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滋賀産業新聞
2025年09月10日

【滋賀】県湖東土木 多賀町樋田地区の急傾斜地崩壊対策

滋賀県湖東土木事務所は、地域要望等などにより多賀町樋田地区で既存の擁壁工を補助する役割の落石対策工および崩壊土砂防護柵の新設に取り組む樋田地区急傾斜地崩壊対策事業について、25年度は4月に整備予定地に係る用地測量を完了し今後の永久借地契約が順調に行けば25年度第3〜第4四半期中にも初弾として、落石対策工の設置工事と崩壊土砂防護柵工の工事計2件を発注する計画。現時点では落石対策工は全1期、崩壊土砂防護柵工は事業費や難易度から全3期を計画しており25〜26年度で落石対策工と崩壊土砂防護柵工の1期目施工をそれぞれ2ヵ年で完了した後、事業費措置が順調にいけば27年度にも残る崩壊土砂防護柵工の2期目を発注し27〜28年度の2ヵ年で施工した後、29年度にも最終工区となる崩壊土砂防護柵工の3期目を発注・施工し2ヵ年で30年度まで施工し、全体完了としたい考えだ。
整備予定用地取得に係る測量業務は24年度アーステック(長浜市)に委託し25年度4月末に完了した。設計業務は23年度関西技研(甲賀市)に委託し、多賀町樋田地先の山林部に平成初期に整備されている延長約200?bの既存擁壁工の上方に、吹付法枠一式、待受式高エネルギー吸収型崩壊上砂防護柵一式、落石対策工一式―の急傾斜地崩壊対策施設を整備するための詳細設計を期間延長し24年度完了した。
また23年度委託の地質調査は正和設計(大津市)が、路線測量は京津測量(大津市)がそれぞれ担当した。
多賀町樋田地区の犬上川南流や県道多賀永源寺線沿いの宅地等に近い急傾斜地を対象に行う急傾斜地崩壊対策事業は、同地に平成初期に整備された擁壁工施設の、現在の基準から見て不足すると思われる要素を補うための新たな急傾斜地施設の整備を地元要望などで決定。既存擁壁の上方に防護柵および落石対策工の急傾斜地崩壊対策施設を新設し機能を補助する工事手法に決定した。

提供:滋賀産業新聞

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