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突然の強震から一週間。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、
未だ行方のわからない方々の一日も早い発見を願う。
この傷跡は余りにも大きい。
被害の程度はこれからもっと判明してくるだろう。
現場で復旧活動で踏ん張っている皆さんに敬意を表しながら、
地域社会やそこで暮らす人々がいつもの日常を取り戻されることを願う。
そして、私自身も含め、一つでもこのような不幸を減らせるよう、
また何かが起きても最小限で済むよう努力していくことが、
政治行政に関わるものとして、多くの無念に報いていく道であろうと思う。
私は地震発生時は自宅にいた。
「とうとう宮城県沖地震が来た」と思ったが、テレビで内陸型地震であることを知り、
しばし市・町などの状況を確認しながら県庁へと向かった。
議会庁舎では事務局員が緊急登庁し、各種の情報収集に当たっていた。
午後に入って、党県連にて土井亨県連会長を中心に対策本部を設置、
翌日には災害現地視察に入った。
現場で対応に当たっている皆さんに迷惑がかからないよう、
自己完結型での調査としたところであった。
集落の孤立化を招いた土砂崩落現場や避難所、被害を受けた小学校などを視察、
また佐藤栗原市長から状況説明をいただき、復旧に関する各種要請を受けた。
それを受け、もともと漁業用燃油高騰対策で政府与党への陳情を設定していたので
この予定を組み替え、燃油対策と共に水曜日に激甚災害指定等の要請活動を行った。
なお、翌々日の20日には燃油対策での村井知事を筆頭とする
県内オール水産布陣での政府陳情も入れてもらっていたため、
この日にも知事による震災関係要望を実施している。
現段階では被害総額がどの程度になるかはっきりわからないため、
激甚災害指定を受けられるかどうか不透明であり、
指定に関しての数字的なハードルも存在するのだが、
数字がどうあれ政治判断による指定を要請している。
特に今回の震災では、国県道・山林・河川など、県所管分の被害額が
とてつもなく大きく、財政的な問題もあり国の抜本的支援がないと
早期の復旧がまごつく可能性がある。
とにかく、関係する各々がそれぞれの立場で力を尽くしていかなければならない。
そのような中で6月議会が地震の二日後に開会した。
24日から一般質問が行われ、私が全体のトップバッターである。
一番最初ということもあり、震災対策も取り上げながら、
燃油高騰対策、港湾行政、地産地消と自給率などについて質疑を行う予定である。
※(注記)一般質問は24日(火)午前10時からの予定です
議会中継URL http://www.pref.miyagi.jp/kengikai/tyukei/tyukei.htm
震災被害をはじめ困難な状況が取り囲む本県の現状だが、
将来へ向けてほんの一歩でも前に進める今議会にしたい。
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