くらしが育んだ「里」を未来へ
人々のくらしに育まれてきた健やかで美しい「にほんの里」100選。
各地のニュースや活動、特色や所在地――里からの発信をお届けします。
町ぐるみで「ブナ北限の里づくり」を推進。観察会やフットパスを通じ、自然の恵みやブナ林の役割を考える取り組みが続く。
※(注記) 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。
※(注記) 車ナビは、里を訪れる際の目標ポイントを数値化したマップコードで、()内が施設名や地点です。地図では★で示しました。カーナビのマップコード検索で利用できます。
2017年02月18日
●くろまる熱郛川沿いのフットパス
東京・新宿で2月18日に開かれた北海道黒松内町を紹介する催しで、鎌田満町長が町を紹介されました。産業としては酪農が盛んな土地柄で、クリームチーズなどは、お土産として人気があるようです。農地などの間をたどるフットパス(里道)ツアーも実施されています。豊かな自然を大切にする施策にも積極的で、日本ナショナルトラスト協会の協力を得て、歌才湿原の土地を保全目的で取得しました。また朱太川ではアユの放流をやめて天然アユの繁殖を促す方向に切り替えました。その結果か、昨年は全国グランプリを獲得するほどの、おいしいアユが育つようになりました。統一した農村景観を守るための景観条例もあり、「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。また、さまざまな施設が立地する福祉のまちでもあり、入所者や職員などの関係者で町民の3分の1を占めるほどになるそうです。「ブナ北限の里づくり」を掲げる町ですが、そのほかにも特色ある町づくりが進んでいるようです。(森林文化協会)
2015年09月02日
散策楽しブナ北限の里
日本の温帯を代表する樹種ブナ。北限の自生ブナ林のある町として「ブナ北限の里づくり」を進めている。
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