平成27年請願第2号


厚 生 常 任 委 員 会
請 願 番 号 請 願 第 2 号 受理年月日 平 成 2 7 年 9 月 1 4 日
子どもの医療費無料化を中学校卒業まで引き上げることを求める
請願
【請願の趣旨】
総務省が今年の『子どもの日』に合わせて発表した15歳未満
の子どもの推計人口は、
前年より16万人少ない1617万人で、
1982年から34年連続の減少となり、少子化の進行に歯止め
がかからない実態が改めて浮き彫りになっています。現在、子ど
もの貧困が大問題になっており、政府の調査でも6人にひとりの
子どもが貧困状態にあると言われています。貧困状態におかれた
子どもたちは、食事も満足にとれず、病気になっても十分な治療
が受けられないなど健康が脅かされています。子どもの将来がそ
の生まれ育った環境で左右されず、どの子も等しく治療を受けら
れる環境をつくることは政治の責任ではないでしょうか。
子どもが病気にかかったとき、お金の心配なく病院にいける事
は、早期発見・早期治療につながり、重症化を防ぎ、さらには医
請願の件名
療費の軽減にもなります。
県の『乳幼児医療費助成事業の助成状況(平成27年4月1日
現在)』調査によると、県内でもすでに、入院では中学校卒業ま
でが12自治体、小学校卒業までが7自治体で、通院でも、中学
校卒業までが8自治体、小学校卒業までが4自治体で実施されて
います。新富町では高校卒業まで入院・通院ともに助成が始まる
など、県内でも無料化の動きが広がっています。
子どもは未来の社会を作り支えていく宝です。子どもの医療費
を保障することは、大きな子育て支援となります。宮崎県におい
ても、安心して子どもを産み育てられる環境を整えるために、中
学校卒業までの医療費を無料にしていただきたく、請願します。
【請願事項】
1.子どもの医療費を中学校卒業まで無料にすること
2.子どもの医療費無料化を国の制度とするよう、国への意見書
を提出すること
紹 介 議 員 来住 一人 満行 潤一 前屋敷 恵美
摘 要

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