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たまに覗いていただいている皆さん、お元気ですか?
本当にご無沙汰です・・・。
何を書いてもダークな話題になりそうで更新してなかったのですが、
そういう時こそ自分の考えや思いを発信すべきものと思い直しております。 m(__)m
色々ありますが、一緒に顔を上げてがんばっていきましょう!
ところで、表題の"ウレシイこと"だが、何が"ウレシイ"のか?
二つある。まず一つ目。
過日、白梅マークの共学化高校で男子による野球同好会が設立されたことである。
「なーんだ」と言われそうだが、実は異例なことだ。
というのは、既存の男子校or女子校から共学化された学校では、
その学校の敷地面積などの問題により、新規で運動系の部活や同好会を立ち上げるのは
かなり難しいのである。
例えばバレーやバスケなどの場合は、
既存の女子(男子)部があればスペースを共有すればOKなのでさほどでもないのだが、
野球やソフトとなると話が変わる。
加えて、その学校の伝統や、担当顧問も含めての学校側の責任体制等が絡んでくると
尚更難しくなってくる。
実はこの学校の場合も、当初は新規部活や同好会の設立について
既存女子運動部と同じ男子部以外は設立を認めない方針だった。
その中で、想いを一緒にする数名の生徒がいつの日にか活動が認められることを信じて、
母校のユニフォームを着て公式試合に出れることを信じて練習を続けてきた。
僅かな空きスペースを使っての素振りにキャッチボールにランニングetc.。
たとえ先生方や女子生徒からどんな目で見られようとも・・・。
高校の一律共学化は県教委の県立高校将来構想の一つの機軸でもある。
この野球部(同好会)の件で相談を受けたのがきっかけの一つでもあったのだが、
将来構想と共学化が目指したもの(理想)とその現実について
私自身が大きな問題意識を持っていたので、何とかできないかと色々と折衝を繰り返してきた。
また議会の場でも共学化の理想と現実について質した(下記URLはその議会中継録画)。
http://www.miyagi-pref.stream.jfit.co.jp/data/ram/miyagi-pref_20071205_0030_suda-yoshiaki.ram
教育現場は子供たちのためにあるはずである。
学校側のルールはルールとしても、生徒がその中であがき自己実現を果たそうとする中で、
成長と人生を歩む礎が養われる。
生徒の意向やチャレンジしようとする精神を考慮せず、
学校側の理屈だけでそれにこたえようとしない教育現場のありようは、
果たして生徒にとって幸せなものであろうか?
そのような環境で高校教育を経たとするならば、社会の壁を自分の力で乗り越えようとしない、
努力しても制度によって阻まれることを植えつけられた
無気力な人間を生み出すことにつながるのではないでか。
そうではなく、ハードルがあるならば、生徒自身の力でどのように乗り越え、
道を切り開くのかを促すことこそ、教育現場に求められるものではないか?
このようなことを議会の場で訴えたが、このことはどの学校にも言えることなのである。
幸い、今回の件では校長先生をはじめ学校側からの理解を得て、
学校側も出来る限りの努力はする、と生徒達に直接約束してくれた。
私も生徒に直接会い、ハードルを越えるのは君達自身であり、
君達自身が頑張ることではじめてハードルを越えていける、と話した。
そして、これが一番大切なのだが、部員集めや生徒会への説得など、
生徒が彼ら自身の力でハードルを越えようと最後まで努力を続けてくれた。
それが同好会の正式な設立、という一つの形に結実した。
うれしさと同時に、これはあくまでスタートである。
この同好会が今後どうなっていくのか、続いていくのか、それとも来年には解散してしまうのか。
これも後に続く同好会の生徒達自身が選択していくことである。
1・2年生の後輩達には
"なぜ、どのようにして同好会が誕生したか"
"初代の先輩達、また先生方のどのような努力と苦労の上に同好会が出来上がったのか"
を語り継いでいってもらいたい。
そしてそのことが新たな伝統を紡いでいくことにつながっていくであろう。
彼らが公式戦でフィールドに立つ日を楽しみにしているところである。
で、長くなったがウレシイことの2つ目。
秋口からの仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)では、首都圏からの誘客のため、
首都圏発着の客に限って9〜12月の毎週金〜月曜のうちの最大3日間、
ETC搭載の普通車・軽自動車限定で三陸道・南部道路を含む
宮城県全域(及び岩手と山形の一部)の高速道路が
9000円(普通車)で乗り放題となるサービスが2月に発表されたが、
本日、その宮城県内版のサービス提供が記者発表された。
※(注記)事前登録が必要です
※(注記)詳細は下記URL参照(東日本高速道路(NEXCO東日本)東北支社HP)
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/tohoku/h20/0529/
宮城県在住の方であれば、上記条件で普通車の場合3000円で乗り放題となる。
そして、このことは、長らく訴えてきた三陸道・南部道路では初の実質的な割引サービスである。
これについては当初、宮城県内版のサービス提供は想定されていなかった。
当初議会の議案説明では、DCにおける「遠くからいらっしゃるお客様へのサービス」
との説明だったので、
「近くのお客様へのサービスが全く見えない。同時期に社会実験の意味も含めて
三陸道と南部道路の割引を導入すべき」
と予算委員会で噛み付いた経緯がある。
その際の当局答弁は全くダメダメであったが、その後県当局から同趣旨の要請が行われ、
NEXCO側の音頭で今回の宮城県内版サービスの実施が決定した。
(担当部局の皆さん、ありがとう!)
私が三陸道と南部道路の通行料金の値下げ・割引導入を継続して訴えてきた主な理由の一つは
物流におけるコスト面でのハンデ解消・緩和と同路線の有効活用であり、
今回は普通車・軽自動車等限定なのでその意味では決して十分ではないのだが、
まずは是としたい。そして今回のサービス利用状況などもデータも含めて精査し、
次の展開に繋げていければ、と考えている。
※(注記)なお、同サービスの利用例(図で3パターン示されている)に石巻・松島方面の利用例が
載っていなかったので、今後の改善も要請しておきましたw
ということで長くなっちゃいましたが、久しぶりということでご理解を・・・。
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