愛媛県は、松山商業高校体育館や松山工業高校本館など6件の改築のための設計委託を8月に発注する。県では学校施設の耐震化整備を進めており、2015年度に耐震改修ではなく改築する学校施設15校18棟の設計委託を7月から順次発注、9校12棟で入札手続き中。残る6校6件を8月に発注する。
6件の規模は弓削高校体育館(上島町)が鉄骨造平屋638平方?b。松山商業高校体育館(松山市旭町)が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2273平方?b。松山工業高校本館(松山市真砂町)が鉄筋コンクリート造4階建て延べ2465平方?b。長浜高校特別教棟(大洲市長浜)が鉄筋コンクリート造4階建て延べ1312平方?b。宇和島水産高校特別教棟(宇和島市明倫町)が鉄筋コンクリート造3階建て延べ918平方?b。松山南高校部室(松山市末広町)がコンクリートブロック造2階建て延べ252平方?b。
県は、学校施設の耐震化完了を17年度に設定し順次整備を進めている。このため15年度には耐震改修設計を5校7棟で実施するとともに、改築設計を15校18棟委託する。
耐震化が求められ設計などに未着手であり、次年度以降に対策が求められるのは川之江高校武道場など6校6棟となる。各施設規模は川之江高校武道場が鉄骨造3階建て延べ1578平方?b。三島高校武道場が木造2階建て延べ847平方?b。土居高校部室が鉄骨造平屋584平方?b。新居浜西高校部室がコンクリートブロック造2階建て延べ616平方?b。内子高校部室が鉄骨造2階建て延べ257平方?b。松山西中等学校部室がコンクリートブロック造2階建て延べ537平方?b。
耐震化が完了しているのは県内53校のうち新居浜東高校、新居浜南高校、小松高校、今治工業高校、伯方高校、松山東高校、松山南高校砥部分校、松山中央高校、伊予高校、大洲高校肱川分校、三瓶高校、今治東中等学校の12校。
15年度に耐震改修などを行い耐震化完了するのが新居浜工業高校、西条高校、西条農業高校、東予高校、丹原高校、今治南高校、北条高校、松山北高校中島分校、大洲高校、八幡浜高校、八幡浜工業高校、川之石高校、三崎高校、宇和高校、野村高校、三間高校、南宇和高校の17校。
提供:建通新聞社