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[2025年4月28日]
文化財は、「文化財保護法」に基づく6つの類型に分かれます。(1)建造物・美術工芸品などの「有形文化財」、(2)演劇・音楽・工芸技術などの「無形文化財」、(3)民俗資料・風俗慣習・民俗芸能・民俗技術などの「民俗文化財」、(4)遺跡・名勝地・動物・植物・地質鉱物などの「記念物」、(5)棚田や里山のある集落、用水路が発達した水郷等などの「文化的景観」、(6)宿場町・城下町・農漁村等の「伝統的建造物群」です。
このほか、文化財の保存に欠かせない材料製作や、修理・修復の技術、地中に埋もれている文化財(埋蔵文化財)も、保護の対象となっています。
さらに近年は、地域にとって重要な、次世代に継承していくべきと考えられる文化的所産(伝統食や伝統産業)も、上記と同様にとりあつかう視点が求められています。
大淀町では、「大淀町文化財保護条例」に基づき、これらの文化財等の調査と保存・活用に取り組んでいます。
なかでも、特に貴重なものについては、詳しい調査をおこなったうえで「指定等文化財」に指定し、その保存・活用を進めています。現在のところ大淀町内には、国指定(1)、県指定(3)、町指定(17)、計件の指定等文化財があります。
また、大淀町では、指定・未指定を含めて、各地域(区・大字)固有の歴史文化を知るうえで欠かせないもの、各地域の活性化に寄与するもの、あるいは地域の人々が心のよりどころにしている、地域に根ざした有形・無形の文化財等を「地域遺産」と呼んでいます。
大淀町には、吉野・高取山系と吉野川によって育まれた歴史文化の所産として、縄文時代から今にいたるまで、さまざまな地域遺産があります。
大淀町では、町内の地域遺産が適切に保護されているかどうかを巡視し、その状況を調査したうえで、適切な措置を施しています。とくに、各種開発工事等で破壊されるおそれのある埋蔵文化財に対しては、試掘や工事立会などの緊急調査を実施し、その記録保存に努めています。
埋蔵文化財(土器など)を含む土地(遺跡)は、法律上「周知の埋蔵文化財包蔵地」と呼ばれています。「周知の埋蔵文化財包蔵地」で住宅を建てたり、土木工事などをおこなおうとする時や、開発面積が10,000平方メートルを超える開発事業をおこなおうとする場合には、町教育委員会へ事前の届出が必要になります。
開発する土地が「周知の埋蔵文化財包蔵地」内にあるときや、開発面積が10,000平方メートルを超える時には、60日前までに届出が必要となりますので、ご注意ください。なお、工事をおこなおうとする場所が、「周知の埋蔵文化財包蔵地」にあたるかどうかは、インターネットで公開されている「奈良県遺跡地図Web」で確認できるほか、町教育委員会に「遺跡地図」が置いてありますので、問い合わせてください。
また、大淀町内の「周知の埋蔵文化財包蔵地」ではないところで遺跡や埋蔵文化財を発見した場合も、すぐに町教育委員会へ連絡してください。
大淀町では、町内各地に残された歴史を詳しく調べるため、地域遺産の調査を実施しています。
調査がおこなわれた後は、その成果をひろく還元するため、調査結果を掲載した「調査報告書」を刊行しています。また、調査とあわせて、町内各地の地域遺産をひろく知ってもらえるよう、地域遺産の説明会、見学会、関連する講演会、学習会や、刊行物の出版などを通じ、地域遺産の活用にも努めています。また、関連部署間で連携をとりながら、町内にある地域遺産の情報を町内外に発信し、観光事業等への積極的な活用にも努めています。
入手方法、閲覧方法については、文化振興課に問い合わせてください。
大淀町文化財調査報告第1冊
大淀町文化財調査報告第2冊
大淀町文化財調査報告第3集
大淀町文化財調査報告第4集
大淀町文化財調査報告第5集
地図で見る大淀町の歴史と文化1
地図で見る大淀町の歴史と文化2
大淀町地域伝統文化活性化事業調査報告書
大淀町文化財調査報告第6集
地図で見る大淀町の歴史と文化3
大淀町文化財調査報告書第7集
資料集 吉野宮の原像を探る
ブックレット1 今木の里のもがり塚―保久良古墳へ行こう―
資料集 ボイス・オブ・タケル2018
資料集 吉野・熊野をつないだ偉人 岸田日出男の遺したもの
資料集 放光仏誕生
資料集 近代の吉野
資料集 わたしたちのレガシー〜地域遺産を次代へつなぐ〜
資料集「吉野のなかの大淀町 未来に伝えるレガシー」
添付ファイル
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