くらしが育んだ「里」を未来へ
人々のくらしに育まれてきた健やかで美しい「にほんの里」100選。
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牧丘町の高原は一面のブドウ畑。住民は1次産業主体に暮らす。八幡地区にはさらにモモなどの果樹やコメ、古い切妻型の民家も。
※(注記) 交通アクセスや店舗情報などは、お出かけ前にご確認ください。
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2016年01月06日
果物とともに暮らす里
「巨峰の丘」と名付けられた一面のブドウ畑。秋の収穫期には約20カ所の果樹農園でブドウ狩りや直売がある。参加賞は巨峰という「山梨市巨峰の丘マラソン大会」も開かれ、多くの人でにぎわう。
甲府盆地の北東に位置し、北端には頂上で3県境が交わる日本百名山の甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)(2475m)がそびえる。笛吹川の上流域に開かれた高原の里だ。2005年に山梨市、牧丘町、三富村の3市町村が合併し、新「山梨市」となった。
モモが特産の八幡地区には古い切妻造(きりづまづくり)の民家が目立つ。石垣に囲まれた棚田と相まって山里の美しい景観を見せる。
市内には果物のテーマパーク「笛吹川フルーツ公園」も。イチゴは冬から収穫期。1年中、果物とともに暮らす里だ。
(グリーンパワー2016年1月号から転載)