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先週、母校の生徒二人の未来が不幸な事故で突如として潰えた。
ご遺族の気持ちを思うと、かける言葉も見つからないほどの、
全く以ってやるせない気持ちである。
葬儀では生徒が所属していた吹奏楽部による追悼演奏が行われ、校歌も演奏された。
あんなに辛い思いで聴いた母校の校歌は初めてだ。
今はただ、お二人のご冥福を祈るばかりである。
事故発生の翌日に県警担当者に対して当面の対策をとる事と
可及的速やかな抜本対応を要請したが、事故の状況を確認して思ったのは、
いつ自分が加害者になってもおかしくない、ということ。
現実に昨年も同じ場所で事故が発生している。
今回の事故発生現場において現時点で可能な対応をとる方向の発言が
今朝の県庁の庁議で土木部サイドからもなされたようである。
考えるに、市街地のみならず、仙台の産業道路をはじめ、幅員のある複数車線の道路で
同様の状況、つまり車のスピードが出やすいのに信号機未設置の横断歩道が存在する路線は
県内に幾つもあるはずであり、早急な現状把握を土木部長に対し要請した。
それに基づいて信号機設置をはじめ今後の全体的な対応を図っていくことが必要だ。
また、生徒の多くが大きなショックを受けており、
十分且つ万全のメンタルケアも要請した。
失われた命は帰ってはこない。
無念さを禁じえないが、今出来ることをすることが、
同じような不幸を一つでも減らす努力をしていくことが、
せめてもの報いだと思っている。
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連日に亘って自民党総裁選についての報道がなされている。
思い起こせば、前首相が突如辞任表明したのがちょうど1年前の今日9月12日。
その時のこの欄に「政治の責任」として記した。
この1年の間にも様々な展開があったのだが、
果たして何がどう変わったのか。
福田首相は自らはっきり言わないまでも、その辞任表明の中で
自身の限界を言外に示した。
海外メディアでは「日本のハラキリ復活」とも報じられているらしい。
政治は結果が全てである。
結果が出せなければ取って代わられるだけである。
国政のねじれなどで結果として各種の重要施策の取扱いが停滞した。
福田さん流の責任の取り方なのであろう。
その意味では「潔し」かもしれないが、政治、とりわけ自民党政権に対する
一層の不信を招いたことは間違いない。
理由はどうあれ、日本のトップリーダーが職責を果たすことを突如として止めたのである。
自民党の看板を掲げている私自身ですら慙愧の念に駆られる。
1年間に2度もこのようなことが起きたことについて、
おエライ方々はどのように認識しているのだろうか。
過日、党本部にて青年局関係の会合があり、僭越ながら国の方々にも申し上げたが、
今回の事態について、首相並びに総裁候補や党幹部などから
反省とお詫びの言葉が一切出てこない。
討論会などでようやく石破さんあたりが口にしたようだが、
本来、どの候補も「我が党の至らざるところはなんであったのか」から
出発しなければならないはずだ。
民主がどうの小沢さんがどうの、ではない。
自民党の存在意義と存在価値自体が問われているのだ。
それが示しえなければ、総裁選の意味もない。
選挙戦略の一環だといわれても仕方がなくなる。
ただ、その総裁選について一つ記しておきたい。
世間では出来レースだ何だという人もいるが、決してそうではないことを。
立候補を断念した一人に棚橋泰文さんという代議士がいる。
大臣も経験され、私も党の青年局でともに活動をさせてもらった仲だ。
党内青年局議員の中核として、党内外で汗をかいてきた方でもある。
総裁選が無競争になりそうなときは
とにかく若手から誰かを擁立しなければ、という動きはあった。
ちなみに私自身、「誰」ということは抜きにしても、首相辞任表明の翌日に
若手の一体となった行動を、と党青年局に要請した一人ではある。
無競争は杞憂に終わり、若手議員もそれぞれの判断で動き出すが、
棚橋議員は最後まで立候補に向けて努力した。
告示の先日にお会いした際に激励申し上げたが、その時の握手は
棚橋さんの手のひらから、色んな決意が伝わってくる、硬くて力強いものだった。
今回の行為に対して売名行為などの非難もあるようだが、
そのような批判が来るのは最初から承知の上だったろう。
結果として推薦人が足りず立候補には至らなかったが、
それでも勇気を持って行動を起こしたことに仲間の一人として拍手を送りたい。
そして、今回のそれぞれの判断はそれとして、今後一層の若手勢力の結集を望みたい。
シナリオも筋書きもない、一人の男のチャレンジが総裁選の陰にあったことを
是非記しておく。
小泉元首相が小池候補支持を表明したようで、混戦も予想される。
陣営によっては地方票の獲得へ向けて地方議員の仲間に呼びかける人もいる。
各自にとって、総選挙へ向けたパフォーマンスではなく、本気の天下取りである。
幾分かでも党本部のほうに関わっている身だとそのことは良くわかる。
であるからこそ、権力に対して本気ではなく、我が国の未来にかける覚悟と本気を
それぞれの候補には示してもらいたい。
そして「政治の責任」を体現できる姿勢とメッセージを示してくれることを望む。
私自身の一票は青年局主催の公開討論会を聞いたうえで決めるつもりだ。
この討論会は各都道府県連青年局・女性局の代表が一堂に会する中で行われる。
メディア以外での唯一の討論会となる。
TVなどと違い、より国民目線に近い質問が各候補にぶつけられることになる。
候補者の本質があぶりだされる機会になるだろう。
この様子は自民党HPを通じてライブ中継される。
関心のある方は是非ご覧いただきたい。
※(注記)自民党青年局主催 総裁選公開討論会
9月16日(月)午後2時〜午後4時
URL http://www.jimin.jp
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昨日開催しました県政報告会には、大変大勢の皆様にお越しをいただき、
おかげさまで盛会裏に終えることが出来ました。
開催に当たり各般に亘りご協力をいただきました皆様に、
また、ご来賓をはじめご多用の中ご来場をいただきました皆様に、
心より厚く御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!!
前夜突如として行われた首相辞任の一報に正直頭の中が真っ白になり、
「またか」
「ありえない」
「あってはいけないこと」
という憤りと空しさの内に当日を迎えました。
準備不足からご迷惑をおかけした点も多々あったのですが、
皆さんから大変温かい激励をいただきました。感謝の念で一杯です。
また、今回のような形で会合を持つのは初めてだったので、
自分自身反省で一杯です。
今後の活動の中で反省を生かしていきたいと思います。
また混乱する状況の中お越しいただいた後藤田正純さんからは、
"政治の覚悟"ということについて状況を踏まえながらのお話をいただきました。
大変貴重なご講演をいただき、後藤田先生にも心からの御礼を申し上げます。
首相辞任に始まる一連のことについては後日記しますが、
まずは自分自身がその負託をいただいた責任の意味を改めて問い直すこと、
そしてその責任を全うするために努力を重ねていくことが、
皆様に期待にお応えしていく道だろうと思います。
今回の報告会を契機としてなお一層頑張っていきますので、
今後ともよろしくお願い申し上げます。
皆様本当にありがとうございました!!
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