので任期の半分を経過した。
私自身にとっても節目である。
前述したことにも共通するが、たった一人の力で動かせるものはたかが知れている。
目的や目標に向かって多くの人々の力が結集することで始めて物事が動いていく。
この2年間において、選挙戦で訴えた一点突破マニフェストで実現したものもある。
それにしたって、知恵やアイディアを提供してくれる方、共に行動してくれる方々、
そんな大勢の方々がいてこそ。
そのことに心から感謝したい。
一方でまだまだ努力していかなくてはならないところや今後着手するものもある。
いずれ整理して本HPでお知らせしていきたい。
残り半分、県政課題の克服と目標の実現に向けてなお精進していきますので
今後もよろしくお願いします!!

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2009年04月13日
しかく ご無沙汰しておりまして・・・

すっかり書き込みをサボってまして、
というより、何かいろんなことがあって
気が付いたらいつの間にやら4月も半ばを迎えていた。
別れと出会いが生まれるのが春という季節。
特に4月は出会いが多い月だ。
学校では入学式も終了し、各企業団体の異動も一段落、
それぞれが前を向いて歩んで行く時期だ。

一方で個人的には悲しい別れもあったりする。
過日、大切な人がまた一人、旅立った。
必ず元気に戻ってきてくれる、そう願っていた。
「ああしておけば、こうしておけば」
どんなに思おうとも時を遡ることはできない。

仕事柄、自分と同年代の方々に比べて
喜びや出会いの機会と共に悲しみの場面に出会うことがどうしても多くなる。
そのことがどうしても辛い。
特に悲しみに出会うその都度、自分のいろんな弱さを思い知らされる。
別れのさだめとその悲しさを受け入れることに臆病な自分がいることを知る。
だからこそ、その悲しみと掛けてもらった思いを心の芯に刻み、
ほんの少しでいいから今より強く、生きていけたら、と思う。

ともあれ、今任期もほぼ半分を回り、いよいよ後半戦、
街を彩る桜の木も、ところによっては見ごろになってきた。
芽吹きの4月、改めて気持ちを切り替えて前へ向かって取り組んでいきたい。

節目の4月、ということで地域政界レベルでも県北エリアの各地で
心機一転の選挙戦が各地で始まった。
平成の大合併に伴って同時に誕生した新市が県北に集中しているからなのだが、
地域にとっては大変重要な、大きな節目である。
石巻市長選挙も告示され、現新の一騎打ちである。
合併を経て4年、選択の基準は色々あるだろうが、
一番大切なのは市民一人ひとりの考えである。
誰に託すのか、或いは誰とともに歩んでいこうとするのか。
一人ひとりの選択が問われる。

米大統領選で、オバマ氏はCHANGEという言葉を繰り返したが、
それは「政治を変える」という意味以上に、
「米国民の一人ひとりが変わるんだ、変わらなければいけないんだ」
というメッセージの投げ掛けだったように思う。
それは大統領就任時の演説において、
米国民に対して問うた言葉の数々にも現れていた。

これは正にこれからの地域政治に求められているものに通じる。
つまり、それぞれの関与がなくしては地域社会は成り立たず、
真に自治(=自ら治める、自分たちで治める)ならしめるには
個々の地域社会へのコミットメントが不可欠だからだ。
そこにおいて、首長選挙は地域の政治的リーダーを選出するに止まらず、
地域社会への市民のコミットメントとそのプロセスという面からも
大変に重要である。
予測では低投票率か、などと言われているが、
一人ひとりの意思をきちんと投票所で表していくことが
それがこれからの郷土づくりの第一歩になるだろう。


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