自民党派閥の裏金問題をめぐる一連のスクープと関連報道
日本新聞協会は9月4日、2024年度の新聞協会賞を朝日新聞社の板橋洋佳氏らに贈ると発表しました。
朝日新聞社は、自民党安倍派が政治資金パーティーで組織的に巨額の裏金を作り、所属議員に還流していた事実を2023年12月1日付朝刊で特報しました。
他の派閥でも同様の裏金作りが行われていたことや、有力政治家の裏金受領などを次々と明らかにするとともに、政治とカネを巡る構造を多角的に掘り下げました。一連の報道は、裏金問題の解明を終始リードし社会に強いインパクトを与えました。
自民党の派閥解体や政治資金規正法の改正など政治の流れに大きな影響を及ぼし、権力監視の役割を果たした報道として高く評価されました。
<受賞者>
朝日新聞社
自民党派閥裏金問題取材班
(代表)東京本社編集局社会部次長
板橋洋佳(いたばし・ひろよし)氏
(2024年9月4日)