年に1〜2回(だけ?)出来ているキャンプツーリングですが、以前に登山で(車中泊)行った和歌山県へ、今度はバイクで行って来ました。
秩父→雁坂トンネル→甲府→増穂IC→新清水JCT→新東名→国道23号→伊勢自動車道→国道42号→那智→熊野那智大社・那智の滝・大門坂(熊野古道)→新宮→国道168号→飛雪の滝キャンプ場(ここで、キャンプ3連泊します)
出発前日の明るい内に荷物をバイクに乗せておきました。深夜12時過ぎに自宅を出発。
出発前に、チョッと仮眠をとったのですが、「ワクワク感」で眠れず・・・(^-^;)
深夜の交通量の少ない雁坂(国道140号)を無事通過して、甲府に入ります。
このあたりから新東名高速道路へ通ずる高速規格の道が出来たらしく、今なら無料で使えるようなので増穂ICと言うところから乗り、新東名を目指します。
西の方へ行くときは、いつも中央道を使っていたりしていたので、今回「初乗り新東名」になります。
スマホのGoogleナビに助けられ、無事「静岡SA」まで来て、休憩します・・・
・・・チョッと腰を伸ばそうとベンチで横になったのが・・・すっかり回りが明るくなっています。「ヤバッ」
後部座席に括り付けた荷物は、バックが2つ。
キャンプ泊用品を詰め込んだバックは、雨対策用に大きなビニール袋に入れ、キャンプ場まで下ろさないのでガッチリ括り付けてあります。寒暖差に備えて着替え等の入ったバックは、簡単に下せるようにしています。
(・・・・・・
新東名をバイクで走行中・・・・・快適?
「熱いっ」・・・海寄りの東名より山側を走る新東名は、海風がないのか?バイクで走っているのに「熱いっ」です。
バイクの温度計が30度越えになっていて、薄着になり熱風を浴び続け走っています・・・もし、ジャケットを着ていたら意識が飛ぶかも・・・・・・)
・・・ひたすら走り続けて一日目の観光地へアクセスするための「大門坂駐車場」に到着。
平日と言うこともあり、あまり車が止まっていません・・・て言うか、「大門坂(熊野古道)を歩きたい」と思っている人以外は先にある熊野那智大社や那智の滝近くの駐車場まで車で行ってしまいます。
ここの駐車場では、三本足のヤタガラス(八咫烏)が迎えてくれます。
以前こちらに登山(
2019年5月大台ケ原登山)で来た時にも見ました。
サッカー日本代表のエンブレムに使われているだけにサッカーボールをもっています。
駐車場にある案内板。
近くに観光案内所があったので、マップをもらったりいろいろ教えて頂きました。
大門坂を歩くコースの一般的なのは、大門坂→熊野那智大社→那智山青岸渡寺→那智の滝で路線バスを使ってここまで帰ってくるのが一般的なコースとのことでした・・・
・・・とりあえず、「熊野古道」を歩いてみたいという目的の為、歩きます。
疲れたら、帰りは「バス」で。
大門坂駐車場から車道を進んで、しばらくして脇道へと入ります。
熊野古道・大門坂。(那智山の麓から熊野那智大社への旧参道とのこと)
短めな熊野古道になるので、気楽に行きます。(峠越えの熊野古道になると、1泊2日になるようです)
世界遺産の表示。
なんか昔の道を歩くので「ワクワク」します。 「中辺路」→「なかへち」と読むのですね。
脇道に入りしばらく歩くと・・・鳥居が現れます。
石の鳥居の先の朱塗りの橋「振ヶ瀬橋」が、「俗世」と「聖域」の境界になっているそうです。
昔は、ここまで馬で来た参詣者でも、「振ヶ瀬橋から先は馬から降りて自分の足で歩かなくてはなりませんでした」とのこと。
「夫婦杉」
正式な?大門坂の入り口は、樹齢800年の夫婦杉だそうです。
「十一文関」と言う関所の跡。昔、通行税を取ったとのこと。
「多富気王子社跡」
多富気王子・・・九十九王子最後(最終)の王子跡?
王子社とは参詣道沿いの諸神社とのこと。
熊野詣の最盛期には100社近くの王子社があったそうです。
この跡地は、那智大滝に至る(熊野参詣記道中辺路にある)最後の王子社。
江戸時代には、ここに社殿があったそうで(今は無い)、現在は熊野那智大社の摂社・児宮として境内(参道脇)にあります。
なんか雰囲気が出てきました。
コマーシャルに使われそう・・・「そうだ。熊野古道に行こう。」(JR風に)
石畳敷の石段は、267段・その距離約600mだそうです。
「えっ」・・・昔へタイムスリップ? 平安衣装の男女が。
女性が身に着けているのが旅装束で「壺装束(つぼしょうぞく)」と言うみたいです。
周りの景色・雰囲気にドンピシャ。
苔むした石畳がつづきます。
たまに人とすれ違うぐらいで、とても静かで癒されます。
熊野古道大門坂の案内板。
大門坂を登りきると、突然お土産屋さんなどの建物が立ち並ぶ所へ出ます。
「那智山参道入り口」と、左下にあります。。
「那智山参拝道案内」
熊野那智大社→那智山青岸渡寺(せいがんとじ)→三重塔→那智の滝→大門坂駐車場のコースで参拝します。
熊野那智大社。
?大社=大きい神社(諸神社の取りまとめ神社)?拝殿前に「常香炉」があるのは?
お寺の常香炉は、清め・穢れ落としのため(今は、悪いところに煙を充てるようになっているみたい)・・・神仏習合の名残?
熊野那智大社礼殿。
裏側に本殿?主な神様が祀られています。
八咫烏で有名?な御縣彦社(みあがたひこしゃ)。神話からか「導きの神様・交通安全の神様」とのこと。
楠の大木・・・「楠霊社胎内くぐり」と言うのが出来るそうです。
やってみます。
大木に穴が開いてくぐれるみたいです。(こちらが入り口になります)
入り口側で、初穂料を納めて護護摩木や絵馬に願意・氏名を書き、それを持って「胎内くぐり」をして出口で納めて、後日お焚き上げ祈願してもえます。
・・・年を取っているので、やはり「身体健康」ですかね。
こちらは、那智熊野大社に隣接する「那智山青岸渡寺」です。
説明書きによると、
天台宗のお寺で、西国三十三所観音巡礼の一番札所。 那智熊野大社と那智山青岸渡寺は、昔から「那智山」と総じて信仰されて来たそうですが、明治新政府の「神仏分離令」により、那智山から僧侶が離散され、このお寺は空っぽになったそうです。時が経ち僧侶が戻り、今に至るそうです。
このお寺の山門が、神仏習合時のもの?・・・お寺の「仁王」と、神社の「狛犬」が収まっているそうです。(境内から那智の滝を見て、すっかり気が滝の方へ行ってしまい、山門を見ずに来てしまいました。残念。)
那智山青岸渡寺からの境内から見える「三重塔と那智の滝」(よく観光案内写真で見ます)
三重塔は、1581年に焼失して、1972年に再建されたそうです。 ∴?鉄筋コンクリート造(ちょっと残念)。
この時、雨がぽつりぽつり・・・あまり良い天気ではありませんでした。
お寺の境内から降りてきて、三重塔へ。
せっかくなので有料となりますが、三重塔の中も拝観します。
三重塔からさらに下って行き、那智の滝へ・・・鳥居があり、ここから「飛瀧(ひろう)神社」となるようです。
那智の滝を「那智御滝」と呼ぶみたいです。
落差・・・・122m 銚子口の幅・・・・13m 滝壺の深さ・・・・10m とのこと。
飛瀧神社のご神体は、「那智の滝」となり、当然社殿に収まるものではないので、飛瀧神社の社殿はありません。
滝の前に鳥居があり、賽銭箱・常香炉等がありますので、ここで手を合わせます。
見方によれば、ご神体を直視して拝礼が出来る?
・・・ふと思ったこと・・・大きな観光地は、多くの海外からの観光の方をみます。ここでも、半分は海外の方?ってくらい海外の方がいらしていました。
以前にツーリングで行ったことのある「華厳の滝」「袋田の滝」(2010年11月28日掲載)とで、今回の「那智の滝」で日本三大名瀑をコンプリートです。
御滝を拝礼する鳥居の左横の社務所で受付を済ませ「御滝拝観舞台」へ行って見ます。(写真の左中央の赤い所)
「御滝拝観舞台」は、那智の滝を一番近くで真正面から見られる場所。
・・・途中には、「延命長寿のお瀧水」と言うのがあります。
専用?の素焼きの「盃」(有料・お持ち帰り可)もありましたが、空のペットボトルでたっぷり飲んで済ませました。
以前に行った「恐山」でも延命長寿の水を飲んだこともあり・・・長生きするかな?
御滝拝観舞台からの那智の滝。
水しぶきも飛んできます。
那智の滝(那智御滝)。
結局、那智の滝から門前通りみたいなところを通りつつ「大門坂」へ戻り、歩いてバイクを駐車した「大門坂駐車場」まで帰ってきました。
那智の滝の入り口近くのバス停に多くの人が並んでいたので、ここの駐車場から大門坂使い、歩いて行った方がバスで降りてくる人もいるのでしょう。
駐車場に止まっていた車もほとんどいなくなり、自分のバイクがポツン・・・荷物満載です。(立ちごけしたら起こせるか心配な年齢・体力になってきました (T_T) )
この後は、何処かスーパーに寄り夕食食材を調達して真っすぐにキャンプ場へ向かいます。
国道から山間部に入ったところに「浅利郷(あさりごう)」と言う碑が建つところあり。
「熊野川」沿いにあるいくつかの集落の総称?のようです。
「熊野川」。 綺麗な色の川ですが、色的に深そうな感じです。
川沿いに沿ってちょっと細い道を走り山奥?へキャンプ場を目指して進みます。
とりあえず雨も降らずに一日目を終えることが出来そうです。
「飛雪の滝キャップ場」着。 テントサイト近くにある駐車場。
道を挟んでこちら側がテントサイトです。
事務所に行き、手続きをしてきました。予約の際の対応等、気持ちの良いスタッフの方々がいます。
ここを拠点にし観光しながら3連泊します・・・これで、テントの設営・撤収やバイクへの荷物載せの手間がはぶけて楽になります。・・・明るい内にテントの設営へ。
手前の黄色のテントが自分で、すでに設営していた黒いテント二つでソロテントサイトは満席?・・・ソロ用サイトは3つだけみたいです。(事前予約をしていて良かったです)
で、奥の方はファミリーなど多人数用サイトのようです。
・・・お隣の黒いテントのお二人は、岐阜県から来た会社の同僚の人たちで、このキャンプ場の売り「テントサウナに入って、滝つぼに入り・・・「と・と・の・う」?(経験がないのでよく分かりませんが)」を目的に来たそうです。
サウナ後に滝つぼに入れるのは、全国でもここぐらいらしいです。
以前、岐阜県にも山登りで行ったことがあり多少位置・地理情報もあったので、楽しくお話をさせて頂いた上に「焼き肉」の差し入れもいただいてしまいました。「ごちそうさまでした」
キャンプ場敷地内にある「飛雪の滝」。
キャンプ場に着いたのが遅くなり、少しでも明るいうちに夕食の準備をしたいためキャンプ場内探訪は、翌日へ。
暗くなると、滝がライトアップされるようです。(夜の10時ぐらいまでかな)
完全に暗くなる前に夕食準備します・・・バイクで来たためガソリンランタンの「グローブ」が壊れていて、新しいグローブを着けて焼く所から始まります。
キャンプ場に入る前に寄ったスーパーマーケット(ACOOPなち店)で調達した夕食兼晩酌用食材は・・・
大地港・キハダマグロ、勝浦港・トンボマグロせせり身、熊野牛、紀州名物・めはり寿司、スーパの握り寿司・・・
キャンプ場のコインシャワーで汗を流して就寝します。
2日目へ・・・