国土交通省松山河川国道事務所が2021年度に実施した管理橋梁(道路橋)の点検結果で、緊急に措置を講ずべき状態とされる判定区分?Wはなかったものの、早期に措置すべき判定区分?Vには14橋が該当した。5年以内をめどに対策が求められており、今後必要な機能修繕などを施す。
14橋の内訳は国道11号6橋、国道196号2橋、国道33号3橋、国道56号3橋。
国道11号では新居浜市の国領大橋側道橋下り(橋長156・7?b、幅員2?b)と尻無川橋側道橋上り(橋長10・7?b、幅員1・5?b)、西条市の加茂川橋(橋長280?b、幅員16・3?b)と猪狩橋側道橋下り(橋長33・4?b、幅員1・5?b)、東温市で斎院之瀬橋側道橋下り(橋長40?b、幅員1・5?b)と斎院之瀬橋(橋長32・5?b、幅員7?b)が対象。既に国領大橋側道橋下りと猪狩橋側道橋下り、斎院之瀬橋については補修設計に着手している。
この他、今後の補修対象となっているのは、国道196号で西条市の大曲橋(橋長22・9、幅員8?b)と崩口川橋(橋長27・1?b、幅員8?b)。国道33号では久万高原町の美川大橋側道橋上り(橋長132?b、幅員2?b)と河口橋(橋長28・5?b、幅員7?b)、新若宮橋側道橋上り(橋長7・9?b、幅員3?b)。国道56号では伊予市の犬寄大橋(橋長105?b、幅員8・5?b)、松山市の保免斜路橋松前側(橋長14・2?b、幅員1・5?b)と保免斜路橋松山側(同)。
愛媛県道路メンテナンス会議が取りまとめた県内道路橋の2021年度橋梁定期点検結果の確定値によると、管理施設数1万3200橋のうち、2492橋で点検を実施。?W判定は1橋、?V判定には松山河川国道事務所の14橋を含め255橋が該当した。?W判定の1橋は久万高原町が管理する平井橋(町道平井線)だった。
提供:建通新聞社