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建通新聞社
2025年09月22日

【大阪】兵庫県内建築 689社の総合ランキング

建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、?@売上高?A2カ年(または3カ年)平均完成工事高?B評点Y?C八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを5月30日時点のデータを基に独自に集計した((注記))。今回のデータは、兵庫県内に本社を置く主工種が「建築一式」の企業861社のうち建築一式の完成工事高の元請け比率が50%以上の689社を抽出。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、過去4回の調査でいずれもトップだったノバックをかわし、前川建設が初めて1位に躍り出た。
前川建設は、4項目全てトップ10入りし、評点Yで2位、建築平均完工高で3位、経営状況分析指標で4位に付けて全体の1位を獲得となった。過去の調査でトップ10に入ることがなかった経営面の2項目の点数を大きく伸ばしていることがトップに立った要因と考えられる。ノバックは経営状況分析指標でやや順位を落としたものの、売上高と建築平均完工高のトップを守り、2位にとどまった。3位の正光は経営面での好調さが伺えた。

しかくノバックが売上高、完工高の1位守る

4項目のうち、売上高は300億円を超えたノバックが1位、美樹工業が2位、200億円を超えた東海近畿クボタが3位、新井組が4位となった。この他、100億円超の企業はIHIビジネスサポート、TC神鋼不動産サービスなど10社だった。建築平均完工高は、ノバックをはじめ、ソネック、前川建設、新井組、柄谷工務店、明和工務店までが100億円を超えた。この他、50億円までに岡工務店や高階など9社が入った。上位陣に大きな変動はなかった。

しかく経営面2項目は正光がトップに

経営面について、今回は評点Y、経営状況分析指標とも正光が1位。評点Yは唯一1200点台の正光に続き、前川建設が1174点で2位。1000点台は19社あり、神崎組、神戸ビル管理、酒井工務店、金谷建設興業などが獲得した。900点台は80社あった。
経営状況分析指標では、650点以上の企業はなく、正光の649点が最高点。この他600点台は10社で、三興建設工業、酒井工務店、前川建設、神戸ビル管理、磯尾組、Kobayashiなどが続いた。500点台は195社、400点台は219社。400点未満の企業は264社あった。

(注記)売上高、建築平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標(?@純支払利息比率?A負債回転期間?B総資本売上総利益率?C売上高経常利益率?D自己資本対固定資産比率?E自己資本比率?F営業キャッシュフロー?G利益剰余金)は、経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
(注記)ランキング表は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社

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