人類社会が将来にわたって持続的に発展していくためには、環境と調和した物質循環とエネルギーの流れを確立する必要があります。大学院工学研究科基盤工学専攻 環境数理/化学/生命科学/マテリアル工学コースでは、「ものの考え方」に焦点を当てる理学的センスと「社会に役立つ技術」を開発する合理的な工学的センスに基づいて、多角的な視点から物事を俯瞰し、環境負荷を軽減した物質の デザインとその実用化に向けた研究に取り組んでいます。次世代の基盤材料技術を担う優れた研究者、技術者の育成をめざし、新材料の創製やその特性を評価する方法・技術を教育します。
学士課程とシームレス・スムーズに連結した選りすぐりの講義群によって、学士課程で学んだ内容をさらに高度化・専門化させていきます。これによって体系化された知とその方法論を獲得することができます。これは、実践的であることは勿論ですが、生涯に渡る寿命の長い資産としての価値を持ちます。
開発・技術職に就くためには、高度な専門性が要求される時代です。6年一貫カリキュラムで学んだ高度な専門性と修士号を武器に、自分の将来の可能性・選択肢を大きく広げることができます。
博士号は研究者へのパスポートです。また企業等においても高度な研究能力を有する博士号取得者の活躍の場は広がっています。グローバルに活躍したいのであれば、博士号は大きな助けとなるはずです。博士後期課程では、大学院工学研究科基盤工学専攻 基盤工学コースまたは社会人特別コースに所属することになります。
Special Scholarship Program (SSP) による経済的なフルサポートを利用して、勉学・研究に集中することができます。