くらしが育んだ「里」を未来へ
人々のくらしに育まれてきた健やかで美しい「にほんの里」100選。
各地のニュースや活動、特色や所在地――里からの発信をお届けします。
石積みの棚田群が24カ所。日当たりの良い斜面には茶畑や花木畑もある。大型望遠鏡を備えて「星のふるさと」をアピールする。
※(注記) 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。
※(注記) 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。
2016年05月02日
玉露の茶畑と棚田に星
5月、星野村は茶摘み最盛期を迎える。上質なお茶として定評のある「八女(やめ)茶」の中で最高峰の「玉露」も生産、全国茶品評会で度々日本一に輝く常連だ。
旧星野村は2010年2月、近隣2町1村とともに八女市に編入合併した。八女地域は筑後川と矢部川の清流に挟まれた土地。山間地の星野村は寒暖の差が大きく、霧が朝夕に多く発生する。良質な茶を栽培するのに最適な気象条件に恵まれている。
茶畑と並んで星野村の風景を特徴づけるのが石積みの棚田。24カ所にあり、棚田を彩るヒガンバナの美しい鹿里(ろくり)地区では毎年秋、「彼岸花まつり」が開かれる。
星空の美しさも全国有数。口径65cmの反射望遠鏡を備えた文化施設がある。
(グリーンパワー2016年5月号から転載)