静岡市は、葵区の駿府城公園に天守台野外展示体験学習施設を新築する。建築、電気、衛生、空調に分離し2026年度第1四半期に発注する。規模は木造平屋260平方?b程度、予定工事費は約2億円。
施設内には、シアタールーム兼休憩室、展示室、喫茶スペース、学習・情報室、事務室、倉庫、トイレなどを設ける。CGで再現した天守台を大型スクリーンとプロジェクターで展示し、発掘作業などの体験も可能とする。工期は約8カ月間。
建設場所は駿府城公園内北西の天守台発掘調査現場付近。
大瀧建築事務所(静岡市駿河区)が26年3月16日の納期で設計を行う。24年度に実施した、学生建築デザインアイデアコンペティションの入選作品の優れた点を基に、長谷川逸子・建築計画工房が作成した図面などをベースに設計する。
建物はZEB Ready水準での設計となり、設計で意匠、敷地、外構などを対象にBIMモデルを作る。意匠は室、通路、ホールといった空間、柱や梁、床(スラブ)、基礎、耐力壁など構造体、屋根、階段、庇、バルコニー、外装、内装、内部建具、天井などが対象。
(提供・建通新聞社)