建通新聞社四国
2009年11月06日
【香川】来年度着工で予算要望 377号山田トンネル
香川県道路課は、国道377号道路改築事業の払川工区(東かがわ市)で建設する山田トンネル(168?b)の設計を日本工営で進めており、12月に完了する。工事は2010年度着工に向けて今後、予算要望する。
山田トンネルの概要は延長168?b、車道幅員6?b、全幅員8?b、高さ7?b、ナトム工法。
払川拡幅は1996年度に事業着手した総延長3010?b、車道幅員6?b、全幅員8?b。区間は山間部の道路で、幅員が狭小で線形も悪いため大窪寺周辺をバイパスで整備するほか現道拡幅を行っている。区間内には06年に開通した大窪トンネル(322?b)や弁天橋(30?b)、上部工を建設中の払川橋(146?b)などの鋼構造物があるほか、10年度着工を目指す山田トンネルがある。
県は、同工区の12年度完成を目指しており、08年度末の進捗状況は工事が65%、用地取得が94%。1640?bが部分供用しており、残りは1370?b。
山田トンネルのほか未整備区間は起点側の旧白鳥町五名の地蔵堂付近の現道拡幅が残っている。