登録: 2013年 10月 28日
■しかく芸術の町として〜田園ホール・エローラ
1989年7月田園ホール・エローラが、埼玉県松伏町に、中央公民館のメーン施設として
オープンしました。
松伏町の町制施行20周年を記念して建設された“田園ホール・エローラ”は、日本の
代表的な作曲家である故芥川也寸志氏(1989年1月逝去)の優れた音楽的アドバイスと
プロデュースによって完成し、高度な音楽性を誇っています。
このホールは、日本初のコンピューターによるデジタル音響設計の導入により、室内楽に
もっとも適した残響時間(満席時1.9秒)に調整されており、専門家の方々から日本の
代表的なホールとして高く評価されています。
さらに、このホールには日本画の代表的な画家である後藤純男氏の絵画を展示する
ギャラリーを併設するなど、格調高い施設となっています。
“田園ホール・エローラ”は、地域文化振興の拠点として、音楽会をはじめ講演会や
各種大会に幅広く利用されています。
■しかく芥川也寸志先生と「田園ホール・エローラ」
日本が世界に誇る作曲家として、又、温厚さと誠実な人柄ゆえに、多くの人々から愛されていた
先生は、作曲家としての仕事の他、日本音楽著作権協会会長、テレビ、ラジオ、そしてアマチュア
オーケストラの育成、ホールの建設にと幅広くご活躍をなされておりました。
当町の音楽ホール建設についても、快くお引き受けくださり、音楽ホールの基本的な考え方や
ホールの重要性、演奏者としての立場からのご指導を受け、ホール建設が進められました。
そして、町民に呼びかけ、愛称選考委員会や芥川先生にご相談をし、豊かな田園をイメージし、
「田園ホール」を推薦いただきました。
そして、先生の訃報を聞くことになり、ホール建設にご指導、ご協力をいただいた先生の功績を
後世に伝え、感謝の意を込めて先生の代表的な作品である「エローラ交響曲」よりお名前を
いただき、愛称を「田園ホール・エローラ」といたしました。
■しかく建設までの経緯(以下表)
昭和59年
昭和61年
■しかく施設概要
●くろまる敷地面積/6.080.00平方メートル
●くろまる建築面積/2.472.31平方メートル
●くろまる延床面積/4,005.00平方メートル
・ホール延床面積/643平方メートル
・舞台間口/15.2メートル
・舞台高さ /12.7メートル
・舞台奥行/ 9.1メートル
●くろまる構造/鉄筋コンクリート(一部鉄骨造)地上3階
●くろまる竣工/平成元年7月
●くろまる所在地/埼玉県北葛飾郡松伏町ゆめみ野東3丁目14番地6
| 電話番号 | 048-992-1321/048-992-1001 |
|---|---|
| FAX | 048-992-1323 |