今般、自立支援局主催、各センター研修担当者の企画・立案により、教官研修会を実施しました。
本研修会は、一昨年度まで実施されていた自立支援局教官研修会(教科教育研修会、実践教育研修会)と、教官特別研修会を一本化して、更なる充実を図ることとして企画されたものです。開催期間は、昨年より1日多い4日間とし、理療教育に携わる教官の指導技術の向上及び業務遂行上必要な幅広い知識の習得を目的として実施いたしました。
メインテーマは、「理療教育が直面する課題の解決に向けて」とし、全国4センターの教官が交流を持ちつつ、講演、シンポジウム、各センターの取組発表、活動報告に積極的に参加しました。
今年度は、1日目の職員の服務と倫理に関する講演から始まり、2日目の障害者差別解消法や改正雇用促進法で定める合理的配慮に関する講演では、合理的配慮の具体的な事例が紹介され日々の支援に役立つ内容が話されました。
2日目午後のシンポジウムでは、施術者に期待する要件について、施術者を雇用する側の視点から活発な意見が出されました。
3日目には、実技授業に関連した個別支援をテーマとして各センターの取り組みに関する発表が行われた他、情報提供として、女性利用者を理療教育に受け入れるための実技上の配慮事項と学習環境について、各センターの先生方と情報共有することができました。
最終日の4日目には、理療教育界を取り巻く状況として専修学校における「はり」と「きゅう」の実技評価での第三者評価の取り組みについて事例が紹介され、参加した教官も真剣に聞き入っていました。
写真1「職員の服務と倫理」鈴木課長補佐の講演
[画像:「職員の服務と倫理」鈴木課長補佐の講演]写真2「障害者差別解消法及び改正障害者雇用促進法が定める
合理的配慮について」 川島 聡先生による講演
写真3「鍼灸臨床におけるOSCEの現状と理療教育界を取り巻く状況」
菅原 之人先生による講義