愛知県新城設楽建設事務所は、道路災害防止工事として「稲目トンネル」など4カ所のトンネルで内部補修を計画しており、設計に着手した。業務を中日本建設コンサルタント(名古屋市中区)に約2058万円で委託、内容を詰める。過去のトンネル崩落事故を教訓にした長寿命化施策の一環で、2016年度の工着手を目指す。
同事務所では、11年度に「太和金トンネル」(国道151号・東栄町振草〜豊根村上黒川間)が崩落して以降、トンネルの調査や防災対策工事を進めてきた。今回の委託では、稲目トンネルのほか、仏坂トンネル、四谷トンネル、天狗棚トンネルの4トンネルを対象に、工法など補修方法について検討、詳細を取りまとめていく。
また、天狗棚トンネルについては、補修設計と合わせ、詳細調査としてコア採取空洞調査2カ所を行う。
各トンネルの概要は次の通り。(?@路線名?A完成年度?B延長)
▽稲目トンネル(新城市連合地内)?@富栄設楽線?A1979年?B1510?b▽仏坂トンネル(新城市四谷地内)?@長篠東栄線?A71年?B608・5?b▽四谷トンネル(新城市四谷地内)?@長篠東栄線?A68年?B73?b▽天狗棚トンネル(設楽町津具地内)?@茶臼山高原設楽線?A78年?B334・5?b
提供:建通新聞社" target="_blank">