Microsoft Word - 様式2_調達仕様書(農業工業高校電子計算組織)_20230721


宮崎県
令和 5 年度農業・工業高校コンピュータ
教室用端末賃貸借 調達仕様書
令和5年9月
宮崎県教育庁高校教育課
目次
1. 本業務の背景と目的........................................................................................................ 1
1.1. 背景と目的 ........................................................................................................................ 1
2. 本業務の内容................................................................................................................. 1
2.1. 対象範囲........................................................................................................................... 1
2.1.1. 賃貸借対象機器.......................................................................................................... 1
2.2. スケジュール...................................................................................................................... 1
2.2.1. 賃貸借期間 ................................................................................................................ 1
3. 機器賃貸借要件 ............................................................................................................. 1
3.1. 機器調達........................................................................................................................... 1
3.1.1. サーバ機器 ................................................................................................................ 1
3.1.2. クライアント端末........................................................................................................... 2
3.1.3. プリンタ等出力機器 ..................................................................................................... 3
3.1.4. マイクスピーカー等 ...................................................................................................... 4
3.1.5. 提示装置関連ほか....................................................................................................... 4
3.1.6. ネットワーク機器 .......................................................................................................... 6
3.1.7. 机/椅子.................................................................................................................... 6
3.1.8. ソフトウェア ................................................................................................................. 6
3.2. 据付・調整等...................................................................................................................... 7
3.2.1. セットアップ................................................................................................................. 8
3.2.2. 設置・接続.................................................................................................................. 8
3.2.3. 動作確認.................................................................................................................... 9
3.2.4. バックアップ ................................................................................................................ 9
3.2.5. 成果物....................................................................................................................... 9
3.2.6. 納品形態及び部数 .....................................................................................................10
4. 保守要件 ......................................................................................................................10
4.1. 基本要件..........................................................................................................................10
4.2. ソフトウェア保守要件..........................................................................................................11
4.3. ハードウェア保守要件 ........................................................................................................11
4.4. 保守における成果物 ..........................................................................................................11
4.5. 納品形態及び部数 ............................................................................................................11
5. その他留意事項.............................................................................................................12
5.1. 調達機器に係る留意事項 ...................................................................................................12
5.2. 賃貸借期間満了の作業に係る留意事項 ...............................................................................12 11. 本業務の背景と目的
1.1. 背景と目的
宮崎県(以下、本県という。)は、教室の端末整備事業について、「学習指導要領」および「学校教育の情報化
の推進に関する法律(令和元年法律第 47 号)」の趣旨を踏まえ、安定したシステムの稼働を目指し、定期的に
機器を入替え活用することを予定している。
上記背景により、本県では農業・工業高校コンピュータ教室用端末について、賃貸借での調達を検討してい
る。
2. 本業務の内容
2.1. 対象範囲
2.1.1. 賃貸借対象機器
本件における調達範囲を下記に示す。
表 2-1-1 本業務における調達範囲
区分 本システム
調達対象について
調達範囲 特記事項(調達範囲に含まない場合の扱い等)
機器
サーバ機器 調達範囲に含む
クライアント端末 調達範囲に含む
プリンタ等 調達範囲に含む
構築
役務等
セットアップ 調達範囲に含む
設置・接続 調達範囲に含む
動作確認 調達範囲に含む
バックアップ 調達範囲に含む
2.2. スケジュール
2.2.1. 賃貸借期間
賃貸借期間は令和6年1月1日(月)から令和10年12月31日(日)までの 60 ヶ月とする。
3. 機器賃貸借要件
設置する機器について、以下を実施すること。
3.1. 機器調達
3.1.1. サーバ機器
表 3-1-1 サーバ機器必要スペック一覧
区分 スペック 数量 備考
ファイルサーバ(NAS) ・OS:Linux ベースの OS を搭載していること
・搭載ドライブ:4 基以上
・対応 RAID:6/5/10/1/0
(注記)RAID5 利用時は約 1.5TB の容量で利用できること
・LAN 端子:2 つあり、1 つは 2.5GbE ポートであること11汎用サーバ ・WindowsServer2022Standard を搭載していること
・CPU:XionB 3204 1.9GHz 1P6C 以上
・メモリ:16GB ×ばつ2(ミラーリング構成)であること3 2
区分 スペック 数量 備考
・USB 日本語キーボード/マウスパットを付属すること
・液晶モニター:21.5 インチ以下
スイッチングハブ ・全ポート 2.5Gbps 対応であること
・ポート数:5 ポート以上
・筐体等:ファンレスで金属製であること
・レイヤー2 対応であること14無停電電源装置(UPS) ・(NAS 用)出力容量:500VA300W 以上 11
・(Server 用)出力容量:750VA680W 以上 3
・自動シャットダウンソフトに対応し、設定を行うこと
・リースの期間内にバッテリーの交換ランプが点灯した場合
は、そのバッテリーおよび交換の費用も含む
バックアップ用HDD ・容量:2TB
・接続:USB
・NAS/Server のデータを自動的にバックアップする設定を
行うこと14用途/設定等 (NAS)パソコン教室内の共有データ保管場所として利用
(Server)共有データ保管場所および、CAD システムの運用
のために利用
・PC 教室に届く校内 LAN と有線接続し、2 つのセグメントで
の利用が可能であること。またその設定を含む
3.1.2. クライアント端末
パソコンの数量は 468 台(1デスクトップ 424 台2ノート型(注記)高性能タイプ 44 台)
必要スペックは以下のとおりとする。
表 3-1-2 クライアント端末必要スペック一覧
区分 必要スペック 備考
1 筐体等(デスクトップ型) ・デスクトップ型:省スペース 424 台
OS ・Windows 11 Pro (64bit) 日本語版
CPU ・インテル Core(TM) i5 プロセッサ相当以上または同等品。
メモリ容量 ・8GB 以上装備すること
HDD 容量 ・SSD:256GB 以上装備すること。
・空きメモリスロットがあり、増設ができること
画面サイズ ・デスクトップ型1:42 台整備教室は 21.5 型ワイドモニターを付属す
ること
(注記)モニターはスピーカー付であること
(注記)先生機はマルチモニター仕様とし、モニターを 1 台追加すること
・デスクトップ型2:CAD 整備教室は 23.8 型ワイドモニターを付属す
ること
(注記)モニターはスピーカー付であること
(注記)先生機はマルチモニター仕様とし、モニターを 1 台追加すること
その他 ・LAN:有線/無線の両方に対応すること
(注記)無線対応は USB 子機等の外付け機器の設置は不可
・USB ポート:4 ポート以上(注記)内 2 つ以上は USB3.2 対応
・デスクトップ型は USB 接続の日本語キーボードを付属すること 3区分 必要スペック 備考
・光学式マウス/マウスパットを付属すること
用途/設定等 ・有線/無線のどちらでも利用可能な設定を行うこと
・指定されたソフトウェアおよび学校保有のものやフリーソフトについ
ても納入校との打ち合わせの上、インストール作業を実施の上納品
すること
2 筐体等(高性能ノート型) ・ノート型高性能モデル 44 台
OS ・Windows 11 Pro (64bit) 日本語版
CPU ・インテル Core(TM) i7 プロセッサ相当以上
メモリ容量 ・16GB 以上装備すること
HDD 容量 ・SSD:512GB 以上装備すること。
画面サイズ 液晶 15.6 型以上
・先生機はマルチモニター仕様とし、21.5 インチ以上のモニターを 1
台追加すること
グラフィックボード NVIDIA® RTX A1000 6GB 以上
その他 ・WEB カメラ付であること
・LAN:有線/無線の両方に対応すること
(注記)無線対応は USB 子機等の外付け機器の設置は不可
・USB ポート:4 ポート以上(注記)内 2 つ以上は USB3.2 対応
・光学式マウス/マウスパットを付属すること
(特別付属品)
充電保管庫
以下の条件を満たす充電保管庫を付属すること
・22 台のノート型コンピュータの保管ができること
・輪番充電ができること
・キャスター付きであること
・鍵ができること
2 台
3.1.3. プリンタ等出力機器
表 3-1-3 プリンタ必要スペック一覧
区分 必要スペック 備考(数量)
タイプその1 A3 カラー複合機 6 台
印字解像度 ×ばつ1200 dpi 以上
印刷速度 A4 カラー/モノクロともに 23 ページ/分以上(A4片面)
最大用紙サイズ A3 以上
給紙方法
・給紙トレイが 4 つあり、最下段はキャスター付で床に直置きが可
能なこと
・手差しトレイがあること
インターフェース
有線・無線・USB
(注記)有線と無線は別セグメントで設定を行うこと
両面対応 両面印刷/両面コピー対応であること
スキャナー RADF 付のフラットベッドスキャナーであること
OS 対応 ChromeOS/Windows/Mac からの印刷が可能であること
その他
・コピー機能があること
・5 年間はメンテナンス品の無償提供を含む無償保証が付いて 4区分 必要スペック 備考(数量)
いること
タイプその2 A3 ノビ対応モノクロインクジェット(エコタンク搭載タイプ) 16 台
解像度 ×ばつ1200 dpi 以上
印刷速度 A4 カラー24 枚/モノクロ 38 ページ/分以上(A4片面)
最大用紙サイズ A3 以上
給紙方法
・カセット(250 枚以上)
・背面トレイ(A3 ノビ対応 20 枚以上)
インターフェース 有線・無線・USB
両面対応 両面印刷対応であること
その他
・コピー機能があること
・耐久性が 10 万ページまたは 5 年以上のこと
タイプその 3 A1 ノビ対応カラーインクジェットプリンタ 6 台
解像度 ×ばつ1440 dpi 以上
印刷速度 A1 ポスター約 28 秒/CAD 約 30 秒
最大用紙サイズ ロール紙 150mm 以内
給紙方法 ・単表紙/ボード紙の手差し/ロール紙
インターフェース 有線 LAN・USB
その他 専用のスタンド付であること
3.1.4. マイクスピーカー等
表 3-1-4 マイクスピーカー等必要スペック一覧
区分 必要スペック 備考(数量)
品名 ワイヤレスマイク付スピーカー 12 台
ワイヤレスマイク
・2 本のワイヤレスマイクが付いていること
・2 本のマイクを同時に利用できること
端子
・2 本の有線マイクを接続できること
・パソコン等の出力端子と接続し音を出せること
最大出力 20W 以上
電源 AC 電源の他、電池でも駆動可能であること
3.1.5. 提示装置関連ほか
表 3-1-5 提示装置関連ほか必要スペック一覧
品名 書画カメラ 14 台
総画素数/解像度 1300 ×ばつ3120 以上
撮影速度 60fps
ズーム デジタル 16 倍ズーム以上
出力端子 HDMI:タイプ A 5USB:TypeC
RGB:アナログ RGB(miniDSUB15pin)
設置 カメラ底部にマグネットを搭載し自在な設置ができること
品名 単焦点プロジェクター 1 台
画面/解像度 WXGA
光源 レーザー
有効光束 4,000lm 以上
コントラスト 2,500,000:1
入出力端子 (入)×ばつ2、アナログ RGB(miniDSUB15pin)×ばつ2、音声/
映像入力
(出)アナログ RGB(miniDSUB15pin)、音声
スピーカー出力 16W 以上
(特別付属品)
設置台
以下の条件を満たすプロジェクターを置く設置台を付属すること
・天板の上下調節が可能であること
・プロジェクターの落下防止のガードが付いていること
・中棚があること
・ケーブル収納ボックスがあること
・キャスター付きであること
品名 天吊り型プロジェクター 13 台
画面/解像度 WXGA
光源 レーザー
有効光束 4,500lm 以上
コントラスト 2,500,000:1
入出力端子 (入)×ばつ2、アナログ RGB(miniDSUB15pin)×ばつ1、音声/
映像入力
(出)アナログ RGB(miniDSUB15pin)、音声
スピーカー出力 16W 以上
(特別付属品)
天吊金具
・天吊金具を付属すること
・設置(電源確保・映像スイッチャーまでの配線を含む)
品名 天吊スクリーン 14 台
サイズ HDサイズで投影時に 100 インチ以上であること
生地 防炎品であること
その他
・スクリーンを巻き上げた際に筐体ケース内に収納できる構造で
あること
・巻き上げの際に急激なショックを緩和させる構造であること
品名 映像スイッチャー 14 台
特徴 ・専用アプリを使わず無線で各種デバイスと接続できること
iPad、mac、Chromebook、Windows デバイス
・書画カメラからの投影が可能なこと
入出力端子 ×ばつ1
無線入力:Airplay、Miracast、Chromecast 対応
解像度 ×ばつ1080P 以上
付属品 ・リモコン付であること 6品名 トータルステーション 2 台
基準品 ソキア トータルステーション IF-105F
仕様 基準品と同等以上の機能を有するもの
付属品
・ピンボールプリズム
・三脚
3.1.6. ネットワーク機器
表 3-1-6 ネットワーク機器必要スペック一覧
区分 必要スペック 備考(数量)
品名 無線 LAN アクセスポイント 15 台
性能
・Wi-Fi6 対応でトライバンド方式であること
・最大 500 台の端末を接続できると公言された品であること
・VLAN 対応であること
設置
・既存のアクセスポイントの入替えを行うこと
・壁面に設置すること
・学校で利用されている 3 つのネットワークセグメントの利用が可
能な設定を行うこと
・都城工業高校は 2 つの教室(既設の PC と製図室)に、それぞ
れアクセスポイントを設置すること
3.1.7. 机/椅子関連
表 3-1-7 机/椅子関連等必要スペック一覧
品名 フラップテーブル 28 台
形状 長方形
サイズ 幅 ×ばつ奥行 ×ばつ高さ 700mm 程度
その他
・折り畳み収納が可能であること
・キャスター付であること
・両脇にカバン等が吊り下げ可能なフックがあること
品名 講義用チェア 24 台
形状 スタッキング収納が可能であること
特徴
・キャスター無しであること
・背もたれ付であること
品名 丸椅子 24 台
形状 10 脚までのスタッキング収納ができること
特徴 ・座面の色が「青」であること
3.1.8. ソフトウェア
表 3-1-8 ソフトウェア必要スペック一覧
区分 必要スペック 備考(数量)
統合ソフト MicorosoftOffice(最新)
468 台分の作業
(包括ライセンスあり・
設定のみ) 7区分 必要スペック 備考(数量)
画像動画編集 Adobe Creative Cloud (60 月利用可能品) 336 台
デザインソフト 3D マイホームデザイナーPro 44 台
建築 CAD システム ARCHITREND ZERO 22 セット 1 校分
土木 CAD システム 武蔵 A 22 セット 2 校分
土木 CAD システム DEKISPART 現場大将 1 校分
授業支援システム
・集中管理ができること
・復元機能があること
・復元の際に WindowsUpdate を含む各種ソフトウェアのアップデ
ートは適用された状態で残ること
・サーバ機が不要であること
・端末に個別の IP アドレスを付与することなく利用が可能である
こと
・以下の管理操作ができること
モニタリング・電源管理・画面ロック・起動・一斉操作・リモート操
作・生徒機への画面配信
446 台
3.2. 据付・調整等
機器等の納入については、機器搬入・組み立て・据付・結線作業など、すべての作業を含むこと
納入した機器等に関する箱・梱包材については撤去すること。
必要に応じて、機器間及び校内ネットワークのネットワーク機器と機器をつなぐケーブル類の配線並
びに接続を行うこととし、接続に際しては、以下を留意すること。
(注記)事前に対象となるネットワーク管理業者との調整を行うこと。
(注記)接続したケーブルはタグの取付けを必ず行うこと。
ケーブルの配線は、運用・保守作業を考慮し、邪魔にならないような整理・工夫をすること。
機器の据付・調整は、事前に高校教育課にスケジュール(打ち合わせ/納入日)を提出すること。学
校との打ち合わせが完了ののちにその記録を再度提出の上、承認を得たうえで据付・調整を行うこ
と。
有線/無線の利用については学校の希望に委ねるが、いずれでも利用できるように設定を行うこと。
天吊プロジェクターについては電源および映像スイッチャーまでの配線を行う事とし、そのケーブル
等の附帯品も負担すること。
宮崎工業高校の 2 教室については音声マイク装置および中間モニターシステムが既存設置のものを
再利用する予定であるため、それらの機器が連携して利用可能なように設定を行うこと
既存の埋め込みの LAN ケーブルの利用は可能だが、HUB は既設の品と同等以上のものに交換する
こと
設置したコンピュータの IP アドレスは DHCP で割り振られた動的 IP アドレスで接続するように設定を
行うこと
無線接続については、納入機器は SSID「Wi-Fi himuka」に接続し、プリンタについては個人所有の
SSID「Wi-Fi BYOD」に接続された機器からの印刷も可能な設定を行うこと。また個人所有の機器から
の印刷方法について、簡易的なマニュアルを作成し提供すること
設置機器は不正端末検知排除システム「イントラガーディアン」への登録を行うこと
都城工業高校は現在 PC が設置してある教室とは別に、製図室でも利用できるようにアクセスポイント
を設置すること(注記)配線を含む 8据付のイメージ
3.2.1.セットアップ
調達した機器が、コンピュータ教室として機能するように各種設定等を行うこと。下請け会社が設置を行った
場合もセットアップ後の動作テスト、総合テスト、受入テストは受注者がかならず立会いを行い、必要に応じて性
能改善や運用改善を実施すること。なお、ソフトウェアのインストール、環境設定時には、設定に必要な項目一
覧を提示し、それに対して本県が指示する内容でインストール・設定を行うこと。
3.2.2. 設置・接続
調達したサーバ機器・端末・プリンタ等を以下の学校に表の数量で設置すること。
表 3-2-2 設置校および設置数一覧
物品の設置場所
高校/中等教育学校 住所
宮崎農業高等学校 宮崎県宮崎市恒久春日田1061
都城農業高等学校 宮崎県都城市祝吉1丁目5番地1
高鍋農業高等学校 宮崎県児湯郡高鍋町上江1339-2
宮崎工業高等学校 宮崎県宮崎市天満町9-1
都城工業高等学校 宮崎県都城市五十町2400
日向工業高等学校 宮崎県日向市平岩8750
延岡工業高等学校 宮崎県延岡市緑ヶ丘1丁目8-1 9設置数量 (太字の学校については中間モニターシステムの買取り品有り)
3.2.3. 動作確認
機器セットアップ後の動作確認を、担当職員の立会いの下で実施すること。 また後日、県で実施する納入検
査についても立ち会い、説明を求められた際の回答を行うこと。
3.2.4. バックアップ
ソフトウェアのサーバへのインストール、環境設定、動作確認完了後、バックアップ装置にバックアップを実施
し、バックアップからのリストア手順書を作成し、納入すること。
3.2.5. 成果物
納品時の成果物について、以下「納品におけるドキュメント一覧」に示す。
また、リースの期間は、媒体破損、データ及びプログラム不良による納入物の再作成及び修正を保証できるよ
うに、受託者の責任において納入成果物の複製物を保管すること。
納品物件は、検収直前に整備するのではなく、納品物件の整備方法について本業務開始当初に本県と協議
のうえ定め、日常の保守において適宜・適切に整備し、本県の求めに応じていつでも内容を確認できるようにし
ておくこと。
表 3-2-5 納品におけるドキュメント一覧
作成ドキュメント 内容 提出先
機器一覧表(電子媒体) 機器等の一覧をまとめたもの 高校教育課
設置校
配線系統図、機器設定情報 全体の系統図、機器の設定情報(IP アドレス、フォ 高校教育課 10作成ドキュメント 内容 提出先
(電子媒体) ルダ構成、管理者登録など) 設置校
機器の取扱い説明書(電子
媒体及び紙媒体)
取扱い説明書(メーカー等の説明書で代用可能) 高校教育課
設置校
検査書・マニュアル等 納入時の検査の写し 高校教育課
・Wi-Fi BYOD 接続器からの印刷方法
・バックアップからのリストア手順書
高校教育課
設置校
機器等の保証書、ライセンス
証書
保証書、ライセンス証書 高校教育課
緊急時対応手順書 緊急時の対応方法、連絡先を記載したもの 高校教育課
設置校
消耗品一覧 消耗品およびスポットで調達する場合の連絡先 高校教育課
設置校
納品書 納品物の一覧 高校教育課
設置校
3.2.6.納品形態及び部数
紙で 2 部(正本、副本)、電子で 1 部納入すること。
なお、電子データ提出時には、発注者が指定する納品書を合わせて提出するものとする。
電磁的記録媒体による納品について、Microsoft Word 、Microsoft Excel 、Microsoft Power Point で読み込
み可能なファイル形式で作成し、CD-R 又は DVD-R の媒体に格納し、成果品作成完了時点で最新のウイルス
に対応したウイルス対策ソフトによりチェックを行い、使用したウイルス対策ソフト、チェックを実施した日付を明示
した上で納品すること。また、成果物の作成に当たって、特別なツールを使用する場合は、高校教育課の承認
を得ること。
4. 保守要件
4.1. 基本要件
納入設置後の機器等に対し、リース契約の 5 年間の保守を行えるようにすること。
(1)信頼性の高いサポート体制により、機器等が正常に稼動するため必要な保守作業を行うこと。
(2)障害発生時の対応
(ア)学校からの障害連絡を下表の時間帯で受け付け、対応予定を速やかに伝えること。
(イ)保守部品(付属品を含む)を障害連絡の翌営業日までに供給が可能なこと。
(3)障害回復作業、保守作業の後に、内容や障害の原因等を文書で高校教育課へ報告すること。
(4)契約期間中はネットワーク運用保守する事業者からの機器に関する問い合わせに対応すること。
(5)契約期間満了時には調達機器を設置場所から撤去するとともに、機器内に残存するデータを完全に消
去すること。
表 4-1-1 機器の保守対応時間
項目 対応時間
機器の保守・管理
月曜から金曜の 8:45〜17:30
(注記)土日祝日及び年末年始(12 月 29 日〜1 月 3 日)を除く。
表 4-1-2 目標復旧時間 11項目 目標時間
一次切り分け/現地到着 学校からの連絡を受けて 5 時間以内
障害復旧完了 原則、障害発生から 48 時間/2 日以内
4.2. ソフトウェア保守要件
(1)サポート期間が満了しても次のバージョン又は代替ミドルウェア・ソフトウェアによりシステム環境の維持が
可能であること。
(2)将来的に供給が継続される可能性が高いものであること。
(3)不正利用に対する対策がなされているものであること。
(4)機能的な不具合の修正、ソフトウェア導入作業をする場合の時間やプロダクト管理方法等、業務ソフトウェ
ア、OS、ミドルウェア等ソフトウェアに係る保守手順を定義し、サポート体制を明確にすること。
4.3. ハードウェア保守要件
(1)機器障害時の故障判定箇所特定、原因調査、復旧作業の切り分け等、サーバ、周辺機器、ネットワーク
機器等ハードウェアに係る保守手順を定義し、サポート体制を明確にすること。
(2)年に 1 度(以上)の点検を実施するとともに、予防的交換が可能な準備を行うこと。
4.4. 保守における成果物
保守における成果物について、以下「保守におけるドキュメント一覧」に示す。スケジュールは当該一覧の「納
入時期」を目安とし、承認を得て納品するものとする。
また、リース期間は、媒体破損、データ及びプログラム不良による納入物の再作成及び修正を保証できるよう
に、受託者の責任において納入成果物の複製物を保管すること。
納品物件は、検収直前に整備するのではなく、納品物件の整備方法について本業務開始当初に本県と協議
のうえ定め、日常の保守において適宜・適切に整備し、本県の求めに応じていつでも内容を確認できるようにし
ておくこと。
表 4-4 運用保守工程におけるドキュメント一覧
作成ドキュメント 内容 納入時期
問合せ等記録表 本県からの問い合わせ、納品機器に関するメーカー等への問合
せ記録をまとめたもの
年1回
作業対応記録表 定期点検や部品交換などの記録をまとめたもの 年1回
障害報告書兼復旧
完了報告書
障害報告、復旧完了報告等をまとめたもの 必要時
4.5. 納品形態及び部数
紙で 2 部(正本、副本)、電子で 1 部納入すること。
なお、電子データ提出時には、発注者が指定する納品書を合わせて提出するものとする。
電磁的記録媒体による納品について、Microsoft Word 、Microsoft Excel 、Microsoft Power Point で読み込
み可能なファイル形式で作成し、CD-R 又は DVD-R の媒体に格納し、成果品作成完了時点で最新のウイルス
に対応したウイルス対策ソフトによりチェックを行い、使用したウイルス対策ソフト、チェックを実施した日付を明示
した上で納品すること。また、成果物の作成に当たって、特別なツールを使用する場合は、本県の承認を得るこ
と。 125. その他留意事項
5.1. 調達機器に係る留意事項
同一の納品物に関しては、特段の理由がない限り全て同一機種(同一型番)の製品を選択し、納品すること。
また、原則として入札時点で製品化されていること。入札後に発売される新製品にて入札を実施する場合、本
県の求める仕様を満たすことの証明及び納品までに製品が発売され、本県に納入が可能であることを証明する
文書を本県に提出すること。
5.2. 賃貸借期間満了の作業に係る留意事項
賃貸借期間満了後、本県が一部の機器の買取を求めた場合はその求めに応じること。
受託者が機器を回収する場合、保存受託者の責任において対象機器内に保存されているデータについて、
完全に消去すること。消去における手法については受託者が最適と判断する方法を元に本県と協議し、合意し
た手法を用いること。また、本作業完了後、データ消去を証明する文書を本県に提出すること。

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